中国の桂林の街角で、裸の画家が絵を描いていた。いかにも大胆不敵な姿形で、絵筆を持って、カアッと気合を入れてキャンパスに塗りこむ。初めは見世物芸かとおもっていたが、れっきとした画家で抽象画のような作品だった。まるで仁王様のような風体で、道行く人も興味を持って立ち止まる。
裸の大将、山下清の中国版みたいだが、画家として本物か偽者かよくわからなかった。
桂林と言えば璃江下りだが、観光地としては居心地がいいのか、けっこう外人の人が長期で滞在しているようだ。レンタサイクルであちこち回ったが、水墨画の世界は遠くからの方がいい風景で、近いとそっけない山の集まりでもある。
きっと早朝や夕方のある瞬間だけに、自然美の空間が広がるのだろう。桂林で蛇や蛙など食べようかと思ったが、無理だった。中国の食を考えると、私はいかにもか弱い日本人である。
裸の大将、山下清の中国版みたいだが、画家として本物か偽者かよくわからなかった。
桂林と言えば璃江下りだが、観光地としては居心地がいいのか、けっこう外人の人が長期で滞在しているようだ。レンタサイクルであちこち回ったが、水墨画の世界は遠くからの方がいい風景で、近いとそっけない山の集まりでもある。
きっと早朝や夕方のある瞬間だけに、自然美の空間が広がるのだろう。桂林で蛇や蛙など食べようかと思ったが、無理だった。中国の食を考えると、私はいかにもか弱い日本人である。