今日の暦には、「針供養の日」とある。
針の供養は江戸時代から、針の労をねぎらい裁縫上達を祈る祭りとして広まったそうである。昔の針仕事は女性にとって大事な仕事の一つであったのである。
一方、暦には載っていないが、69年前の12月8日は、「太平洋戦争開戦日」である。
人間、得てして嫌なこと、悪しきことは忘れ去りたく、良いこと、楽しかったことはよく覚えているものである。しかし、69年前のこの日のことは、我々の年代ですら忘れがちである。
ましてや若い世代では、未履修のこともあり、ほとんどの方は頭の片隅にもないのでは?・・・もっとものことである。このせちがない時代を生き抜くことは至難なことであり、過去のことより、“今この時をどう生きるか”のご時勢である。
そのことを知りつつも、敢えて「69年前の今日」を再現する。
勿論私も乳飲み子であり、この日のことは知る由もなく、長じて知った出来事である。
当日の再現である。朝から、ラジオの勘高い声が鳴り響く.
“臨時ニュース・臨時ニュースを申し上げます”
―帝國陸海軍は本八日未明西太平洋において米英軍と戰鬪状態に入れり― (大本營陸海軍部發表・十二月八日午前六時)
陸軍は 英植民地のマレ―・コタバルへ敵前上陸、
海軍は ハワイ・真珠湾へ奇襲攻撃を同時に敢行している。
(時差の関係で陸軍が早い)
以下、軍歌で辿る 3年9ヶ月の戦況である。
「昭和16年」
♪守るも攻むるもくろがねの 浮かべる城ぞたのみなる
浮かべるその城日の本の 皇国の四方を守るべし
真鉄のその艦日の本に 仇なす国を攻めよかし~
(軍艦行進曲)
「昭和17年」
♪往くぞ 往くぞ ガンとやるぞ~ と、
♪歓呼の声に送られて 今ぞいでたつ父母の国~ であったが、
♪一番乗りをやるんだと 力んで死んだ戦友の
遺骨をだいて今入る シンガポールの街の朝~
(戦友の遺骨を抱いて)
「昭和18年」
♪刃も凍る北海の 御楯立ちて二千余士
精鋭こぞるアッツ島
山崎大佐指揮をとる 山崎大佐指揮をとる~
(アッツ島決戦勇士)
「昭和19年」
♪空に飛び行く翼に祈り 沖をすぎ行く煙に誓う
国を挙げてのこの戦に 湧いて来る来る 撃ちてし止まん
我等はみんな力の限り 勝利の日まで 勝利の日まで~
(勝利の日まで)
「昭和20年」
♪燃料片道 テンツルシャン 涙を積んで
行くは琉球 死出の旅 エーエ 死出の旅~
(特攻隊節)
振り返れば、昭和16年12月の開戦から3年9ヶ月、昭和12年の日中戦争から数えれば9年、さらに昭和6年の満州事変まで遡ると実に15年に及ぶ長い戦争が日本の大敗北でようやく終っている。ここに、“日出る国・日本帝国”は崩壊したのである。
そして現在は、向い3軒のやんちゃ親父達に、垣根を脅かされても“ぐのね”もでない情けない劣等国に成り下がってしまったのである。これでは、かっての軍神たちに合わす顔がない。
参照(幣・夢ブログ)
①神の国
http://salon.stage007.com/header1007905/dream/1020673/archive/3/0
②真珠湾攻撃
http://salon.stage007.com/header1007905/dream/1020673/archive/5/0
③戦い済んで日が暮れて
http://salon.stage007.com/header1007905/dream/1020673/monthly/200708/
針の供養は江戸時代から、針の労をねぎらい裁縫上達を祈る祭りとして広まったそうである。昔の針仕事は女性にとって大事な仕事の一つであったのである。
一方、暦には載っていないが、69年前の12月8日は、「太平洋戦争開戦日」である。
人間、得てして嫌なこと、悪しきことは忘れ去りたく、良いこと、楽しかったことはよく覚えているものである。しかし、69年前のこの日のことは、我々の年代ですら忘れがちである。
ましてや若い世代では、未履修のこともあり、ほとんどの方は頭の片隅にもないのでは?・・・もっとものことである。このせちがない時代を生き抜くことは至難なことであり、過去のことより、“今この時をどう生きるか”のご時勢である。
そのことを知りつつも、敢えて「69年前の今日」を再現する。
勿論私も乳飲み子であり、この日のことは知る由もなく、長じて知った出来事である。
当日の再現である。朝から、ラジオの勘高い声が鳴り響く.
“臨時ニュース・臨時ニュースを申し上げます”
―帝國陸海軍は本八日未明西太平洋において米英軍と戰鬪状態に入れり― (大本營陸海軍部發表・十二月八日午前六時)
陸軍は 英植民地のマレ―・コタバルへ敵前上陸、
海軍は ハワイ・真珠湾へ奇襲攻撃を同時に敢行している。
(時差の関係で陸軍が早い)
以下、軍歌で辿る 3年9ヶ月の戦況である。
「昭和16年」
♪守るも攻むるもくろがねの 浮かべる城ぞたのみなる
浮かべるその城日の本の 皇国の四方を守るべし
真鉄のその艦日の本に 仇なす国を攻めよかし~
(軍艦行進曲)
「昭和17年」
♪往くぞ 往くぞ ガンとやるぞ~ と、
♪歓呼の声に送られて 今ぞいでたつ父母の国~ であったが、
♪一番乗りをやるんだと 力んで死んだ戦友の
遺骨をだいて今入る シンガポールの街の朝~
(戦友の遺骨を抱いて)
「昭和18年」
♪刃も凍る北海の 御楯立ちて二千余士
精鋭こぞるアッツ島
山崎大佐指揮をとる 山崎大佐指揮をとる~
(アッツ島決戦勇士)
「昭和19年」
♪空に飛び行く翼に祈り 沖をすぎ行く煙に誓う
国を挙げてのこの戦に 湧いて来る来る 撃ちてし止まん
我等はみんな力の限り 勝利の日まで 勝利の日まで~
(勝利の日まで)
「昭和20年」
♪燃料片道 テンツルシャン 涙を積んで
行くは琉球 死出の旅 エーエ 死出の旅~
(特攻隊節)
振り返れば、昭和16年12月の開戦から3年9ヶ月、昭和12年の日中戦争から数えれば9年、さらに昭和6年の満州事変まで遡ると実に15年に及ぶ長い戦争が日本の大敗北でようやく終っている。ここに、“日出る国・日本帝国”は崩壊したのである。
そして現在は、向い3軒のやんちゃ親父達に、垣根を脅かされても“ぐのね”もでない情けない劣等国に成り下がってしまったのである。これでは、かっての軍神たちに合わす顔がない。
参照(幣・夢ブログ)
①神の国
http://salon.stage007.com/header1007905/dream/1020673/archive/3/0
②真珠湾攻撃
http://salon.stage007.com/header1007905/dream/1020673/archive/5/0
③戦い済んで日が暮れて
http://salon.stage007.com/header1007905/dream/1020673/monthly/200708/
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