やうちのブログ

gooの仲間と語り合う

映画「戦火の馬」を観て

2012-03-17 16:30:48 | 日記
過日、「戦火の馬」を観てきた。

ご覧になられた方も多くおいでのことと存じますが、想いの一端を綴ってみました。

「戦火の馬」は、1982年に出版されたマイケル・モーパーゴによる児童小説をスティーブン・スピルバーグ監督が映画化したものだそうです。

第一次世界大戦でイギリス生まれの軍馬として、フランスに送られた馬と周辺の人間たちの物語を、馬の視点で描いています。

物語は、農家の少年アルバートは毎日を共にしていた農耕馬のジョーイを軍馬として騎馬隊に売られてしまう。フランスの戦地に行くことになったジョーイを探すため、アルバートは徴兵年齢に満たないにもかかわらず入隊し、激戦下のフランスへと向かう・・・

軍馬は第一次世界大戦以来先の大戦まで、戦場では欠かせない戦力だったのです。

この映画を観て 軍馬の日本版を思い起こしました。

黄昏の戦線」 昭和12年
3 思えば今日の 激戦に
 敵弾あまた 身に受けて
倒れし軍馬(うま)
我が黒馬(あお)
許せみ国の 為なれば~

大陸戦争が本格化する昭和12~13年に、わが国には140万頭余りの馬がいました。そのうち70万頭以上が「軍馬」として戦地に送られたそうです。

馬は「生きた兵器」といわれ、道なき道の大陸の戦地では欠くべからざる輸送力であったようです。

戦時中、新兵が古参兵に「お前らは一銭五厘の葉書1枚で、いくらでも集められる。しかし馬は何百円もするんだぞ」と、しごかれたそうです。

戦線が拡大し、軍馬としての調教を受けた馬だけでは間に合わなくなると“戦時動員令”による「馬の赤紙」といわれた徴発馬も急増します。農耕馬や荷駄馬に使われていたのをそのまま戦地に送るわけですから、馬も、それを預かる毛付(けづき)兵たちも、苦労したことでしょうね。

「めんこい仔馬」昭和16年
三)紅い着物(べべ)より大好きな 仔馬にお話してやろか
 遠い戦地でお仲間が オーラ 手柄を立てたお話を
    ハイド ハイドウ お話を~
五)明日は市場かお別れか 泣いちゃいけない泣かないぞ
 軍馬になって行く日には オーラ みんなでバンザイしてやるぞ
    ハイド ハイドウ してやるぞ~

こんな時代があったんですね~

日記@BlogRanking ←ぽちっと・クリックを~


最新の画像もっと見る

コメントを投稿