goo

間に合わない子

テストで、どうしても最後まで終わらない、という子がいます。

一生懸命やっているのだけれど、途中までしか行かない。算数ばかりでなく、国語や理科・社会も間に合わない。

特に国語や社会で問題に出される文章が長いともうだめ、という場合もあるかもしれません。

で、具体的になぜ遅いのか、はしっかり観察をしてみるべきでしょう。

問題文を読むのが遅いのか、あるいは問題を考えるのが遅いのか。

何を速くすれば解決しそうなのかは、多少なりとも見当をつけておいた方が良いのです。

ただし・・・

それをすぐ直そうとしてはいけない。

急がせれば急がせるだけ、今度はミスが多くなるものなのです。私は基本的に本人のペースで構わないから、なるべく正解率を上げる工夫をします。

計算が荒くて、何度もやり直しているようであれば、例えばきれいに式を書く練習をする。

問題の読み違いが起こるのであれば、下線をどういうところに引いて、もう一度確認するタイミングをどこにとるかをいっしょに考える。

最初からうまくはいきません。少しずつ練習をしながら、いろいろ工夫をしてみる。

そうやって正解率が上がっていくにつれて、実はスピードも上がってくるものなのです。

ただスピードを上げようとすると、まったく内容が伴わないので、かえって点数が悪くなります。

ですから、まずは手間を減らして正解率を上げる、という方向で工夫してください。

そのために、子どもたちの解き方を良く観察してみてください。

「もう少し速く解きなさい」と言わず、どこに工夫するところがあるかをいっしょに考えてあげることが近道です。

=============================================================
今日の田中貴.com

受験校の中身
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報

算数の出題傾向の違い
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)
==============================================================


にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村
コメント ( 0 )