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カリキュラムテストと総合テスト

6年生の夏休みまでのテストと言えば、カリキュラムテストと総合テストの2種類があります。

カリキュラムテストというのは、月例テストのように出題されるものが決まっていて、その内容を勉強して成果を問われるテストであるのに対して、総合テストというのは特に範囲が決まっているわけではない。

今まで習ったところが全部範囲になるテストなので、入試に近いテストです。

で、カリキュラムテストはできて、総合テストができない、という子がいて、その逆の子がいます。

本当はカリキュラムテストも総合テストも両方できるのがいいのだけれど、なぜか片方の点数が良くない。

しかし、これにはあるカラクリがあるのです。

総合テストができる子、というのはまあ、いろいろな問題に対応する力がある。つまり、問題そのものを本質的にとらえられるところがある。ではカリキュラムテストができないのはなぜか、といえばそれは偏差値上できない。言い換えればカリキュラムをしっかり勉強してきて、そこはできる、という子には勝てない、というだけなのです。

で、逆にしっかりとカリキュラムに対応できる子は、ある意味パターンをしっかり覚えこんでいるところはあるわけだから、月例テストの点数はいいわけですが、総合テストとなるとそこまでパターンが通用しないから偏差値がカリキュラムテストの時ほど上がらない、ということになります。

どちらがいいかはもう明白でしょう。

当然総合テストができる方が良い。カリキュラムテストの成績が良くても、それはパターン対応しているから、ということだと実はあまり力がついていないこともあり得るので、そろそろ始まる模擬試験を上手に使いながら「本当のところ」をしっかり把握してください。

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