孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

疲弊するマメ

2024-06-14 18:33:57 | 3歳から

最近、マメは疲れているようです。

難聴教室や幼稚園プレクラスなど「気の張る」お出かけのときは、一刻も早く家に帰りたがります。

(外食ランチを提案してもいやがります。)

家に戻って昼食をすませると、

「コロンして(寝ころがって)絵本読もう」と提案してきます。

 

5〜6冊読んでもらうあいだにエネルギーチャージが完了するらしく、ムクッと起き上がります。

(少しでも昼寝するといいのですが、昼寝の習慣がなくなってから久しいです。)

 

元気になって遊び始めるマメ。

ここで、前のように「ばあば遊ぼう」と付きまとわなくなったことに気づきます。

ひとりで遊ぶのです。

シルバニアファミリーの人形たち、アンパンマン関連の人形たちを相手に、延々のおままごと。

おままごとというか、ひとり何役ものごっこ遊びです。

 

「あ〜ん、おなかが痛くなったから病院行かなくちゃ」

「たいへんたいへん、病院にはタクシーで行く?」

「お金がないから行かれないよー」

「じゃあどうする?」

みたいな会話を、高い作り声でしゃべりつづけます。

(こんな時に話しかけると、返事はマメ本来の地声トーンに戻るから可笑しい。)

 

ごっこ遊びはとても楽しそうです。

遊びの合間にときどき、「ばあばもう帰る?」と聞いてきます。

さあこの質問に、微妙なニュアンスを感じ取るわたしです。

 

この質問の意味は、以前なら

「まだ帰らないで、もっといっしょに遊ぼう」でした。

でも今は「もう帰ってもいいよ、帰って」です。

 

察するに、

疲弊しているマメにとっては、ばあばといえども、気疲れする相手なんでしょうね。

「早くママとふたりだけになって、誰にも気を使わないでのんびりしたい」といったところかも。

 

例によって深読みかもしれません。

でも、マメちゃん、疲れて当たり前だもんね。

 

引っ越しで何もかもがリセットされて、

慣れ親しんだ日常から引き離されて、

代わりにすべて新しいものをあてがわれて、

あちこち引っ張りまわされて。

 

マメちゃん、よく頑張ってるもんね。

こんなマメを見ていると、

「幼稚園入園を急ぐ」「そのためにトイトレを焦る」などのことは、厳につつしまなくてはと思います。

(つまり、娘とふたり、急いでいたし焦っていたのです。)

幼稚園なんて、最悪、来年の4月(年少入園)だっていいし。

 

このごろ、マメの会話のなかに「前のおうち」「前のおうちの近くの公園」「ヨーカドー」などの言葉がよく出てきます。

なつかしくて切なくてやるせないです。

 

 

 

 

 

 


難聴教室が本格スタート

2024-06-14 05:09:34 | 3歳から

ろう学校の幼児教室は、5月末の運動会を最後に退室しました。

それに伴って、新しい(地元の)難聴教室が本格的にスタートしました。

 

5月中は週一回の個人指導だけでしたが、

6月からはさらに、週一回のグループ指導も加わったのです。

 

さあ、ここが気の揉めるところです。

マメも娘も、グループにうまくなじめるかな。

 

個人指導はノープロブレムでした。

先生がひとり(時にはふたり)ついて、マメちゃんマメちゃんと「最大級のチヤホヤ」で遊んでくれるのですから。

マメにとっては至福のひとときかも。

 

でもグループレッスンは、初対面の親子たち(7〜8組)と過ごす時間です。

すでにでき上がった集団(たぶん0歳児の時から)にあとから入っていくというのは...。

 

心配していましたが、1回目が終わった今の時点では大丈夫そうです。

 

娘はコミュ障的な口下手ではありますが、「臆して集団に入れない」ということはありません。

わりと平気です。

フラットな気持ちで過ごせるようです。

(親のわたしがヤキモキするほどには、娘は自分のコミュ障を苦にしていないのです。)

 

「軽く自己紹介したよ」と娘。

(ドキッ。どんなふうに話したんだろう?)

 

さてマメはどうだったか?

「最初のうちは緊張していた」そうです。

「ちょっと固まってた」らしい。

「マメちゃんマメちゃんと先生がたくさん声がけしてくれて、だんだんリラックスしてきた」とか。

 

でも、終わって建物から出てきたとき、満面の笑顔だったからまあいいか。

父の日プレゼントの「製作」を、うれしそうに見せてくれました。

 

ろう学校への未練が強すぎて(「判断ミス」という後悔と相まって)、いっときは大分つらい思いをしましたが、

そのつらさは、時とともに薄らいでいます。

 

もともと、この教室に不満があってのつらさではなかったし、

今は、自分を前向きに鼓舞しています。

この教室でマメの難聴療育をガンバルゾー! エイエイオー!