あとは、昔ヨーロッパで見た風景を絵にしていきます。いずれも20年ほど前のいまは見れない風景です。
これは、91年のムサ美の旅行で行ったヨーロッパツアーの時のローマ。
自由時間をひたすら散歩に費やし、ユダヤ人街できれいなセイチェントに出会いました。
フィアット500のご姉貴分、600です。これを元に500が出来たんですね。
この写真を撮ろうとしたら手前に大きなトラックが停まってしまい、しょうがないのでまわりをぐるぐる1時間ほど散歩しました。帰ってきたらちゃんとトラックがいなくなり、まだ600がいて、立ち話のおばさんもまだ喋っていました。
輝くようなローマの光を表すために、下塗りをしていきます。
当時のイタリアはまだチンクで埋まっていました。600は珍しく2-3台しか見なかったです。
下地を生かしながら濃い色で書き起していきます。
きれいな水色の600、わりと初期のタイプでした。
光と影が美しい2月のイタリア。良かったなあ。
37日間ツアーで後半はへろへろでしたが。
懐かしい思い出です。
プリントが残っていてそれから絵にしました。