オリジナルエレールの貴重なルノーR16のキットに、マイクラフト製のLEDキットを装着、点灯ギミック付きとしたモデルが完成です。
今回は依頼製作、オーダー主の要望でイエローバルブとテールライトを黄色LED(高輝度タイプ)と赤色LED、ボタン電池セットと延長ハーネスと組み合わせました。
今回、エレールのキットはユニオン版を含めて2度目の製作、各部はがっしりとした作りで、ボディのひけは深いのですが今は瞬着と硬化スプレーがあるので大幅に工程を省略出来ました。
バンパーなどの接着代や位置決めも曖昧ですが、瞬着と硬化スプレーでいずれもがっちりと固定、ボディカラーはオーダー通りのやや黄色みが買ったホワイトパール、たっぷりとした16の美点のソファのようなシートは、ブリリアントオレンジにフラットクリヤーを吹いています。
最後の上下合体で何度か細いハーネスを切ってしまい、再注文、ただコネクターを接続するだけの点灯工作に苦労しました。今回ハーネスが到着後、ハーネスはシャーシ裏に逃げて黒テープで養生、完成となりました。
スイッチはトランク内にいれて、ご覧のように点灯出来ます。
終わってみれば、どこか映画のフィルムノワールのような、ひんやりとしたパリの夜を、美しく演出出来たと思います。
LED点灯は流行ですが、このような旧いキットで夜撮影すると、独特の味わいが生まれますね。展示会向きではなく、一人楽しむには最高のギミックだと思います。
93年頃のパリ、最後の夜にパリのポルトドオルレアンのホテルの前のカフェのカウンターで、ガラス越しに道ゆくイエローバルブの揺らめきを眺めていた事を思い出します。
深夜の12時出発の便だった事もあり、最後の夜のコーヒーをゆっくりとすすりまだ排ガス臭かったパリの空気を惜しみました。
じつはそのあとタクシーで空港に向かったのですが、「日本か」と聞かれてそうだといったらJALのターミナルに連れて行かれて、深夜のエアフラへのターミナル1と2の移動のバスがわからずかなり慌てて苦労した事を思い出しました。
実に優雅な佇まい。1966年のカーオブザイヤー受賞車で、大きなキャトル(シス)のような成り立ちの高級車。エレールのキットもドアにゴムが仕込まれぱちんと閉まり、各種メッキモールの別パーツの表現が素晴しい名作キットでした。
トランク内に電池とスイッチを仕込みましたよ。
フィギュアはずいぶん前に作ったハセガワマシーネンの1/20フィギュアセット改造。ヒール斎藤さん原型の傑作キットです。
たくさん入ってお得なキットですよ。
朝の家の前での撮影は、パリの朝のひんやりとした空気を思い出させました。
この緑は以前作ったユニオン版です。よくぞこのキットを復刻してくれたと思います。
実に清々しいキットですね。普通の乗用車のキットは貴重ですが、このようなフル開閉で美しく再現してくれた事に驚きを禁じ得ません。
このきっとはたまにまだヤフオクでユニオン版が手に入るようです。今回もドアの窓枠は折れていましたが、今はいい接着剤や材料があるのでぜひチャレンジしてみてください。
この頃のエレールの特徴の絵画調の箱が美しい。空と路面が箱の側面まで回り込んでいます。
しっかりとした貼り箱で、このまま飾る価値がありますね。
印刷が素晴しい大きめの厚めの紙のインストラクション。こちらも額装したくなる素晴らしさ。
当時のルノーのパーツリストのような絵柄がたまりません。
貴重なキットを製作させていただき感謝いたします。
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