1963年ルマン、コブラは空力を考慮してハードトップを装備したコブラを2台ルマンにエントリー
1台は若草メタリックのACワークスの英国チーム、もう一台は白に細いブルーの2本ラインのアメリカチームでした。
こちらは英国のナショナルカラーのグリーンが美しいコブラルマンクーペになります。
昔モデルカーズのコブラ特集で内藤さんの素晴らしい作例を見てからずっと恋い焦がれていたルマントップ。
かつて2017年にリリースしたコブラデカールでもこのルマンクーペ用のデカールを忍ばせ、
ホイールやサイドベントは3Dパーツとしてリリースしていたけど、肝心のルマントップが自分では作れず。
最近友人の秋葉さんに相談してついに彼のブランド、3DパーツのPLUSALFAからルマントップのリリースが決定
さらにホイールやサイドベント、細かいヒンジや右ハンドルインパネなども付属する決定版として発売予定です。
今回試作品を送っていただき、早速作ってみようと思います。
まずは普段のAMTコブラの作り方から。AMTのコブラもすっかり手に入りづらくなっているので見つけたらゲットしてください。
今出ているドイツレベルやGTMモデルのコブラ289は中身はAMTと一緒なんですが、肝心のボディが427風にモディファイされている
旧サニー製品なんです。AMTのこちらのキットは2017年再販のコブラセットより。
多分この再販が最後かもしれません。この再販ではそれまであったフロントフェンダーの凹みも金型改修されて目立たなくなっていますね。
前後フェンダーやノーズ、お尻を中心としたパーティングラインを、カッターをかんなのように使って削り取りヤスリで整えます。
トランクはルマントップは下ヒンジになるので、分割線を入れていきます。
トップの下のラインに
マスキングテープを二重に貼って位置出しします。
カッターの背を定規に当てて何度か引き、そこにエッチングのこで深さを出しました。
ナンバー灯の凹みにプラ板を積層します。
カッターやヤスリでナンバー灯の基部の造形をしておきます。
口の中のグリルののりしろは削り取ります。エンブレムも削っておきます。
サイドのエンブレムも削ります。
秋葉さんの作ったサイドベントのサイズを写します。
ドリルとカッターで穴を開けます。
埋め込んで瞬着で周りを固めてヤスリで表面を均します。ここでなかなか均一にならなかったので金ヤスリを当てたら
ヤスリの目が引っかかって薄いスリットが折れてしまいました。ここは面倒でも粗いヤスリは使ってはいけないですね。気をつけてください。
ここで手持ちの昔自分で作った3Dのサイドベントを埋め込むことにしました。
埋め込む位置は当時の写真を参考にしてください。スパークから精巧なミニカーも出ていましたね。
3Dプリントのトップはサイドに浅い凹みがあったので瞬着で埋めておきました。
表面にも年輪のような積層段差があるのでペーパーを当てておきます。
キットのフードスクープは背が高いので厚みを半分くらいに下側と上側を削っています。ボンネットに貼り付けました。
バランスはいいですね。
サーフェイサーを吹いて、サイドの埋め込み部分などの傷や段差を消していきます。
ルマントップにはミッチャクロンを吹いてからサフを吹きました。
小さい方は昔作ったレベル1/32のスロットボディです。このルマントップは傑作ですね。
タイヤとホイールは3Dプリント品です。
フェンダー後ろに0.5ミリプラ板でリップを追加しました。
タミヤの絶版限定色、メタリックオリーブグリーンを吹いてから、金色を軽くパラ吹きしています。
このカストロール用の限定色は探している方も多いそうです。たまたま持っていましたが良い色ですね。
やっとこのデカールが貼れました。2017年にデカールを作って、この日がきて感動ものです。秋葉さんありがとう。
クリヤーコート。雨が降っていましたがなんとか塗ることができました。
シルバー部分は最近お気に入りのスパークリングシルバーを筆塗りしています。
クリヤーをたっぷり目に吹いて、軽く磨いてみました。
本当はトランク前のフィラーキャップの穴を埋めておくべきでしたね。今回はこのまま行きます。
このデカール、すごく貼りやすくて良いシルクデカールです。
ロケッティアさんにお願いしてドイツのインターデカールに発注して作ったものです。
残り30枚くらいとなっています。
こちらで販売中です。
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