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紙のクルマやイラストレーターとしてのお仕事。なんとかフリーで続けられているのはやはり紙のクルマの著者としての知名度のおかげでした。
ちょうどフリーになった96年はペーパークラフトの仕事も多く、イラストのお仕事と合わせて順調だった時代です。
ここ4ー5年の大変さはあの頃には想像もできなかったですね。
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まだ学生だった頃、ひどくオンボロな81年式の黄色のルノーキャトル845ccのTL中古並行を見に行き、一発で決めてしまってからずいぶん苦労しました。
NAVIの影響も大きく、出来たばかりのクラブルノーキャトルジャポンをスクランブルカーマガジンの告知で知って入会、まだ学生でした。
そのあとしばらくしてこの外車特集の取材がありました。
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当時夜な夜な会っていた事務局メンバーが集まり、某所で撮影会。クラブの方は業界人が多く、フランスの現地のはなしも楽しくてクラブにどっぷりと浸かっていました。そのとき持参した水彩画イラストと学校の課題で作ったシルクスクリーンのキャトルのペパクラ(クラブ用に100枚手刷りしました)
を副編だったオガワさんに気に入っていただきました。
イラストの方はその取材のすぐあと依頼があり、なんとその100号の徳大寺さんの原稿(5ページ!)にイラストをつけました。
このあと徳大寺さんの原稿にイラストをつけたり、単行本の挿絵もさせていただきました。
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スズキさんより少し強めの印象でとの事でちょっとロード&トラックのようなタッチで描いたものです。
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それまでも高校生の頃から細かい挿絵やTACS/JCCAのポスター等は描いていましたが、はじめてのメジャー誌の仕事、うれしかったです。
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ここからイラストレーター溝呂木陽がスタートしたかもしれません。
持ち寄ったペパクラから、オガワさんが「他のも作れますか?」と聞かれて毎週のよう新作を編集部に持参、2-3ヶ月で2-30台作ったような気がします。それから単行本にする話が持ち上がり、コンセプトやレイアウト、清書作業に入ります。
昨日アップしたこちらは、その時の清書ですね。
Macでの外部トレースに2年間それからかかりましたが。著書が出た時はうれしかった!
キャトルに乗って山や海やいろいろ遠出をしましたが、あの黄色いクルマと仲間たちが今の僕を作っていますね。
あのおかげでフランスにはまり、ペパクラや水彩画の今のお仕事につながっています。
懐かしい20年前のお話しでした。