2024年度 <2次レポート> (28)(11:00~12:00)(電気炊飯器)(英語)
●植山先生
ハローのメルマガ、無料動画、無料資料、教材は、内容もさることながら、受験生にとってはペースメーカー、精神安定剤であり、大きな支えとなっていることは間違いありません。
感謝の一言に尽きます。植山先生のライフワークに敬意を表します。
ありがとうございました。
●ハローとの関係:(メルマガ読者、動画利用者、教材利用者、<傾向と対策シリーズ>の資料と音声ファイル利用者)
●試験会場:明治学院大学(白金キャンパス本館)
●受付、待機、試験会場への誘導、試験会場への入室まで
会場には早めに着いたが、受付時間(私の場合は10:00 ~10:25)にならないと受付はできないと言われ建物の外で待っていました。
受付開始時間きっかりに建物のドアが開かれ、皆が一斉に中に入るものだからたちまち行列ができ、私の場合、受付を済ませるまで15分くらい並んでいました。受付では首からかけるタグが渡されます。
タグには整理番号(試験教室の番号と、その時間帯で何番目なのか)が書かれています。基本的に1教室1時間で4人が面接を受けるように割り振られているようでした。
待機室では整理番号で座る席が指定されています。10:30 から注意事項の説明があり、ほどなくして、教室番号ごとに呼ばれていって、次の待機場所(試験直前待機室)に移動しました。
そこからは面接順の番号ごとに呼ばれ、それぞれの教室に案内されるという形になっていました。
指定された教室の前には待機用のイスが一つ置かれており、座って待っていると3分もたたぬ間に、中の試験官(日本人)がドアを開けて「カムイン」と言って、私を呼び入れました。
●試験官の特徴
①日本人試験官の特徴:
男性、50歳前後くらい、冷静で穏やかな話し方、どちらかと言えばアメリカ英語。
②外国人試験官の特徴:
白人男性、60歳前後くらい、穏やかで優しそうな口調、あきらかにイギリス英語。
●試験官からの注意事項など
<プレゼン>
テーマが書かれた紙を渡されたら、その中からテーマを一つ選び、30秒後に始めて下さい。用意してある紙とペンでメモを取っても構いません。選んだテーマを英語で答えてから始めて下さい。
<外国語訳>
これから日本語の文章を一回だけ話します。その後、5〜6秒で英語に訳して話して下さい。用意してある紙とペンでメモを取っても構いません。
●プレゼンのテーマ
①戌の日
②きりたんぽ鍋←これを選択しました!
③金継ぎ
●プレゼンの後の試験官との質疑応答
(試験官)私はベジタリアンなのですが食べられるお店はありますか。
(私)はい。最近はベジタリアンやヴィーガンの外国人観光客が増えているので、お店も柔軟に対応してくれるようになりました。
(試験官)東京で鍋物を食べるとしたら何がおすすめですか。
(私)やはりすき焼きだと思います。日本を代表する食べ物の一つですから。
●外国語訳の日本文
日本人はお米を主食にしています。お米を炊くには、昔はかまどを使って炊いていましたが、1950年代に電気炊飯器が発明されて以来、電気炊飯器は日本全国の家庭に広まりました。最近では世界中でお米の人気が高まっています。
●<条件>
旅行で来ている外国人。
●<シチュエーション>
日本の家電量販店で炊飯器を取り寄せてもらって2台購入したのだが、その後、もっと安い店が見つかり、返品したいと言ったところできないといわれた。全国通訳案内士として、あなたはどう対応しますか。
●<条件><シチュエーション>に対するあなたの回答
炊飯器を高い値段で買ってしまったようで残念でしたね。私が店に問い合わせたところ、店のポリシーなので返金できないということでした。
●試験官との質疑応答
(試験官)厳しいですね。ヨーロッパでは返品・返金は簡単にできるのに。
(私)わかります。アメリカやヨーロッパでは確かにそうですね。店のマネージャーによると、お取り寄せの商品だからということでした。店にあった在庫品ならそうはならなかったと思います。
(試験官)電化製品を買うのにオススメの店はありますか。
(私)東京の秋葉原に行かれたらいかがでしょうか。専門店がたくさんあります。
(試験官)旅行客で混雑していますよね。
(私)確かにそうですね。でも、歩いて見て回るだけでも楽しいと思うので、是非、体験してみて欲しいと思います。
(試験官)ポイントカードを作る価値はありますか。
(私)もし日本に長く滞在されるのなら作る価値はあると思います。
(試験官)オーケー。
(1)ご自分の勉強法
<プレゼン>対策は、ほとんど「300選」のみ。日本語でも説明できない項目がかなりあったので、浅く広く知識を得るのに役立ちました。しかし、暗記することは最初から諦め、その代わりに力を入れたのは<外国語訳>対策でした。
過去10年間の<外国語訳>問題の解答例を繰り返し読み込んでいきました。これはプレゼン対策にもなり、一石二鳥の勉強法でした。
このとき Google Translate が威力を発揮しました。日本文を入れると即座に英語訳が出てくるので、あとは少し手直しして模範解答を作りました。Google Translate の良いところは読み上げ機能がついていることです。読み上げられる日本文を聴いて、メモの取り方を研究したり、リテンションの練習に活用しました。
これができたのも「ハロー」に過去問が揃っていたおかげです。植山先生には感謝しかありません。
(2)利用した動画、資料、サイト
・<2次セミナー>のまとめ(2022年度~2024年度)
・<第2次口述試験対策>のまとめ(2023年度~2024年度)
・第2次口述試験問題のまとめ(2013年度~2023年度)
・第2次口述試験<出題予想問題><決定版><厳選125題>
・「日本的事象英文説明300選」<鉄板厳選128題>
・「日本的事象英文説明300選」の音声ファイル(mp3版)
・<外国語訳問題>の後の<質問の類型>
・<外国語訳問題>の出題分析
(3)受験の感想
受験を通して、日本のこと、日本文化や伝統について学ぶ機会が得られたことは貴重な体験でした。日本人のくせに自分はなんと日本のことを知らなかったのかと思い知らされることも多かったです。試験の結果はさておき、これからも学び続けたいという思いを深められたことは、自分にとっては大きな収穫でした。
(4)私の<1次合格体験記>
以上