ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

DAY30 山陰/ 鳥取ー米子 日本のパタゴニアを行く! 『日本列島縦断 自転車の旅 2018』

2018年12月01日 | 自転車の旅 国内

何をまた大袈裟に。
てゆうかパタゴニアに行ったことあるのか?

ない。

まあ聞いてくれ。
きょうは鳥取から米子まで走ったのだが、
やたら風が強いのだ。

最初は、たまたま今日だけだろうと思っていたが、
どうやらココはそもそも強風地帯のようなのだ。

南緯45度を越えると、亜南極圏強風帯と言われる地域となる。
「吠える45度」と呼ばれ、昔から船乗りに恐れられた。
パタゴニアは南緯40度から50度の地域で、恐ろしく風が強く、チャリダー泣かせだという。

南米は体験していないが、ニュージーランドの最南端地域(南緯45〜47度)なら10回くらい走ってきたぞ。
世界最南端のスタバにもチャリで行ってきたし、
(恐ろしく普通だった)
世界最南端のマクドにチャリで行き、ビックマックを食ってきた。

だから、ちょっとだけ、偉そうに書かせてくれ。
そこはもう、嫌になるくらい風が強い。

きょうは、そのことを思い出した日だったのだ。

鳥取には、パタゴニアがあるぞ。

さあ、行ってみよう。

鳥取に住む学生時代の親友と再会して濃厚ナイトを楽しみ、聖地巡礼に励んだ鳥取。

楽しかった鳥取をあとにする。

町外れの川を覗き込む。
北海道を出てずっとやってきた「鮭探し」。
だけど川を遡上する鮭は流石にもう見当たらなかった。
京都府が最後だったかな。

もしかしたら?ほっちゃれ?(産卵後の鮭の死骸?)
ヒレは鮭の特徴に似るが、確信は持てず。

しばらく走ると、鳥取大学前。

米子まで90キロを切った。

鳥取市内の驚愕事実。
見てくれ!

段差を削っているのだ。

普通はこうだ。

特に新潟はこれが極めて厳しかった。

鳥取、どんだけ自転車に優しいんだ。

いや、早とちりは良くない。
これは、お年寄り対策だと考えられる。
自転車のためだと思うのはチャリダーの思いあがりじゃないか。

よく言うではないか。
お年寄りは、畳や絨毯の縁でもつまずいて転ぶと。

少しでも安心して歩けるように。
それがこの配慮ではないだろうか。

金沢や富山でも段差を解消させる工夫がされていた。
鳥取もなかなかやる。

神話の「因幡の白兎」の舞台が見えてきた。

波高し。風なお強し。おれ剛。(知らねーよ!)

なんだって⁈

砂が飛んでくるらしいぞ!

えー!

国道9号線だよ?
こんなの初めて見た。

マジすか⁈

国道が…

国道9号線が…⁈

この写真は冗談だよ。

歩道にはあちこち砂の吹き溜まりがある。

だから砂丘ができるのだ。
砂丘の形成には強風も関係あるに違いない。

米子までは、程度の差こそあれ、
ずっとそんな感じだった。

波高く、風が海からぶつかってくる。

鳥取方面が混雑している。
土曜日ということもあるだろう。
県民みな聖地巡礼かもしれない。

トンネルの名前が良くないかい?

ここからしばらくはトンネル多発地帯だ。

GPSの性能を再確認。

ぴったり7m。

さすが鳥取。

路肩にサボテン。

トンネルの歩道を走る。

歩道があれば安心だ。

家に帰るのだという地元チャリダーに出会う。

行く方向が同じ。

風車ぶんぶん回る回る。

日本海側ではお馴染みの光景だ。

時々、裏道を走る。

国道には大抵、旧道(旧山陰道)がある。

砂丘は積極的に緑化されているのだが、

畑にするのは並大抵のことではないと素人目にもわかる。

そもそも、

とても「土」とは思えない。砂だ。
これは大変だ。

ハワイなう。

親友が教えてくれた牛骨ラーメンの美味い店がある倉吉市が近いが、風との闘いで、バテバテ。
とてもそんな余裕がない。

なあ、木々が斜めってないか?

斜めってるよ。

今日だけじゃないんだ。
いつも強風なのだな。

地元チャリダーが急に国道を逸れたので、真似てみたら、

いい道!
やっぱり地元チャリダーはリスペクトだ。

街道感あるある。

信号なく、概ね平坦で、交通量少なく、
凄くいい。

ラブホあります。

誰かいるよ。笑

国道9号線に復帰。

海岸沿いの道だけど、小さな峠はある。

登れば、下りもある。

下ります。

米子、だいぶ近くなってきた。

ここまできて、ようやく風が穏やかになってきた。
風に反比例して、砂の丘陵が緑に覆われている。

風車の回転も、ゆっくりになってきた。

ずっと米子市の町外れまで風車群は続く。


米子市に入った。

歩道を走っていたら、

田舎では、こういうことも多々ある。

凄くカッコイイじゃないですか!

橋マニア興奮。

めちゃ喜んでる、

橋マニアなチャリダー。

米子市内を走行中に見かけた溝。

西日本でたまに見かける。
ロードレーサー(競技用に似た高速自転車。クルマに例えるならスポーツカー)の細いタイヤなら挟まりそうだ。

僕のはハードな旅用自転車だからタイヤはあまり細くはないけど、バランスを崩しそうになる。

いろんな道路がある。
地域性があり、場合によってはローカルルールらしきものもある。
気をつけなきゃ。

米子市内に着いた。
予約したビジネスホテルは部屋に自転車を入れさせてくれた。

ここ10年ほど急激な自転車ブームでロードレーサーが激増した。
ロードレーサーという自転車は非常に高価なため、オーナーはホテルの部屋に持ち込みたがる。
そんなこんな、いろいろあって、海外のように部屋に持ち込めるホテルが増えてきたのだ。
正直これは、有り難い。

本日の走行距離、

93.1km。