ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

DAY32 山陰/ 聖地巡礼 チャリダーは出雲大社に平伏す。『日本列島縦断 自転車の旅 2018』

2018年12月03日 | 自転車の旅 国内


昨日、行っただろ。
まあ、そうなんだけど。

雨予報だからと勝手に言い訳を(誰にだよ)
しかしまあ、
お昼前からしっかり晴れた出雲市なのだ。

電車でGOだぞ。

一畑電車っていう。

ゴーゴー!
なんだろこのワクワク感。

途中の駅で、

乗り換えて

ゴトゴト揺られる出雲路なのだ。

終点の「出雲大社前」駅で下車する。

駅はレトロおしゃれ。

参道を歩きつつ、
空腹を覚えたので

駆けつけ三杯、
三段蕎麦の割子そば。

んー!
新蕎麦だー!
んまいっ!

徒歩2、3分で出雲大社。

緊張感ある。

凛とした参道。

すごい煩悩の塊なのに、ほぐされてしまいそう。

見られてる感じがする。

まさかね。

手水で清めを行なう。
榊を手にしたときのような錯覚を覚える。

まずは正面の拝殿に詣でた。

かしわ手がよく響いた。
調子がいいのだ。

奥にある本殿を回ろう。
あちこちの神様に拝礼しながら、

反時計回りにゆっくりと回った。

なんだか

もう、

やられっぱなしじゃないか。

ウサギだぞ。

心霊のことは気にしないでくれ。


神様は、いると思う。

気配が濃厚だ。

宝物殿に立ち寄る。

中は撮影禁止だ。

昨日、友人に教えてもらったのだ。
「妖刀村正がある」と。

その妖刀は本当にあった。
思わず変な声が出た。

刀身の、もやもや模様が動いているように見えてしまう。錯覚か?

剣先が欠けている。
これは、もしかして?

その隣に展示された別の刃は、
まっすぐな、鋭い殺気を、
光のように放っている。

また、
歴史の教科書で見たことがある人たちからの奉納の刀剣が数点展示されている。

鎌倉時代と伝わる太刀、
刀身は灰色のいぶし銀、
まさに地のハガネだ。
細く、鋭い。
江戸時代の「日本刀」とは別物だ。

我が家の先祖から伝わる家宝の太刀(平安時代末期)に刀身も鞘もシルエットやサイズがそっくりだった。
やはり、時代、時代の傾向があるようだった。

やはり大切なものなのだ。
大事にしなければと改めて思う。

なんだか、ほとんど泣けてきて、

寄進してきた。
ここはニッポンの、大切な場所じゃないか。

正面の鳥居から外を見た。

太古もこのような眺めだっただろうか。

NHKの放送終了/始まりの「国旗」は、

掲揚されてなかった。

聖地といえば、
参道にあの「聖地」が進出していたが、閑古鳥が鳴いていた。

がんばれスナバ!

黒船は

満席だった。

がんばれスナバ!

ここも、ファンにとっては、
たぶん聖地。

竹内まりやの実家。

出雲大社前駅には、

こんなものもあったぞ!

うわー聖地!

本気で聖地!

手動ですか?

ほんまか?

あけてみた。

ほんまや!



居合わせた鉄の殿方と少しお話したりする。

「ワイパーも手動なんです」と実演して見せてくれた。

すげーよ!

昔のモノって、

かっこいいよな。

俺、昭和50年代くらいの生活に戻ってもいいな。

帰りの電車にて。

そういえば縁結びだったな。

しかしぃ…

なにこの、溢れ出すロンリー感は。

なになに?

ほとんど当てはまらんみたいや。

家族に捨てられたら最後やな。
嫌われないように、
必死でご機嫌取ろうと思う。

きょうも反省会。

出雲大社にて散財しました。
反省してます。

本日の走行距離、
もちろん0km。