もう一回見たいなあと思っていたのにあっさり上映が終わってしまってがっかりだった「僕の大事なコレクション」、下高井戸シネマで15日~21日モーニングショーで上映するとの情報を得て、行って参りました。
かなり重大なネタバレを含みますので、これからご覧になる予定の方は読まれませんように・・・(汗)
場内でサントラが流れているのを聴いただけでうるうる来てしまった・・・(笑)かなりこの映画好きになっていたようです。
音楽は目立ちすぎかなーと思っていましたが、音楽だけ独立して聴いていると、場面に従って結構細やかに感情を追っているなあとあらためて気づきました。サントラ欲しいかも・・・
もう一回みたいと思った理由は、結末を知った上で最初から見直してみたい、というのがありました。祖父アレックスの反応など、結末を知っているとああそうか、とつながって色々と興味深かったです。
祖父アレックスはジョナサンがサフランと似てることにすぐに気がつかなかったのかな、というのが疑問だったのですが、きっとあのメガネと髪型に惑わされてたのでしょうね。アウグスティーネの姉も、言われて初めて気づいて、めがねを外してましたもんね。
祖父アレックスの死の理由はまだよくわかりませんが、少しだけ前回見た時よりもわかったかな・・・という気がしました。
二回目を観ていて、本当につくづくとこの映画好きだなーと思いました。田園風景の美しさ(なんだか画面がちょっと暗かったように思ったんですが・・・)、さびれた共産圏らしい建物の雰囲気など、映像的にも綺麗だし。ひまわりに囲まれた家とたなびく白いシーツ、の光景も綺麗だし、ブロド川の光景も綺麗だし。
コミカルな場面も上手いし。山羊飼いの少年を祖父アレックスと孫アレックスが追い掛け回すシーンも良かったし(笑)、何よりもホテルの夕食のポテトの場面は秀逸!!(笑)
前回見終わった後、突然ジョナサンが物を集めるという行為の意味に気づいて感動してしまったんですよね。ジョナサンが物を集めるということは「忘れるのが怖いから」。写真を撮るのと同じような行為なわけですが、アウグスティーネの姉の同じ収集癖の意味を知った後には、ジョナサンの「忘れるのが怖い」というのは、その一瞬一瞬を愛しているからなんだな、と感じられたのです。
祖父のブローチを持っていったのは、祖父のことを忘れたくないから。祖母の入れ歯を持っていったのは祖母を忘れたくないから。
ウクライナでの旅の間、床に落ちたポテトやタイヤに詰められた小石を袋に入れていたジョナサンは、ホテルの夕食の奇妙な体験も、悪ガキにタイヤの空気を抜かれたことも、忘れたくない愛おしい一瞬だったのでしょう。無表情なジョナサンの、心の中では実は感受性が強いんだ、という一面が感じられて、なんだか感動してしまったのでした。
最初は軽くていい加減に見えた孫アレックスが真摯な表情を見せるようになるところも感動しますね。
今回、前回よりも泣き出しのポイントが早まりました(笑)前回はジョナサンが「万一のため」の箱をもらうあたりで泣き出したのですが、今回はアウグスティーネの姉がジョナサンがサフランの孫だと気づくあたりからもう泣いてしまいました。どちらもジョナサンが泣き出すタイミングと同じなところが・・・(笑)
ブロド川の美しい光景、ジョナサンと孫アレックスの別れ、祖父の墓前のジョナサン、祖父アレックスの墓前から去っていく孫アレックスと家族、のあたりも、明るく描かれているのにただただ泣けました。
空港でウクライナでであった人たちとそっくりな人たちが・・・というあたりもおかしくもじんわりさせられて。
あ、もちろんサミー・ディヴィス・Jr.Jr.もかわいいし(笑)彼女の使い方もとても上手いと思いました。
そんなわけでかなり泣かされてしまったのですが、かなり重い物語を、明るいタッチで描いているのが、まさに「全ては照らし出される」というタイトルとマッチしていて・・・本当に素晴らしい映画だと思います。DVD出たら買っちゃうかな。
惜しむらくは、やっぱり邦題が全然合ってないんですけど・・・(汗)
イライジャ映画は当たりが多いので、というかLotR以降はハズレがないので、今後も楽しみだなーと思います。
かなり重大なネタバレを含みますので、これからご覧になる予定の方は読まれませんように・・・(汗)
場内でサントラが流れているのを聴いただけでうるうる来てしまった・・・(笑)かなりこの映画好きになっていたようです。
音楽は目立ちすぎかなーと思っていましたが、音楽だけ独立して聴いていると、場面に従って結構細やかに感情を追っているなあとあらためて気づきました。サントラ欲しいかも・・・
もう一回みたいと思った理由は、結末を知った上で最初から見直してみたい、というのがありました。祖父アレックスの反応など、結末を知っているとああそうか、とつながって色々と興味深かったです。
祖父アレックスはジョナサンがサフランと似てることにすぐに気がつかなかったのかな、というのが疑問だったのですが、きっとあのメガネと髪型に惑わされてたのでしょうね。アウグスティーネの姉も、言われて初めて気づいて、めがねを外してましたもんね。
祖父アレックスの死の理由はまだよくわかりませんが、少しだけ前回見た時よりもわかったかな・・・という気がしました。
二回目を観ていて、本当につくづくとこの映画好きだなーと思いました。田園風景の美しさ(なんだか画面がちょっと暗かったように思ったんですが・・・)、さびれた共産圏らしい建物の雰囲気など、映像的にも綺麗だし。ひまわりに囲まれた家とたなびく白いシーツ、の光景も綺麗だし、ブロド川の光景も綺麗だし。
コミカルな場面も上手いし。山羊飼いの少年を祖父アレックスと孫アレックスが追い掛け回すシーンも良かったし(笑)、何よりもホテルの夕食のポテトの場面は秀逸!!(笑)
前回見終わった後、突然ジョナサンが物を集めるという行為の意味に気づいて感動してしまったんですよね。ジョナサンが物を集めるということは「忘れるのが怖いから」。写真を撮るのと同じような行為なわけですが、アウグスティーネの姉の同じ収集癖の意味を知った後には、ジョナサンの「忘れるのが怖い」というのは、その一瞬一瞬を愛しているからなんだな、と感じられたのです。
祖父のブローチを持っていったのは、祖父のことを忘れたくないから。祖母の入れ歯を持っていったのは祖母を忘れたくないから。
ウクライナでの旅の間、床に落ちたポテトやタイヤに詰められた小石を袋に入れていたジョナサンは、ホテルの夕食の奇妙な体験も、悪ガキにタイヤの空気を抜かれたことも、忘れたくない愛おしい一瞬だったのでしょう。無表情なジョナサンの、心の中では実は感受性が強いんだ、という一面が感じられて、なんだか感動してしまったのでした。
最初は軽くていい加減に見えた孫アレックスが真摯な表情を見せるようになるところも感動しますね。
今回、前回よりも泣き出しのポイントが早まりました(笑)前回はジョナサンが「万一のため」の箱をもらうあたりで泣き出したのですが、今回はアウグスティーネの姉がジョナサンがサフランの孫だと気づくあたりからもう泣いてしまいました。どちらもジョナサンが泣き出すタイミングと同じなところが・・・(笑)
ブロド川の美しい光景、ジョナサンと孫アレックスの別れ、祖父の墓前のジョナサン、祖父アレックスの墓前から去っていく孫アレックスと家族、のあたりも、明るく描かれているのにただただ泣けました。
空港でウクライナでであった人たちとそっくりな人たちが・・・というあたりもおかしくもじんわりさせられて。
あ、もちろんサミー・ディヴィス・Jr.Jr.もかわいいし(笑)彼女の使い方もとても上手いと思いました。
そんなわけでかなり泣かされてしまったのですが、かなり重い物語を、明るいタッチで描いているのが、まさに「全ては照らし出される」というタイトルとマッチしていて・・・本当に素晴らしい映画だと思います。DVD出たら買っちゃうかな。
惜しむらくは、やっぱり邦題が全然合ってないんですけど・・・(汗)
イライジャ映画は当たりが多いので、というかLotR以降はハズレがないので、今後も楽しみだなーと思います。