大丸ミュージアム・東京でやってるムーミン展に行ってきました。
密かにムーミン好きなんですよね。ただし、トーベ・ヤンソンの原作の絵だけ好き、しかもコミック版にもあまり興味がなく、あくまでもトーベ・ヤンソンの童話のムーミンが好き、というちょっと限定ファン?なんですが。
トーベ・ヤンソンのムーミン童話やコミックの挿絵の原画が展示されていて、なかなか興味深かったです。童話の挿絵は全シーン分あったのでは。
しかも、実際に掲載されたものだけでなく、そこに至るまでの習作も併せて展示されていて、シンプルな絵柄ながら色々と考えて描いてたんだな・・・ととても興味深かったです。
トーベ・ヤンソンは、画家がそもそも本業だったというのもあって、物語を作る時に絵のイメージも同時に浮かんでいたんですね。
そのイメージを、いかに読者の想像力を刺激する形にするか、というのを模索していた様子がとても面白かったです。
物語と同時に絵のイメージもあった、というと、トールキンやミヒャエル・エンデが思い浮かぶのですが、ファンタジーの世界を書く作家には視覚イメージは重要なんだなあと思ったりしました。
地図を自ら描いたりするところもトールキンと似てるし。
トーベ・ヤンソンはイラストをデザイン風にしたりとか、トールキンの絵の趣味と似た部分もあって、近いものがあるような気がするのですが、トールキンはトーベ・ヤンソンが描いた「ホビット」の挿絵は気に入らなかったそうで。
トーベ・ヤンソンもトールキンと同じように「絵は読者の想像力をかきたてるためのものでなければならない」と言っているのになあ・・・とちょっと不思議です。まあ確かに、トーベ・ヤンソンの描くホビットの登場人物たち、かなり独特のイメージですが・・・漫画っぽいのが気に入らなかったのかなあ。
そうそう、トーベ・ヤンソンが描いた「不思議の国のアリス」のイラストも展示されてました。「ホビット」のイラストの原画もちょっと観たかったなあ。
面白かったのが、まだムーミンの物語を描く前に、雑誌のイラストや風刺画の片隅に描いていたムーミンのイラストの展示でした。片隅にちょこっと小さなムーミン(最初はスノークと言っていたそうです)が描かれていてかわいい! ハンドバックに入ってるのが多かったですね、なぜか。
処女作の「小さなトロールと大きな洪水」でもムーミンたちがとても小さいことが描かれてますが、ムーミントロールが、そもそもは人間に見えない小さないたずらな妖精、という存在のイメージだったんだなあというのがわかって面白かったです。
この他、タンペレのムーミン谷博物館からの人形展示などもありました。そういやタンペレではちょうど5/1,2にLotRシンフォニーやってるんでしたが、それ観にタンペレに行ってもちょうど日本に展示物かなり来ちゃってたんだなあ。ま、行く予定なかったですけど・・・
そうそう、谷口千枝さんという方が、ムーミンの挿絵を粘土で半立体化したものを作り、トーベ・ヤンソンに送ったところ喜ばれて、その後ムーミン谷博物館に寄贈された、というものも展示されてました。
海の中の場面など、海草に本物の小さな貝が貼り付けてあったりして感動しました。
この谷口千枝さんの人形?を喜んだトーベ・ヤンソンが谷口さんに送った手紙に、とってもかわいいムーミンのキャラクターたちをあしらったリースが描かれていたそうで、その手紙も展示されていました! このイラストにはちょっと感動。
トーベ・ヤンソンはリースを描くのが好きだったそうで、こういうデザインのセンスにはやっぱりプロの画家だな、と思います。
で、ミュージアムショップにはグッズ満載(笑)少ししか買わなかったつもりが結構な散財に・・・
一番気に入ったのは、先に書いた谷口千枝さんへの手紙に描かれていたリースのイラストが入ったタイルでしたね。
いや、ポストカードとか、せめてパッチワーク用の布地とかだったら良かったんですが、なぜかタイルしかなかったので・・・(汗)
手芸用のテープの柄とかすごくかわいかったのですが、何も作る予定ないだろ・・・と思いとどまったりとか、色々と心惹かれるグッズがありましたね~
そうそう、ムーミン童話、普通の講談社文庫でも出ていることを知ってちょっとショック・・・全部青い鳥文庫で揃えちゃったよ・・・
てなわけで、色々と面白い展覧会でした。
密かにムーミン好きなんですよね。ただし、トーベ・ヤンソンの原作の絵だけ好き、しかもコミック版にもあまり興味がなく、あくまでもトーベ・ヤンソンの童話のムーミンが好き、というちょっと限定ファン?なんですが。
トーベ・ヤンソンのムーミン童話やコミックの挿絵の原画が展示されていて、なかなか興味深かったです。童話の挿絵は全シーン分あったのでは。
しかも、実際に掲載されたものだけでなく、そこに至るまでの習作も併せて展示されていて、シンプルな絵柄ながら色々と考えて描いてたんだな・・・ととても興味深かったです。
トーベ・ヤンソンは、画家がそもそも本業だったというのもあって、物語を作る時に絵のイメージも同時に浮かんでいたんですね。
そのイメージを、いかに読者の想像力を刺激する形にするか、というのを模索していた様子がとても面白かったです。
物語と同時に絵のイメージもあった、というと、トールキンやミヒャエル・エンデが思い浮かぶのですが、ファンタジーの世界を書く作家には視覚イメージは重要なんだなあと思ったりしました。
地図を自ら描いたりするところもトールキンと似てるし。
トーベ・ヤンソンはイラストをデザイン風にしたりとか、トールキンの絵の趣味と似た部分もあって、近いものがあるような気がするのですが、トールキンはトーベ・ヤンソンが描いた「ホビット」の挿絵は気に入らなかったそうで。
トーベ・ヤンソンもトールキンと同じように「絵は読者の想像力をかきたてるためのものでなければならない」と言っているのになあ・・・とちょっと不思議です。まあ確かに、トーベ・ヤンソンの描くホビットの登場人物たち、かなり独特のイメージですが・・・漫画っぽいのが気に入らなかったのかなあ。
そうそう、トーベ・ヤンソンが描いた「不思議の国のアリス」のイラストも展示されてました。「ホビット」のイラストの原画もちょっと観たかったなあ。
面白かったのが、まだムーミンの物語を描く前に、雑誌のイラストや風刺画の片隅に描いていたムーミンのイラストの展示でした。片隅にちょこっと小さなムーミン(最初はスノークと言っていたそうです)が描かれていてかわいい! ハンドバックに入ってるのが多かったですね、なぜか。
処女作の「小さなトロールと大きな洪水」でもムーミンたちがとても小さいことが描かれてますが、ムーミントロールが、そもそもは人間に見えない小さないたずらな妖精、という存在のイメージだったんだなあというのがわかって面白かったです。
この他、タンペレのムーミン谷博物館からの人形展示などもありました。そういやタンペレではちょうど5/1,2にLotRシンフォニーやってるんでしたが、それ観にタンペレに行ってもちょうど日本に展示物かなり来ちゃってたんだなあ。ま、行く予定なかったですけど・・・
そうそう、谷口千枝さんという方が、ムーミンの挿絵を粘土で半立体化したものを作り、トーベ・ヤンソンに送ったところ喜ばれて、その後ムーミン谷博物館に寄贈された、というものも展示されてました。
海の中の場面など、海草に本物の小さな貝が貼り付けてあったりして感動しました。
この谷口千枝さんの人形?を喜んだトーベ・ヤンソンが谷口さんに送った手紙に、とってもかわいいムーミンのキャラクターたちをあしらったリースが描かれていたそうで、その手紙も展示されていました! このイラストにはちょっと感動。
トーベ・ヤンソンはリースを描くのが好きだったそうで、こういうデザインのセンスにはやっぱりプロの画家だな、と思います。
で、ミュージアムショップにはグッズ満載(笑)少ししか買わなかったつもりが結構な散財に・・・
一番気に入ったのは、先に書いた谷口千枝さんへの手紙に描かれていたリースのイラストが入ったタイルでしたね。
いや、ポストカードとか、せめてパッチワーク用の布地とかだったら良かったんですが、なぜかタイルしかなかったので・・・(汗)
手芸用のテープの柄とかすごくかわいかったのですが、何も作る予定ないだろ・・・と思いとどまったりとか、色々と心惹かれるグッズがありましたね~
そうそう、ムーミン童話、普通の講談社文庫でも出ていることを知ってちょっとショック・・・全部青い鳥文庫で揃えちゃったよ・・・
てなわけで、色々と面白い展覧会でした。