ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

テラスからお城

2009年11月23日 | 旅行
私たちが泊まったホテルリーズルは、2階(ドイツ式だと1階ですが)のテラスからノイシュヴァンシュタイン城、ホーエンシュヴァンガウ城の二つの城が見えます。
テラスに面した部屋からだと窓から直接見えるようですね。でもこの部屋、カーテン開けてると部屋の中丸見えですが・・・
これからノイシュヴァンシュタイン城の写真、嫌というほど出てくる予定(笑)


こちらはルードヴィヒ2世の父が建てたホーエンシュヴァンガウ城。ホーエンシュヴァンガウの町のすぐそばにあります。ホテルの目の前。
あまりに近いので、なんだか本物のお城に思えず・・・なんかラ○ホみたいな・・・(大汗)←すごい失礼な発言・・・
天辺に白鳥がいるんですよね・・・(シュヴァン=swan、白鳥)ちょっと笑える・・・(汗)(いや、どうもルツェルン湖でお尻出して潜ってた白鳥のイメージが・・・(汗))


夜になるとお城がライトアップされます。これ日帰りだと観られないですよね。

ブレブレなんだけど縮小したらなんとか観られるかな・・・(汗)


なぜか空が明るく映ってるけど同時刻のホーエンシュヴァンガウ城です。天辺の白鳥もライトアップされててなんか笑えました・・・(また失礼な(汗))残念ながら映ってないですが。
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指輪読書8回目終了

2009年11月23日 | 指輪物語&トールキン
途中の感想書く間もなかったですが、「指輪物語」8回目読了しました。
8回目ともなると新たな発見もそうそうなくなるものですが・・・
いつも「旅の仲間」の後半あたりになるとノッて来るのですが、今回はなぜか「二つの塔」までは淡々と読めてしまい(汗)
でも、「王の帰還」に入った途端、俄然面白くなりました。もともと「王の帰還」上が一番好きでしたが・・・
やっぱりメリーとエオウィンに感情移入しがちというか、この二人のエピソードは好きですね。
メリーの「置いていかれたくない」という必死な気持ち、戦いが怖いけれど必死に勇気を奮い起こすところは、すごく等身大で共感します。
そして、勇気を奮い起こしてエオウィンのために魔王を刺すくだりは、初めて読んだ時の衝撃と感動が忘れられません。
セオデンへの忠誠と愛情も初読時から感動しましたが、これは何回か読んで、メリーの孤独感をより理解するようになってからは、そのメリーの孤独を理解していたかのように手を差し伸べたセオデンに対してメリーがどんなに感謝したか・・・という点でより感動するようになったと思います。
セオデンがなぜメリーというかホビットに心を傾けたかも、よくよく考えてみると感動です。セオデンにとっては、ホビットは自らが守ろうとしている平和な世界の象徴だったのかもしれません。
そんなホビットを近くに置いて、「話をして余の心を軽くしてくれ」という心境は、実はデネソールにも通じていたのかな・・・と思うと、デネソールが哀れにも思えて来て・・・セオデンとメリー、デネソールとピピンのエピソードの対比は、比べてみれば比べてみるほど面白いです。
エオウィンは、やっぱりカッコイイんですよねえ。魔王と対峙する時の啖呵とか。
そして、ファラミアによって頑なな心を解かれるあたりのエオウィンはかわいい! ふっと頭を下げて涙を流すところとか。このあたりは映画でも観たかったな、と思うもので、敢えてミランダ・オットーのエオウィンを想像しながら読んでみたりしました。
メリーにしてもエオウィンにしてもピピンにしても、物語の主人公になり得る活躍をしているのに、そんな彼らが登場人物の一人でしかない、というあたりもこの物語のすごさがあるかなあと思います。
そして、全編を通して、壮大な物語なのに、ホビットの目を通すことによって、ありきたりな戦記ものとは大きく一線を画しているんですよね。
トールキンの作り出した壮大な世界観が根底にあるのはもちろんですが、そこにホビットを登場させたのが、「指輪物語」のすごいところだなあと思います。
しかも、そのホビットが生まれたのはほんの偶然だったというところがまた・・・
そして、「王の帰還」下になると、フロドとサムの旅に物語が収束して、それまでに起こった出来事が全てフロドとサムの旅を助けていたことがわかり、それにもまた感動するのですよね。
このあたりが映画ではかなり物足りなかったんですよね。おおまかには原作どおりの流れになってますが・・・。
そして、素朴なサムの頑張りが・・・。このあたり、もともとのサムが素朴であればあるほど感動するので、やっぱり映画のサムには違和感あるよなあ・・・
あと、瀬田訳のゴクリ語はやっぱり読んでいてかわいいですねー。なんか吹き替えの長島雄一さんのゴクリを聴きたくなってしまうなあ。
そしてそして、「ホビット庄の掃蕩」が・・・メリーがカッコイイ!(笑)映画でも観たかったよなあこれ。ここも敢えて映画のキャストで想像しながら読んでます。
本当は、メリーとピピンがちょっと偉そうになりすぎ、という感じもあるんですが・・・まあフロドとの対比という意味でも必要だったんだろうけど。
サルマンとフロドの最後のやりとりは、フロドの大きさを示しているのですが、それを本当に感じ取ったのとは多分サルマンだけ、というのが悲しくもあり、サルマンの本来の偉大さを感じさせもしますね。
そしてサルマンの「あんたには長寿も健康も与えられないだろう」と予言するあたりにも、最後に残ったイスタリらしさを感じるかな・・・
灰色港の別れは、何度読んでも胸がつまりますね・・・。最初に読んだ時のショックには比べるべくもないにしても。
このあたりの描写があまりにもあっさりなのは、トールキン自身が悲しくて書けなかったのかな、と思ってしまいます。もしくは感情におぼれた描写をしたくなかったとか・・・
映画である程度補完してくれたのは良かったかなと思います。でも最後まで船見送ってないのは許せないんだけど・・・(汗)
最後がめでたしめでたし、ではなく、こういう終わり方なのは、物語に深みを与えているよなあ、と改めて思います。最初に読んだ時はすごくショックでしたけどね・・・
というわけで、さすがに新しい発見はあまりなかったんですが、やっぱり読み直すと色々考えさせられるなあ、思います。
これからも年一回は読み直して行きたいなあと思ってます。
まだこれから追補編読むんですが、本編の感想ということで・・・
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