ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

レゴラス名台詞集

2007年03月26日 | 指輪物語&トールキン
またネタがなくなって来たので、名台詞集をやってみたいと思います。
ガンダルフ、ギムリにつづいての名台詞集は、なんとレゴラスです。
なんでレゴラス? と私を知っている方は思われるでしょうが(笑・全然レゴラスファンじゃないんで・・・)、キャラクターとしての台詞の面白さ、というのを考えると、三番手はレゴラスなんですよね、私の中では。
ガンダルフもギムリもそうですが、なんというかイギリスらしいドライさがあるキャラクターじゃないかなあと思います。そのあたりが台詞の面白さにも出ているのかなあと・・・。まああくまでも私の感覚でですけどね。
・・・といいつつ、いざ書き出してみたら、こんだけかよ・・・という感じ(汗)1回で終了です。やっぱりレゴラスへの愛が足りないなあ・・・(汗)
とまあ前置きが長くなりましたが、それでは行ってみます!

まずはカラズラスでのこの台詞。

「ガンダルフが赤々と燃える焔をかざして先に立ってくだされば、道が溶けてみんな通れるかもしれませんね。」とレゴラスがいいました。この吹雪もかれを苦しめることはほとんどなく、一行の中でかれだけがくったくなげでした。

このあとの「では太陽を探しに行って来ますよ」(今ちょっとうろおぼえ(汗))の方が有名かなと思いますが、私的にはここで度肝を抜かれましたね~。皆大変なのに何のんきなこと言ってんだ~と。
だいたいホビットの一人くらい持ってやれよ! というのが最初から気になっていたのでした・・・(笑)
原作のレゴラスは「なんてやつ~」という雰囲気がありますが、映画のレゴラス
結構真面目な感じなので、余計にホビット持ってやらないのがひどい気がしますね。余談でした。

続いてはアンドゥインを下っている時のギムリとの会話。ギムリがガラドリエルとの別れの辛さを語った言葉に対する答えです。

「(略)だがグローインの息子、ギムリよ、わたしはあんたを果報者と思う。なぜならあんたが失ったのは、他の選び方でもできたかもしれないのに、あんたが進んで選んだことだからだよ。(略)」

ギムリへの深い理解に一気にレゴラスの好感度がアップした台詞ですね(笑)

お次はもうTTT。ガンダルフと再会して、メリピピを追いかけるのはやめてローハンに行くように言われてのこの台詞です。

「それではわれらはあの陽気な若いホビットたちにふたたび会うことはないのですね?」

・・・一見、「陽気で若いホビットたち」のことを愛おしんでいるように見えますが・・・いきなり「もう会うことはない」とか判断しているあたりが「おいおい」という感じですよ(爆)諦めるの早すぎ・・・
やっぱりレゴラスのホビットに対する優しさなんてこんなもんなのね~、と思った台詞です(笑)

次はもうRotK。ペレンノール野の戦いが終わり、メリピピに会いにミナス・ティリスに向かう途中のギムリとの会話です。

(ギムリ)「人間の始めることはいつもこうなのだ。春に春霜があったり、夏に虫害があったりすると、かれらは前途の望みを失うのだ。」
「しかしかれらはその種を失うことはめったにない。」と、レゴラスはいいました。「そしてその種は土の中に埋まって腐り、思いもかけぬ場所でふたたび芽を出すのだ。人間の功業というものはわれわのいなくなった後まで残るだろうよ、ギムリ。」


ここはトールキンの考えをレゴラスに代弁させた感がありますが、悲観的なギムリに対して、大きな流れで楽観的に物事を見ているレゴラスのエルフらしい考え方がわかって、面白いなあと思った台詞でした。

続いて、メリピピと共にミナス・ティリスの城壁で話している時にカモメをみかけた時の台詞。

「鴎だ! ずいぶん陸の置くまで飛んできたな。かれらはわたしの驚きで、わたしの心を騒がす種なのだ。わたしはペラルギアに来るまでは、生涯で一度もかれらに出会ったことがなかった。ペラルギアで、船を相手の戦いに赴こうとするときわたしは空中で鳴く声を聞いた。その時わたしははたと立ち止まって、中つ国の戦いを忘れた。悲しげに鳴くその声がわたしに海のことを語りかけたのだもの。海! ああ! わたしはまだこの目で海を見たことがない。しかしわが種族の者ならばだれの心にも奥底深く海への憧れがひそんでいる。これをかきたてることは危険なのだ。あなあわれ、鴎鳥よ! ぶなの木の下でも、楡の木の下でも、わたしは二度と心の平安を味わうことはないだろう。」

こうしてみると、レゴラスって結構トールキン自身の思いを語らされているように思いますね。これってトールキンの海への思いですよね・・・
それはともかくとして、戦いに向かう途上でふと鴎の声に海への思いを掻き立てられ立ち止まるなんて、やっぱりちょっとカッコイイなあレゴラス、と思いますね。

そしてその後、ギムリが語る、アンドゥインを遡ってペレンノール野に向かっている時のレゴラスの台詞。川の流れに逆らって進むので遅々として進まず、間に合わないのではと焦燥をつのられている、そんな時の台詞です。

「(略)もしレゴラスが不意に声をたてて(笑)、次のようにいわなけれぱ、あの港での勝利にもかかわらず、わたしの心は重くふさいでしまったろう。
『ドゥリンの息子よ、君の顎鬚を立て給え。こういうではないか。すべてが底をついた時、しばしば希望が生ずる、とね。』(略)」


暗い状況にあってのレゴラスのこの明るさには心を和まされますね。
しかし、一言「風向きが変わるよ」と教えてやればいいのに、これだけしか言わないあたり・・・やっぱりよくわからない人だなあ・・・(笑)

というわけで1回でおしまいのレゴラス名台詞集でした。
やっぱりレゴラスへの愛が足りないなあと、書いていて実感しましたよ~(汗)
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