引き続きネタがないので、久々に名台詞集をやってみたいと思います。5ヶ月ぶりくらいですね。
今回はメリーです。ギムリと並んで好きなのに、名台詞はギムリよりはかなり少なめ・・・愛が足りないのかなー。
まずは初登場のこの台詞ですね。
「お世辞さ、だから、事実はしからずですよ」
実は原作確認してないんで台詞違ったらすみません(汗)ちがったら後でこっそり直しておきます・・・
最初読んだ時は頭の悪い私は意味がよくわからなかったんですが(汗)メリーがブランディバックだということも今イチわかってなかったからなあ・・・メリーのこと女の子だと思ってたし。(この台詞読んで女の子だと思ってたのもすごいかも・・・)
この当時メリーは人間で言うと中学生くらいなのではないかと思うのですが、(もうちょっと上かなあ?)早くもメリーの頭の良さを感じさせる台詞ですね。
続いては一気に裂け谷に飛びます。フロドたちと一緒に行きたいと主張するこの台詞です。
「-でも、ぼくたちはサムを羨ましがってるんで、あなたのことじゃないんです。もしあなたが行かなくちゃならないのなら、ぼくたち三人のうちのだれにしろ、置いてきぼりにされることは、たとえその場所が裂け谷であろうと、罰を受けるも同然なのです。ぼくたちは今まであなたと一緒に長い旅をしてきた。-これから先も一緒に行きたいのです。」
さすがメリー、理路整然としてますねー。ピピンも本当にこんな風に思ってたのかどうか・・・(笑)
三人の中で、言葉で説得できるのはやっぱりメリー、という感じですね。
実は「旅の仲間」の台詞はこれでおしまいです(汗)
メリーの頭の良さを示すシーンは色々あるんですが、名台詞とまでは行かなくて・・・(私の中で)
今度また原作読むときに、もう少しメリーの台詞に注意して読もうかなと思いました(汗)
というわけで「二つの塔」に・・・といいたいところですが、「二つの塔」でのメリーの名台詞はひとつもありません・・・(汗)
メリピピのシーンはどうもピピン視点で話が進んでるし、というわけで、あまり印象的な台詞はないのでした・・・ないことはないんですけど、他の人たちの台詞ほどのインパクトがないかなーと(汗)
いや、まだまだメリーへの愛が足りないだけか・・・?
ということで「王の帰還」です。ピピンとも別れていよいよメリーの見せ場が・・・!
まずはセオデンに剣を捧げる場面です!
かれは不意にこの老人への愛情で胸がいっぱいになって、片膝をつき、王の手を取って、それにキスしました。
(中略)
「殿を父ともお慕い申しあげます。」と、メリーはいいました。
「しばしなりとも、な。」セオデンはいいました。
なんで中略してるんだろうこれを書き出した当時の私・・・(汗)ここはメリーよりもセオデンの「しばしなりとも、な」にグッと来たのかもしれません。
相手がデネソールとセオデンの違いはあるかもしれませんが、ピピンが忠誠を誓うきっかけとは随分違う、メリーの心からの敬愛の念から出た忠誠の言葉ですね。
メリーにとっては、セオデンと出会ったことで、今まで感じたことのない、新しい感情を知ることになったのでしょう・・・それがメリーのこの後の成長の始まりだったわけですね。
このあたり映画でカットされていたのが残念でなりません。
続いて、アラゴルンたちもいなくなり、一人ぼっちでローハン軍と一緒に進軍しているメリーのこの独白?です。ここ、すごく好きなんですよね・・・
かれは山々を愛していました。それとも遠いかなたからもたらされた物語の周辺に連なる山々を頭に思い描くことを愛していたのです。しかし今は中つ国の支えきれぬ重さに圧倒されてしまいました。かれは静かな部屋の暖炉のそばにこもり、この無限の大きさを閉め出してしまいたいと切に望みました。
メリーの孤独と、平和なホビットが大きな世界に呑み込まれて行く様がとてもリアルに描写されていて、なんだかとても共感するのですよね。
そしてその少し後、フロドたちのことをふいに思い出したメリーの独白。
その時です。心臓を冷たい手でさわられたように、不意にかれはフロドとサムのことを考えました。「ぼくは二人のことを忘れかけてた!」かれは自分を責めるように独りごちました。「ぼくたちみんなよりあの二人のほうが大切だっていうのに。第一ぼくは二人を助けるために来たんじゃないか。-」
自分のことで精一杯なのは当たり前。メリーのこの等身大な気持ちにまたまた共感するのでした。
自分は一体何のためにここまで来たのか。何の役にも立ってないのじゃないか。そんな風に自分をお荷物に感じているメリーのこの後の活躍を思うと、このメリーの気持ちにじーんとしますね・・・
そして、デルンヘルムと戦いに出てからのメリーの独白、三連発でどうぞ!
メリーは自分がエオメルのような背の高い騎士で、角笛か何かを吹き鳴らし、かれ(ピピン)を救出しに馬を疾駆させて行くことができればどんなにいいだろうと思いました。
今や合戦前の最後の行程でした。味方の多くがこの行程の最後まで生き残れそうだとはかれには思えませんでした。しかしかれはピピンのことを思い、ミナス・ティリスに燃える炎のことを思って、おのれの恐怖を押しのけました。
「メリアドク、かかる戦いでそなたは何をしようというのか?」という老王の言葉の真実さを、今こそかれは痛いほど感じました。「これだけです。」かれは心に思いました。「一人の騎士のお荷物になって、鞍から落っこちないよう、駆ける馬たちの蹄にかけられて死んだりしないように願うのが関の山というところ!」
等身大のホビットの素直な恐怖、それでもピピンを救いたいと思う気持ちで必死に頑張るメリーがもう・・・たまりません(笑)
しかし、ホビット庄の掃蕩では、角笛を吹いて勇ましく戦っていたメリー。成長したんだなあと思いますが、個人的にはこの頃のメリーの方が好きだなあ。
そして、ついに魔王との対決?のシーン・・・!
「王の従者よ! 王の従者よ!」かれの心は叫びました。「お前は王のそばに留まらなければいけない。『父ともお慕い申し上げます』と、お前はいったではないか。」しかしかれの意志はこれに対して何とも答えず、-かれには目を開ける勇気も顔を上げる勇気もありませんでした。
ナズグル相手に当たり前・・・それでも頑張らなければ、と思っているところがいじらしい・・・!
映画のメリーは簡単に勇敢すぎますよね・・・
これはエオウィンでした。そしてデルンヘルムでもありました。なぜならメリーの心には馬鍬砦を出立するときに見た顔の記憶がはっと思い出されたからです。のぞみを持たず、死を求めに行く者の顔でした。同情の念がかれの心を満たしました。それと童子に強い驚嘆の思いも。
そしてふいにかれの種族特有の燃え立つのに時間のかかる勇気が目覚めました。れは手を握りしめました。このひとは死んではいけない。こんなに美しく、こんなに身を捨てて! 少なくとも助けを知らずにただ一人死んではいけない。
エオウィンのために、恐怖を振り払って勇気を出すメリー・・・! 最も感動したシーンのひとつですね。(たくさんあるけど、感動したシーン・・・)
好きだっただけに、映画で変わっちゃって残念でしたね・・・表面上は同じだけど、中身が大きく違うというか・・・
「王の帰還」分だけでかなり長くなってしまったので、続きは次回に・・・
今回はメリーです。ギムリと並んで好きなのに、名台詞はギムリよりはかなり少なめ・・・愛が足りないのかなー。
まずは初登場のこの台詞ですね。
「お世辞さ、だから、事実はしからずですよ」
実は原作確認してないんで台詞違ったらすみません(汗)ちがったら後でこっそり直しておきます・・・
最初読んだ時は頭の悪い私は意味がよくわからなかったんですが(汗)メリーがブランディバックだということも今イチわかってなかったからなあ・・・メリーのこと女の子だと思ってたし。(この台詞読んで女の子だと思ってたのもすごいかも・・・)
この当時メリーは人間で言うと中学生くらいなのではないかと思うのですが、(もうちょっと上かなあ?)早くもメリーの頭の良さを感じさせる台詞ですね。
続いては一気に裂け谷に飛びます。フロドたちと一緒に行きたいと主張するこの台詞です。
「-でも、ぼくたちはサムを羨ましがってるんで、あなたのことじゃないんです。もしあなたが行かなくちゃならないのなら、ぼくたち三人のうちのだれにしろ、置いてきぼりにされることは、たとえその場所が裂け谷であろうと、罰を受けるも同然なのです。ぼくたちは今まであなたと一緒に長い旅をしてきた。-これから先も一緒に行きたいのです。」
さすがメリー、理路整然としてますねー。ピピンも本当にこんな風に思ってたのかどうか・・・(笑)
三人の中で、言葉で説得できるのはやっぱりメリー、という感じですね。
実は「旅の仲間」の台詞はこれでおしまいです(汗)
メリーの頭の良さを示すシーンは色々あるんですが、名台詞とまでは行かなくて・・・(私の中で)
今度また原作読むときに、もう少しメリーの台詞に注意して読もうかなと思いました(汗)
というわけで「二つの塔」に・・・といいたいところですが、「二つの塔」でのメリーの名台詞はひとつもありません・・・(汗)
メリピピのシーンはどうもピピン視点で話が進んでるし、というわけで、あまり印象的な台詞はないのでした・・・ないことはないんですけど、他の人たちの台詞ほどのインパクトがないかなーと(汗)
いや、まだまだメリーへの愛が足りないだけか・・・?
ということで「王の帰還」です。ピピンとも別れていよいよメリーの見せ場が・・・!
まずはセオデンに剣を捧げる場面です!
かれは不意にこの老人への愛情で胸がいっぱいになって、片膝をつき、王の手を取って、それにキスしました。
(中略)
「殿を父ともお慕い申しあげます。」と、メリーはいいました。
「しばしなりとも、な。」セオデンはいいました。
なんで中略してるんだろうこれを書き出した当時の私・・・(汗)ここはメリーよりもセオデンの「しばしなりとも、な」にグッと来たのかもしれません。
相手がデネソールとセオデンの違いはあるかもしれませんが、ピピンが忠誠を誓うきっかけとは随分違う、メリーの心からの敬愛の念から出た忠誠の言葉ですね。
メリーにとっては、セオデンと出会ったことで、今まで感じたことのない、新しい感情を知ることになったのでしょう・・・それがメリーのこの後の成長の始まりだったわけですね。
このあたり映画でカットされていたのが残念でなりません。
続いて、アラゴルンたちもいなくなり、一人ぼっちでローハン軍と一緒に進軍しているメリーのこの独白?です。ここ、すごく好きなんですよね・・・
かれは山々を愛していました。それとも遠いかなたからもたらされた物語の周辺に連なる山々を頭に思い描くことを愛していたのです。しかし今は中つ国の支えきれぬ重さに圧倒されてしまいました。かれは静かな部屋の暖炉のそばにこもり、この無限の大きさを閉め出してしまいたいと切に望みました。
メリーの孤独と、平和なホビットが大きな世界に呑み込まれて行く様がとてもリアルに描写されていて、なんだかとても共感するのですよね。
そしてその少し後、フロドたちのことをふいに思い出したメリーの独白。
その時です。心臓を冷たい手でさわられたように、不意にかれはフロドとサムのことを考えました。「ぼくは二人のことを忘れかけてた!」かれは自分を責めるように独りごちました。「ぼくたちみんなよりあの二人のほうが大切だっていうのに。第一ぼくは二人を助けるために来たんじゃないか。-」
自分のことで精一杯なのは当たり前。メリーのこの等身大な気持ちにまたまた共感するのでした。
自分は一体何のためにここまで来たのか。何の役にも立ってないのじゃないか。そんな風に自分をお荷物に感じているメリーのこの後の活躍を思うと、このメリーの気持ちにじーんとしますね・・・
そして、デルンヘルムと戦いに出てからのメリーの独白、三連発でどうぞ!
メリーは自分がエオメルのような背の高い騎士で、角笛か何かを吹き鳴らし、かれ(ピピン)を救出しに馬を疾駆させて行くことができればどんなにいいだろうと思いました。
今や合戦前の最後の行程でした。味方の多くがこの行程の最後まで生き残れそうだとはかれには思えませんでした。しかしかれはピピンのことを思い、ミナス・ティリスに燃える炎のことを思って、おのれの恐怖を押しのけました。
「メリアドク、かかる戦いでそなたは何をしようというのか?」という老王の言葉の真実さを、今こそかれは痛いほど感じました。「これだけです。」かれは心に思いました。「一人の騎士のお荷物になって、鞍から落っこちないよう、駆ける馬たちの蹄にかけられて死んだりしないように願うのが関の山というところ!」
等身大のホビットの素直な恐怖、それでもピピンを救いたいと思う気持ちで必死に頑張るメリーがもう・・・たまりません(笑)
しかし、ホビット庄の掃蕩では、角笛を吹いて勇ましく戦っていたメリー。成長したんだなあと思いますが、個人的にはこの頃のメリーの方が好きだなあ。
そして、ついに魔王との対決?のシーン・・・!
「王の従者よ! 王の従者よ!」かれの心は叫びました。「お前は王のそばに留まらなければいけない。『父ともお慕い申し上げます』と、お前はいったではないか。」しかしかれの意志はこれに対して何とも答えず、-かれには目を開ける勇気も顔を上げる勇気もありませんでした。
ナズグル相手に当たり前・・・それでも頑張らなければ、と思っているところがいじらしい・・・!
映画のメリーは簡単に勇敢すぎますよね・・・
これはエオウィンでした。そしてデルンヘルムでもありました。なぜならメリーの心には馬鍬砦を出立するときに見た顔の記憶がはっと思い出されたからです。のぞみを持たず、死を求めに行く者の顔でした。同情の念がかれの心を満たしました。それと童子に強い驚嘆の思いも。
そしてふいにかれの種族特有の燃え立つのに時間のかかる勇気が目覚めました。れは手を握りしめました。このひとは死んではいけない。こんなに美しく、こんなに身を捨てて! 少なくとも助けを知らずにただ一人死んではいけない。
エオウィンのために、恐怖を振り払って勇気を出すメリー・・・! 最も感動したシーンのひとつですね。(たくさんあるけど、感動したシーン・・・)
好きだっただけに、映画で変わっちゃって残念でしたね・・・表面上は同じだけど、中身が大きく違うというか・・・
「王の帰還」分だけでかなり長くなってしまったので、続きは次回に・・・
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