ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

デューラーの兎???

2006年08月19日 | 旅行
ニュルンベルクはアルプレヒト・デューラーが晩年住んでいた町でもあるそうです。デューラー・・・画家だってことくらいしか知らない(汗)しかし今回の旅行ではヘッセのことを調べるので手一杯でデューラーのことはなんにも・・・(汗)
という状態で行ったのですが、このデューラーの家の近くにあった兎のモニュメントには???状態・・・
プレートにデューラーがどうのと書いてあるのはわかったのですが、ドイツ語なのでそれ以上詳しいことはわからず・・・
デューラーと兎って何か関係あるの?というのは、帰国後調べて、デューラーの兎を描いた絵が有名なんだというのはわかったんですが・・・
そのデューラーの絵って普通の兎なんですよね。このモニュメントの兎は一体何・・・?
縮小したのでよくわからないかもしれませんが、なんだか溶けたようなどろっとした兎が木箱からはみ出している感じ・・・そして大きな兎のほかに小さな兎も詰め込まれて?います。やせ細ったのとかつぶれたようなのが・・・なんか怖い・・・(汗)
後ろから見た方がわかりやすいかな?

このモニュメント、ユルゲン・ゲルツという人が作ったということはわかったんですが、来歴などはわからず・・・うーむ(汗)


こちらはデューラーが晩年に住んだ家です。なんだか明らかに立て直していて、しかも木組みのところのペンキとか結構手抜きな感じでしたが・・・(汗)
中はデューラーの博物館になっているのですが、入りませんでした。いや2日目に行こうかなと思ってたんですが、違うところに行くことになって・・・
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宇宙クリケット大戦争(ネタバレ)

2006年08月19日 | 読書

映画でハマった「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズの3作目。邦訳は絶版になっていたものが、映画のおかげで再訳されました! 2作目でマーヴィンのことが気になっていたので嬉しかった(笑)
映画のおかげで未邦訳の4作目、5作目もすでに発売されていて嬉しい限りです。既に2冊とも購入済で、4作目を読んでいるところです。
このシリーズ、1作目、2作目は傑作で、3作目からだんだん質が落ちてくるといわれているそうですが、私は3作目までではこの3作目が一番面白いと思いました。
うーんなぜかなあ? 多分、ストーリーが1本にまとまっていたからかなあと。
アーサーが前の2作よりも目立っていたというか、主人公らしかったような気も(笑)映画くらいには・・・(笑)
アーサーとフォードの永遠に噛み合わない会話とかも面白かった(笑)
出番は少なかったけどゼイフォードやマーヴィンの話への絡み方も上手かったと思うし。(マーヴィン生きてて嬉しかったよ~)
トリリアンが謎をなぜかわかってしまったのは不自然な感じでしたが・・・
小ネタというかギャグも私の好みのものが多かったようです。アルファベット順に「バーカ」と言って回る宇宙人とか。あれが最後に出てきたのも良かった(笑)
マットレスのエピソードも面白かったし、何度生まれ変わってもアーサー・デントに殺される運命の人(?)のエピソードが一番面白かったかな。
レストラン数論で動いている宇宙船というのも、わかったようなわからないような・・・でもおかしかった(笑)
読んでいて思わず噴出してしまったのが、スラーティバートファーストが考え込んでいるとき、額のしわのことを「根が浅い野菜なら植えられそうなくらい深かった」と書いてあったところでした(笑)こうして書くとどうってことないんですが、なんかあの流れで読んでいると・・・(笑)
そうそう、終わり方が初めてハッピーエンドでめでたしめでたし、な感じだったのも良かったのかも。映画もそうでしたが。そうかあ、なんとなく雰囲気が映画に近いのかもしれませんね。って私が思うだけかなあ?
なくとなく前2作を読み返したい気になりました。って今読むもの溜まっていてそれどころではないのですが(汗)
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映画と原作の混同

2006年08月19日 | 指輪物語&トールキン
昨日のキーワード検索の話ともちょっと関連するのですが、映画の展開を原作も同じだと勘違いしてしまうというケースが結構あるんだなあ、と感じます。
映画を見てから原作を読んだ人は無理もないと思いますが、意外に昔から原作を読んでいた人でも混同してしまうことがあるようなんですね。
まあ、考えてみれば、映画は長いといっても1本3時間ちょっとですが、原作は3、4時間じゃ絶対読めませんもんね。そう考えると、映画が気に入った人ほど、どうしても原作を読んだ回数よりも映画を見た回数の方が多くなってしまいますよね。かく言う私も原作を読んだ回数は5回ですが、映画は各30回くらいは見てる・・・(汗)
そうなると、どんなに原作が好きでも、映画の印象の方が強くなって、「あれ、どうだったっけ?」ということにもなるのかもしれませんね。
私ももしかしたら細かいところは混同してたことあるかな? ちょっと忘れちゃいましたけど(汗)
ただ、私の場合、原作と映画の違いをチェックする意味でも、毎年映画公開後に原作を読み返していたので、ファン歴浅い割には混同はしてない・・・と思うのですが・・・どうかなあ?(汗)
最近キーワード検索で読んだ記事では、皆さん、原作を読んでいて、映画の中のあるシーンが原作に出てこなかった、あれ、読み飛ばしたかな? というものでした。
私が覚えているものでは、アルウェンとアラゴルンのラブシーンがなかった、とか。あれは原作では直接的なラブシーンは一切なかったので、そんなに勘違いしないところかなあと思ったけれど・・・
逆に、アルウェンの影が薄すぎて、どうしてエオウィンが振られるのかわからない、という人が一般的には多いような。私は初読時には逆にフロドが目撃したアルウェンとアラゴルンが会話している場面が印象に残っていたので、エオウィンがアラゴルンを好きらしい記述が出てきた時、「あれ、エルロンドの娘が恋人じゃなかったっけ? 私の記憶違い???」とやや混乱したものでした(笑)
それから、黒門前のアラゴルンの台詞が出てこなかった、というのもありましたね。これは複数の人の記事で観たような気がします。
あれは割りといい台詞とされているようで、当然原作から取っているのだろうと思われがちなのかもしれませんね。妹も原作未読でRotKを見に行った時、黒門前の「フロドのために」が一番感動したと言ってましたし。
まあ、一般のファンが混同するのは仕方ないと思うのですが、以前読んだUnsung Heros of The Lord of the Ringsでは、20年来だか30年来の原作ファンだという著者Lynett Porter氏がとんでもない混同をしていたので、これはあり得ん! と思ったものでした。本も面白くなくて挫折したし。
この人の「長年のファン」というのも怪しいもので、なんだか黒門前の戦いのことをさかんに「コルマルレン野の戦い」と書いてたんですよね。コルマルレンはフロドたちが目覚めたところでしょーが。
一番「信じられん!」と思った混同は、メリーがアングマールの魔王を刺した時、メリーはデルンヘルムの正体に気づいてなかったとか書いてあったことですね。
メリーファンとしては信じられない記述です。あそこはエオウィンのために「あのひとは死んではいけない、少なくとも誰の助けもなく一人で死んではいけない」とメリーが勇気を振り絞るところが感動なのに・・・!
なんでこんな勘違いが起こったかというと、おそらく映画と混同してるんです、やはり。映画ではエオウィンが兜を脱ぐのは魔王を刺す直前ですからね。原作ではもっと早い段階で脱いでます。映画ではメリーはエオウィンの正体を最初から知ってるわけですけど。
繰り返しになりますが、一般のファンの人の混同ならまあいいんですよ。誰にでも間違いはあるし。でも、わざわざメリーやエオウィンのことを書いて出版しようという人がこれでは腹も立つというものです。
しかし、これを読んだ時に、改めて映画の影響の大きさを実感しました。いくら「映画と原作は違うから」と言われても、映画の方が入りやすいですし。
「指輪物語」はああいう話なんだと、多くの人に誤解されているのかな、これからもそうなのかな、と思うと、暗澹たる気持ちになったりして。映画のおかげでメジャーな作品になったことの代償なのでしょうか・・・
そう思うと、まだ見てないけど原作と全然違うらしい「ゲド戦記」の方がむしろ救われるかも。ああいう話なんだ、と誤解されないだけマシかもしれませんよね?(汗)
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古都ニュルンベルク

2006年08月18日 | 旅行

ちょっとドイツっぽい(?)町並みと涼しげな中庭。


高台にあるカイザーブルク(神聖ローマ皇帝の居城)に向かう坂道から撮った町並み。


一部残っている昔の城壁。というか修復されたものかな。
左にちょっと写っているのはアルプレヒト・デューラーの住んでいた家です。



カイザーブルクの前から撮った街並。
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「車輪の下」と「知と愛」

2006年08月18日 | 読書
ドイツ行きに備えて読んでいたヘッセの2冊、特に「知と愛」は旅行までには読み終わらないだろう・・・と思っていたら、意外と読みやすくて旅行前に読み終えることができました。
まず「車輪の下」。中学生の頃かなりハマっていた時期があったのですが、その後トーマス・マンにハマって、「ヘッセは軟弱だから好みじゃない」とか豪語してすっかり読まなくなっていたのでした。ヘッセったって「車輪の下」しか読んでなかったくせに・・・(汗)
とっても久々に読んでみて、やはり「車輪の下」は面白いなあと思いました。ハンスの少年らしい細やかな心情がありありと描かれていて、共感というよりも同情を覚えるし。
何よりも、夏休みに魚釣りや川泳ぎをする様子の描写が活き活きとしていて、とても魅力的でした。
神学校でのハンスとハイルナーの、少年らしい未成熟で激しい友情にも、今読んだらどうかな、と思ったのですが、素直に好感を持って読めました。
中学生の頃は、ハンスが学校を辞めてからのエピソードにはあまり興味がなく、結末も忘れていたくらいでしたが(汗)今回は、かわいそうに、と思えました。
当時はうつ病についての理解なんてほとんど全くなかったでしょうから・・・周囲に理解してくれる人がいれば、なんてかわいそうに思いました。つーか、ハイルナーがもうちょっとなあ・・・(汗)やっぱり子供なんですなあ。
ハンスのうつ病はヘッセ自身の体験でもあるそうですが、ヘッセは母親の愛情で回復することができたそうですからなおさらです。(牧師である父親もハンスの父親とは全く違ったでしょうし)
作中に、神学校時代にもハンスに同情的で親切な助手が一人いたということが書いてありましたが、ヘッセ自身にも実際にはハンスよりも理解して暖かく見守っていてくれる人は多かったのではないかと思いました。
この作品、日本ではヘッセの作品中一番親しまれていると思いますが、ドイツでは8番目に読まれているとかだそうです。(邦訳当時のデータなので古いと思いますが)
確かに日本人向きな作品かもなあと思いました。

続いて「知と愛」。「車輪の下」にも出てくるマウルブロン修道院をモデルにしたマリアブロン修道院というのが出てくるというので、マウルブロン修道院に行く下準備として読んでみました。この作品はドイツではヘッセの作品中2番目に読まれているそうで(これも邦訳当時のデータですが)、ヘッセと親交の深かったロマン・ロランも絶賛しているらしいです。
最初読んでいて、ゴルトムントはなんで試験もなしに神学校に入れたんだろう、なんて思いましたが、騎士が出てきて初めて気づきました。これかなり古い時代の話なんだということに・・・(笑)
読んでみての私の感想は、うーん、やっぱり私にはヘッセは向かないなあ、ということでした(汗)
軟弱とまでは言いませんが・・・(汗)やっぱりトーマス・マンの方が好きだなあと。
しかし、なんだかんだとかなり読みやすく、とんとんと読み進むことはできました。
あまり共感が得られる話ではなかったのですが(汗)最後の方、ナルチスがゴルトムントを看取る場面にちょっと感動しました。このシーンを書くためにそれまでの話があったのかな、と思うとちょっと納得なのですが。
ナルチスが静かにゴルトムントに「私が愛というものを知っているとしたらそれは君のおかげだ」と告白する場面を読んでいて、これSTUDIO LIFEでやってもいいかもなあと思いました・・・というか、ナルチスを林勇輔さんで見たい(汗)もっと言うと、あの最後の方のナルチスの台詞を林勇輔さんの声で聞きたい・・・(笑)
ゴルトムントの「君は母を知らないとしたらどうやって死ぬのだ? 母がなければ生きることはできない。母がなければ死ぬことはできない」という最後の言葉が「ナルチスの中で火となって燃え続けた」というようなラストも良かったかな・・・
この作品で描かれているのは、「芸術と信仰」という二極対立だと思いますが、芸術家って皆こういう風に悩むのかな・・・と思ったくらい、トーマス・マンが抱き続けていた二極対立と同じだったのが興味深かったです。
芸術を一種罪を伴うものだと認識していて、健全で正しい生活との両立を夢見るけれどできないという・・・
牧師の家庭に育ったヘッセにはその健全な生活とは信仰で、裕福な商人の家庭に育ったマンにとっては立派で社交的な社会生活、ということになるでしょうか。
そして、二人とも学業には挫折して作家、詩人を志していますね。まあ、トーマス・マンは最初から学業に興味がなく落ちこぼれていたようですが。
こういうのを読んでいると、大学教授の椅子という、学術的にも社会的にも立派な地位をしっかりゲットしたトールキンやルイスは「芸術家」とは違う人種だなあと思わざるを得ませんね。彼らにはヘッセやマンのような葛藤はなかったでしょう。
こういうところが、トールキンを「作家」や「小説家」とは呼べないように思うとろかなあと思ったりします。
話が逸れましたが(汗)そういうテーマを持ったこの作品、私の好みではないけれど(汗)確かに芸術家としてのヘッセの入魂の作品ではあるなあ、というのは感じました。これと比べると「車輪の下」は名作ではあるけれど小品だなあと。
でもそういう意味でも、やっぱり私にはヘッセは合わないなあ、と思いました(汗)

この二つの作品の舞台となったカルフとマウルブロン修道院に行った時のもようは、後日旅行カテゴリにUPする予定です。いつになるかな~(汗)
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「指輪物語」でキーワード検索すると・・・

2006年08月18日 | 指輪物語&トールキン
私はgooのRSSリーダーのweb版を使っています。キーワード検索で色々な単語を登録していて、そのキーワードが出てくるブログがヒットして来るわけですが、思わぬ情報が得られたりと、なかなか重宝してます。
指輪関連では、サントラ関係は除いて(笑)「指輪物語」「ロード・オブ・ザ・リング」「トールキン」の3つの単語を登録しているのですが、ここでヒットしてくる記事がなかなか面白いです。
他のマイナーな固有名詞だと、何ヶ月も記事がヒットしないこともあるのですが(汗)この3つは毎日のように違う記事がヒットしますので、やはり有名な話題?なんだなあと実感しますね。
DVDなどで初めて映画を見た人の感想などを読むのが面白いですね。FotR公開当時は、あの世界観を理解できない人たちにかなり叩かれてたと思いますが、最近になってDVDを見る人の感想は、長すぎて見てられなかった、という人を除けば(汗)比較的好意的な感想が多いように思います。やはりアカデミー賞獲った作品という前提があると、そんなにボロクソには言わなくなるものですかねー。
そして、キーワード登録だと、その言葉が含まれている記事ならなんでもヒットするので、指輪やトールキンの話題でない記事も結構出てきます。というか最近はその方が多いかも。
今年の正月あたりは「里見八犬伝」がやたらにヒットしたものですが(笑)どうも、八犬伝のドラマが「ロード・オブ・ザ・リングみたい」ということだったようです。
その後「ナルニア」がかなりヒットするようになりました。「ナルニア」は今でも多いですねー。LotRがこれだけメジャーになった今では、ナルニアの話が出たら必ずといっていいほどトールキンや指輪の話もちらっとは出てきますからね、名前だけでも。
そしてその後「ゲド戦記」も多くなり、今では「ゲド戦記」が一番多いですね。
「ゲド」の記事の場合、ほとんどが「指輪、ナルニアとならんで三大ファンタジーと言われる・・・」という枕詞!?がヒットして来るのですが。
ちなみに「三大ファンタジー」の3つ目は、ちょっと前までは「ゲド」かエンデの「はてしない物語」か意見が分かれていたように思うのですが、ジブリアニメのおかげではすっかり「ゲド」だという意見が定着してしまったような。
「ゲド」じゃなくてエンデじゃないのか、という反論?の記事も結構ヒットして来ますよ(笑)
読んでいて時々面白いのは、「三大ファンタジー」として並べられているので、「ゲド」も指輪やナルニアと同時代に書かれたと思っている人も時々いることですね。「トールキンもルイスもル=グィンも、まさか自分の作品が映画化されるなんて思ってもみなかっただろう」なんて書いている人がいて、「ル=グィンまだ生きてるんですけど・・・(汗)」と思ったこともありました(笑)
この他でちょっと面白いところでは、「成分分析」の記事がコンスタントにヒットして来ますね。
これは、成分分析の成分の中にミスリルが入っているからなんですね。「ミスリルって何?」と思った人が調べて、トールキンとか「指輪物語」とかいう単語が出てくるわけです。こういうのも面白いなーと思います。
「指輪物語」と称して、結婚指輪を買う話だったりすることも結構ありますね(笑)でもほとんどがトールキンの「指輪物語」の記事でヒットしてくるので、改めてメジャーな作品になったんだなあと実感したりもします。
映画公開中だったら、そのものずばりな記事ばかりヒットしていたことでしょうから、映画の騒ぎが収まった今、指輪関連のキーワード検索をするのもなかなか面白いなあと思います。
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パイレーツ・オプ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト(ネタバレ)

2006年08月17日 | 映画
ネタバレと書きましたが、ストーリーに関するネタバレはあんまりありません。
エンドロール後のネタバレだけは伏字にしときますね(笑)

観に行く前に駅のポスターで知った衝撃の事実。デイヴィ・ジョーンズってビル・ナイ(私にとってはラジオ・ドラマのサム)がやってたのか・・・あの特殊メイクじゃわかるはずもない(汗)ひどいなあ・・・

1作目を見た時、「映画館でみるほどのもんじゃないな・・・」と思ったのに、また観に行ってしまった学習能力のない私(汗)
今回も似たような感想でございました(汗)一般的には評判良いようですが・・・私はどうもつまらないんですよね・・・
いや、嫌いだとかムカつくとかではないんです。(「ダ・ヴィンチ・コード」はそう・・・(笑))ものすごくつまらないわけでもないんだけど、なんとなくつまらない・・・物足りないというのかなあ? うーん。
1作目は後半にさしかかってから、話の展開がだらだらして、とにかく長く感じたのですが、今回は全体を通してそんな印象でした・・・そういう意味では前作の方がまだ良かったかな(汗)
多分、自宅でテレビで見たりDVDで見たりしたら、最後まで座ってみていられないタイプの作品ですね、私には。
人食い人種の島なんかは面白かったんですけどね(笑)全編あんな雰囲気だったらいいんだけど・・・って前回もギャグがもっと多ければいいのに、とか思ったなあ。
あと、グルグル回りすぎてたってられなくてバタバタ倒れちゃうとかも面白かった(笑)
つまらないなあ、と思う理由の一つは、例えば宝箱と心臓の行方をいちいち親切に追っているので、後で「そうだったのか!」と驚くような展開にあんまりならないという・・・騙されてる方にはびっくり、なんですが、見てるこっちは全部知ってるというのは、私としてはあんまり面白くないなあ、というかせっかくのアイデアが勿体無いなあと思ってしまいます。まあ、わかりやすいというか親切というか、ですが。こういうところがディズニーかなあ・・・(って今年一番の映画が同じディズニーの「ナルニア」な私ですが(汗))
どんなに危険なシーンでも、主要人物たちはどうせ死なないでしょ、というのが見え見えなのもなあ・・・安心して見れると言えば見れますが。やっぱりディズニーですねえ。
皆漂流してもすぐに救出されてるのもなんだか「海をなめるな!」と思ってしまって・・・(汗)フツー死ぬよ!
でも、不満はその程度なんですけどね・・・ものすごく許せないってほどではない・・・やっぱり何かが「物足りない」のかなあ・・・
アクションもCGもすごいのに、なんだか「ふーん」という感じで見てしまう・・・あ、クラーケンが真上から振り下ろしてくる映像だけはちょっと「おおっ」と思いましたが。
魚介類人間も結構面白かったですね。やどかり人間の頭も面白かったし。イカ人間なんてスターウォーズにあんな人出てこなかったか?と思いました(笑)
人によってどの魚介類になるかは、性格によったりするんでしょうかねえ。自分だったら何になるのかな、なんて魚介類嫌いなくせにちょっと考えてしまいました(笑)
キーラ・ナイトレイの男装はなかなかかわいかったです。ミランダ・オットーのエオウィンよりもよっぽど男装になってたし(笑)
しかし、ウィルに剣を習ったとか言って、いきなりあんなに強くなるもんなのか・・・まあ別にいいけど(笑)
キーラ・ナイトレイは存在感増してましたね。ジャックとの微妙な関係もあって。
その分、ますますウィルの存在感が薄くなってたような気がするんですが・・・(汗)父親とのエピソードもあったのにねえ・・・
あ、ウィルの父親が蛇の舌に見えて仕方なかった私です(笑)
そういえば、ノリントンの存在を全く覚えていなかった私・・・もしかしてベケットと同一人物だと思ってたかも(大汗)
あ、義眼の人ともう一人のコンビが前作以上に活躍してたのは嬉しかったです♪ノリントンといい、脇のキャラクターの存在が活かされていた点は前作よりも良かったかもしれません。
そして、牢屋の鍵束の犬が再登場どころか、あんなに出番があるなんて(笑)あの犬かわいいよなあ。嬉しかったですねー。
あと、海が綺麗でしたねー。
そしてエンドロール後ですが、犬がどうなるかと心配だったので嬉しかったけど、結局は火あぶりになるのでは・・・? と心配でございます・・・
しかし、私は果たして3作目は見るんだろうか(汗)どうせ同じような感想になるだろうし、ジャックの運命も残された謎もあんまり気にならないのですが・・・(爆)

てなわけで今年見た映画の順位。
1.ナルニア国物語第一章ライオンと魔女 / 2.RENT / 3.僕の大事なコレクション / 4.ロード・オブ・ウォー / 5.フーリガン / 6.V・フォー・ヴェンデッタ / 7.ローズ・イン・タイドランド / 8.スタンドアップ / 9. ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス /10.キングコング / 11.ハリーポッターと炎のゴブレット / 12.DOOM / 13.サイレントヒル / 14.プロデューサーズ / 15.パイレーツ・オブ・カリビアン2デッドマンズ・チェスト / 16.アンジェラ / 17.ダ・ヴィンチ・コード / 18.PROMISE / 19.フライトプラン
キング・コングの順位がこのままでいいのかと思い始めている今日このごろ。見たの正月だもんなあ、もう記憶が・・・(汗)
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旅するドワーフ

2006年08月17日 | 指輪物語&トールキン
ホビット、エルフの話が続いたので、ドワーフのことも書いとこうかな、くらいの話です(笑)
ドワーフもホビットやエルフといい勝負で保守的というか、自分たちの種族の殻に篭る種族ですよね。他の種族の前ではほとんどドワーフ語を喋らないで秘密にしているくらい。
しかし逆に、ドワーフ語が秘密なので、ドワーフは皆中つ国の共通語が話せるということになりますよね。まあ、外に全く出なくて全く共通語を話さないドワーフもいるかもしれませんが・・・
ドワーフたちは、鉱山で採れた金属や、工芸の技で人間と交易することも多かったのでは。
そういう意味では、ホビットやエルフに比べるとかなり外交的?と言えるかもしれませんね。
旅も、ドワーフは各地の鉱山に散らばっている仲間を訪ねたりして、結構旅をしていたようですね。ブリー村にも旅の途中のドワーフがいたし、ホビット庄も青の山脈への通り道になっていたみたいだし。
トーリンたちもはなれ山を追われてから放浪の生活を送っていたのですよね。
でも、ドワーフは馬に乗らないから、徒歩での旅はとてもスローペースだったのではないかと・・・いや、ドワーフはものすごい健脚かもという気もしますが。
でも、旅慣れているドワーフの中でも、旅が好きでさすらっていたような人たちはいたのでしょうか? どうもあまりいなかったのでは、という気がします。
いやでも、宝を取り戻すためにはなれ山に向かったり、昔の栄光を取り戻したくてモリアに向かったり、旅自体を好むのではないにしても、憧れの地に向かうための旅というのは、ドワーフに似合うなあなんて思います。単に「ホビット」の印象からでしょうか?(汗)
旅するドワーフと言えば、ちょっと気になるのが、ギムリとレゴラスの、ファンゴルンから闇の森、はなれ山までの旅ですね。
レゴラスは「我らの故郷のその先まで」旅しようなんて言ってましたが、実際のところどこまで旅したんでしょうねえ。
その後仲間たちをひきつれてゴンドールに戻っていますから、そんなに長いことは旅してなかったのかもという気もしますが(汗)
しかし、好みが全く違う二人の旅、一体どんなだったんでしょうねえ。まあそれを言ったらそもそもこの二人の友情自体が不思議ですが(笑)
でも、この旅の間は、ギムリもレゴラスも旅を楽しんでいたはずだよなあ、と思います。
やっと訪れた平和に、あたりを警戒することもなく(いや少しは警戒しないと不用心か(汗))、ギムリはホビットたちの安全を心配することもなく安眠しながら、のんびりと中つ国の風景を楽しんだのではないでしょうか。
むしろ、彼らが楽しんだのは、久々に訪れた平和そのものだったかもしれません。そう思うと、お互いの見たい場所の好みの違いはそんなに問題ではなかったかもしれませんね。
「指輪」本編でもバイプレイヤーとして暗い物語の中でどこか明るい気持ちにさせてくれた二人ですが、この二人が気ままな旅に去って行った、物語からの「退場」の仕方が、平和の訪れを象徴しているなあなんてことも思います。
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ドイツにチャオが!?

2006年08月15日 | 旅行
これはミュンヘンの中央駅近くのピザ屋の窓にでていたポスター。
な、なんとなつかしの1990年イタリアW杯のマスコット、チャオのポスターです。
まさか、90年当時のポスターをずっと飾っているのか???と思いましたが、よくみると「MONDIAL2006」となっているので、やっぱり今年のW杯向けのポスターなんですよね・・・(イタリア語でW杯はたしかCOPA MONDIALだったと)
うーん、謎のポスターでございました・・・

なんだか「どこがドイツ旅行なんだ!?」という写真が続いておりますが(笑)次回あたりからそれらしくなる予定です(笑)
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ローズ・イン・タイドランド(ネタバレ)

2006年08月15日 | 映画
旅行前に駆け込みで見ようとしたら、立ち見というので「帰って来てからもやってますように」と祈りつつドイツに行ったのですが、帰って来てからもしっかりやってくれていて嬉しかったです。
公開がサイレント・ヒルと同じ7月4日でしたから、キャパが小さいとはいえ2ヶ月近く上映しているのもすごいですねえ。やはりテリー・ギリアムだから?
ちなみに私が行こうと思ったきっかけは、RENTを観に行った時にチラシを観て一目ぼれ、でした。結構そういう人も多いかもしれませんね?

たまたまサイレント・ヒルを見たらジョデル・ファーランドちゃんが出ていて、かわいい上にものすごい演技力で、ますます見るのが楽しみになってしまいました。
ちなみに前日はキャラメルボックスで福田麻由子ちゃんかわいいとしきりに言っていた私。なんだかロリコン週間か?(危ない・・・(笑))

内容は、不条理な幻想ファンタジーかと思いきや、意外に現実世界のままストーリーが進みました。穴に落ちて不思議の国だの鏡の国だのに行ったりはしないのですね。
ただ、主人公のジェライザ=ローズの空想の世界というか彼女なりの世界の解釈が繰り広げられる、そういう感じでしょうか。
信じられないくらい悲惨な状況におかれながらも、子供らしい純真さとたくましさ、残酷さで空想を膨らませ、その中で彼女なりに元気に生きているジェライザ=ローズ。
ジェライザ=ローズのたくましさはあの生育環境では不思議な気がしますが、両親に彼らなりに愛されていたからかな、とも思いました。自分勝手でメチャクチャな両親だけれど、母親はジェライザ=ローズを抱きしめて泣き、父親は「一緒にユトランドへ行こう」と二人だけの夢の世界を共有していたのですから。

父親の故郷の廃屋は、「サイレント・ヒル」のように美しく描かれるのではなく、醜悪は醜悪でしたが、やはりどこか惹きつけられる美しさを持った映像ではありました。
人間の剥製は嘘っぽかったけど(笑)逆にあれは笑いどころなのかな。
細かいブラックユーモアもくすっと笑えたりしました。特にジェライザ=ローズが「大切なものをあげるんだ」と言われ、人形の頭を父親の腹の中に投げ込むところとか・・・
人形の頭たちも面白かったですね。全てジェライザ=ローズの頭の中の世界なわけですが、子供らしい残酷さとかごっこ遊びの想像力とか、色々と印象的でした。人形の頭だけ、というだけでインパクトありますしね。
ディケンズとのラブストーリー???にはドキドキしましたが(ヤバくないかと(笑))ジェライザ=ローズにはディケンズの優しさと純粋さが外見に惑わされずに見てとれたのかな、と思うとちょっと感動的かな・・・
しかし、てんかんの手術に失敗して脳に障害を負ったらしい(だいたい普通てんかんで手術なんかするか?)ディケンズの設定にも、ヤバくないのかとドキドキしてしまいました。まあ考えてみればヤバい設定の人たちばかりですが・・・
最後にはオチというか結末は期待していなかったのですが、予想外にちゃんと結末があってびっくりでした。

多分、内容はあまり理解できてはいないのですが(汗)印象的な映像、印象的ないくつかのエピソード、そしてジョデルちゃんのかわいさだけでも充分に面白いと思えました。ジャライザ=ローズの衣装もかわいかったなあ。
ジョデルちゃんは本当に上手いですねえ。サイレント・ヒルでも思いましたが。無邪気さと不気味さを見事に表現していて、もう素晴らしい。人形の声も上手かった。
久々にファンになってしまいそう(笑)また他の作品で出会えたらいいなあと思います。
テリー・ギリアム作品は「ブラザーズ・グリム」しか見ていない私ですが、多分これが本来のテリー・ギリアムワールドなんだろうなあと思いました。「ブラザーズ・グリム」はどうしちゃったんでしょうねえ(汗)前半は好きでしたが。
そうそう、主人公の名前はジェライザ=ローズなのに、なんで邦題は「ローズ・イン・タイドランド」なんでしょうか・・・確かに作中でデルが「ローズ」と一回だけ呼んでたとは思いますが・・・

てなわけで今年見た映画の順位。
1.ナルニア国物語第一章ライオンと魔女 / 2.RENT / 3.僕の大事なコレクション / 4.ロード・オブ・ウォー / 5.フーリガン / 6.V・フォー・ヴェンデッタ / 7.ローズ・イン・タイドランド / 8.スタンドアップ / 9. ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス /10.キングコング / 11.ハリーポッターと炎のゴブレット / 12.DOOM / 13.サイレントヒル / 14.プロデューサーズ /15.アンジェラ / 16.ダ・ヴィンチ・コード / 17.PROMISE / 18.フライトプラン
機内で2回目を見てVフォー・ヴェンデッタの順位かなり上げてみました(笑)あと、サイレントヒルをやっぱりプロデューサーズより上にしました~。
しかし今年は当たり映画が多いような。18本見てつまらなかったの下位4本だけだもんなあ。
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