水魑(みずち)の如き沈むもの 三津田 信三
戦後間もない奈良県にある山間の村で雨乞いの儀が行われる事を教えてもらった
怪奇幻想作家「刀城(とうじょう)」と女性編集者の「偲(しの)」の二人は取材の為山村に入る
そして雨乞いの儀式の最中に刀城は殺人事件ば目撃するとです。
それから連続して起こる奇怪な殺人事件は村の絡み合う因習と不思議な現象で
真犯人が掴めないとです。
この本は探偵としていくつかの事件ば解決している「刀城」のシリーズもんやったです。
そいにしても長かったとです・・・・・・1ページ読むのに普段の倍かかった気がしたとです。
二転三転四転五転の謎解きは面白いと思うばってん、だからと言うて他のシリーズ物ば
読みたいなぁという気には、あんましならんとです・・・・スンマセン。
陽だまりの彼女 越谷オサム
今月の12日に放映される本です。
そんなこと知らんでイオンで読んでいたら目の前にあったシネマ情報のビジョンに映ったので知りました。
もちろん出演者達もそこで知ったとです。
そしたら放映前に読んでしまわんとイカンと何故か決めつけて気合入れて読み始めたとです。
中学で同級生やった浩介と真緒が10数年後、偶然再会して恋をして結ばれるとばってん
真緒には秘密があったとです・・・・・・・・・・・。
まぁ本音の感想ばここで書いても、あんたはファンタジー小説が分からん、ただのオッチャンじゃろもんと
言われてしまうのを覚悟で吠えます。
幸せな二人の物語が延々と書かれているけんオイはそのうちにどんな不幸が襲ってくるのかと
号泣の覚悟ばしながらページば進めていくと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
これはそれで見事な結末にオイはひとりでズッコケました。でオイは一体この本に
何ば期待していたのだろうか・・・そう思うと読者層の年代ば大きくはみ出したオイが悪かとでしょうか?。
最後に、ここでネタばらし出来ないもどかしさば胸に秘めて言うときます。
松潤ファンの皆様・・・・浩介役で好感度UPで良かったですなぁ(笑)。