赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
再起動、します
 



Plenus Nadeshiko League 2009 season - 5th sec.
Urawa Reds Ladies 3 x 0 Speranza FC Takatsuki @Urawa Komaba Stadium(HOME)

今季初のレディース戦は、2日連続でしとしとと雨の降る中での観戦となった(本日はヌルく屋根の下でしたが・・・)。チームとしてはまずまずのスタートを切ったようなのだが、テレ玉GGRのダイジェストで、これまでのほとんどの得点に絡んでいた後藤をはじめ、スタメンに名を連ねているルーキーたちに特に注目していた。スタンドでは、女性がコールリーダーを務めておられたのが実に新鮮だった。

4-4-2、ダイヤモンド型の中盤でアンカーにルーキー熊谷、右に闘将柳田、左に注目の後藤、トップ下に運動量豊富な庭田という中盤の布陣に見受けられた。後藤、熊谷の高卒ルーキーに加え、左SBにはジュニアユースの武山と、トップチームに負けず劣らずのフレッシュな顔ぶれ。昨年ルーキーながらも存在感を示していたものの、大きな怪我で長らく戦線を離脱していた堂園もベンチに復帰。

2部から昇格してきたばかりの高槻相手ということで、個々の技量の差は素人目で見ても明らか。しかし、それでも高槻は立ち上がりからコンパクトな布陣をキープし中盤でプレッシャーをかけて少しでも浦和が隙をみせれば囲みにかかり、前半は特に中盤の鬩ぎ合いには見応えがあった。そうした中、左サイドの後藤はスピード感溢れるドリブル、エレガントな切り返し、いやらしいところに供給される精度の高いクロスボールで高槻にとって大いなる脅威となっていた(「女アレックス」という印象だ)。

その後藤のクロスを安藤が頭で合わせて先制。更に、北本が個人技で右サイドを攻略して中にいれたボールを柳田が押し込んで加点して前半終了。そして後半頭からは堂園が左SBに投入されたのだが、復帰緒戦で致し方ないとは言え、どうも所在なさげというか自信なさげなプレーに終始し、チームのリズムまで崩れてしまった感。他方の高槻も少々運動量が落ちるところもあってか、どうも泥仕合的(日本語的におかしいかな?)な展開に。

そんな展開にあって、右SB土橋のクロスから最後はFW若林が押し込んで更に加点。若林は後半途中に後藤に代わって左サイドに投入され若干空回りしていたが、FW北本に代わってMF高橋彩子が投入された結果、1列前の本職のFWにシフトされるや否や見事に結果を残した。県北出身の選手ということで応援しているので、競争は厳しいと思うが今後も頑張って欲しいなと。

MDNの監督コメントによれば、今季は(も?)「しっかりとしたビルドアップでボールを保持し、ゲームを支配して相手の守備を崩すという意図を持って」いるとのことで、トップチームと同じようなコンセプトということのよう。しかし、この試合に関しては、概してきっちりした攻撃の型で得点していたというよりは個の力でこじ開けていたかなという印象。それとも、今季はトップチームが組織的なサッカーをやりだしたから相対的にそう見えちゃうのかな?w

ところで、スペランツァ高槻はユニはUMBROでG大阪そっくりだし、同じ北摂がホームタウンだったりするので、もしかしてG大阪と緩やかな提携でもしてるのかな?

plenusなでしこリーグ 第5節
浦和3×0高槻@駒場



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )