赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
↑次にお星さまが増えるのはいったいいつになるのでしょう…
 



Jリーグ第11節前日 フィンケ監督(浦和公式)

事後的にマスコミ向けのメッセージなどが加わっていたことを今更知った。監督は真摯な対応をしている思うが、このように歩み寄って行ったとして、果たしてスポーツ紙側もこちらに歩み寄ってくれるかというと悲観的にならざるを得ない。自分がこれまで聞いた話を総合する限り、スポーツ紙に限らず、テレビを含めたマスメディアにおけるスポーツ報道に対する姿勢というのは、すべてとは言わないが基本的に「専門的・本質的でない」報道が自分たちには求められていると考えており、そのため、各分野において専門家的な人材を育てようという人事政策など執っていないからだ。

このため、例えばサッカーの試合内容について読み応えのあるようなマッチレポートみたいなものを書けるような人材の育ちようもなく、結局のところ監督、選手など関係者のコメントを拾って繋ぎ合わせ、時にでっち上げや妄想まで織り交ぜた上でお涙頂戴なストーリーを作り上げるくらいのことしかできないし、するつもりもないのだ。そして恐らくその流れは当面変わらないと思う。とは言え、テレビもケーブルの登場で専門化が進むなかで、そうした、悪く言えば「薄っぺらい」報道に対するニーズがいつまで続くのかは定かではありませんが・・・。

他方、基本的にはおっさんしか読んでいないスポーツ紙はともかくとして、地上波TVについては、例えば内容は同じように、いやそれ以上に薄っぺらいとしても、まだまだJリーグのテレビ露出による世間からの認知が足りない現状を考えると「元気問題」についてはいま少し複雑な問題なのかなという気もしますが。

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