赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
再起動、します
 



J-League Div.1 - 2009 season 11th Sec.
Urawa 2 x 3 Kawasaki @Saitama stadium 2oo2, SAITAMA(HOME)

ゲスト招待に加えて体調不良ということで今回も南へ。攻撃の中心であるロビーを負傷で欠く上、疲労の蓄積したGW連戦の締めくくりの日にこの容赦ない日差し、しかも対戦相手はカウンターに大きな強みを持つ上位チームということで、川崎が中国で過酷なアウェイゲームを闘ってきた直後というこちらにとってのアドバンテージを差し引いても苦戦必至とは思っていたが・・・。

PKによる失点がゲームの行方を大きく左右したのは間違いないが、その2失点目の後の対応も拙いものだった。闘莉王の上がりが大きな武器であるのは議論の余地はないが、やはり「諸刃の剣」であること(特に「上がりっぱなし」は大きな失点リスクでしかないこと)を、闘莉王自身は勿論、チーム全体として改めて強く認識しなければならない。それができるのならば、長期的には意味のある敗戦になるのかもしれない(コメントによれば闘莉王自身はしっかり認識している風なので次回以降に期待)。あと、坪井が早い時間帯でイエローを喰らったのも地味にきいていたかな。

個人的にセルにかける期待は未だに大きい。途中投入よりはやはり先発でこそ力を発揮できるところを、特にボールキープなどにおいてはしっかり見せてくれたと思うが、逆に言うとそれだけ。守備は軽いしスタミナは全然だし、このままではフィンケ監督の掲げるサッカーにフィットできるのは甚だ疑問。期待すればこそ、更なる、大いなる精進を望む。他方、リーグ初出場の峻希は投入後の急展開を考慮すればまずまずではないだろうか。少なくとも「もっと長い時間見てみたい」と思わせてくれた。

それにしても、この試合を含めた新潟戦以降の3試合、2勝1敗という結果はその内容を踏まえれば「妥当以上」のものだろうと思う。次節も難敵G大阪が相手ではあるが、ようやくインターバルもあくのでしっかり立て直し、というか手綱の締め直しをお願いしたいところ。今日のパフォーマンスを見る限り、夏の暑さのなかでフィンケサッカーが実践できるのかなど心配の種は尽きないが、とりあえず次節はさながら「中間試験」といったところかな。



J1第11節 浦和2×3川崎@埼スタ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )