上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

上海ライブ2014:明代の石橋「大倉橋」-松江区 

2014年02月22日 06時00分00秒 | 上海街角スナップ
1.松江のメインストリート中山路も西路まで来ると道幅も狭くなり、だいぶ田舎の雰囲気です。

2.バス通りからすぐ南側に水路があります。大倉橋のたもとは日当たりもよく、絶好の布団干し場になっていました。


袂の「修繕記碑」を読むと明代の1626年の建造で本名は「永豊橋」とあります。

3.布団を掻き分け、すぐ橋の下から撮影。


明清時代、橋の南側に松江府の糧食を保管する城「漕運倉城」があったので「大倉橋」と呼ばれたようです。

4.橋を渡ってみます。


水路の北側の家並み。

5.高さ10m余りの橋の頂上から東側の眺め。


松江の中心部が見えます。

6.橋の南側の家並み。


各家には水路へ下る階段がついています。水運が盛んな頃は表玄関だったかもしれません。

7.橋の幅も広く、新しい橋が近くにできる前はきっと大通りだったでしょう。



8.橋の南側からの眺め。「五孔拱形」幅は50m余りあります。


観光地ではない生活の香りがします。

9.昔は大きな船が行き交ったのでしょう。


付近が整備されていますので、これから観光地になるのかもしれません。

10.中山西路に戻りバスで帰ります。


昔の日本の田舎町に雰囲気が似ていますね。

松江の記事はひとまず終わります。上海市郊外の鎮(集落)にこそ、江南地方の香りが残っていますね。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4L IS