こんばんは、白黒茶々です。
突然ですけど、皆さまは冬の季節はお好きでしょうか? 中には「寒いからヤダ」とか「雪が降り過ぎて困る」という方もいらっしゃると思います。
私が住んでいる静岡県は温暖と言われていますけど、あくまでも他よりはマシというだけで、やはり冬は寒いです。
そういえばたつぴが小さい頃、私が「子供は風の子」と言ったら「子供でも冬は寒いのに、何でそういうことを言うの
」と激怒されました。
その一方で、冬は鍋物や汁物が美味しくて、クリスマスやお正月といった楽しいイベントがありますよね。
さらに、私の好きなスキーができる時季でもあります。
雪国にお住まいの方たちにとっては大変だと思いますけど、私は今年も雪が降らない地方から滑りに行かせていただきます
………ということで、話はお正月休みの終盤の1月4日の早朝になります。 この日はまだ星が出ている時間に身支度をして、波と狛を散歩に連れ出しました。
このような場合は、波&狛と一緒に電車旅などの遠出をするか、彼女らを家に残して私が1人だけで出かけるかのどちらかなのですけど………
今回は後者でした。 一緒のお出かけを期待して、テンションが高かった波狛ちゃに後ろめたさを感じながらも、私は5時台に家を出発しました。
途中の道の駅でトイレ休憩などをしながら向かった先は………
南信州の平谷村にある、ひらや高原スキー場でした。 通ってきた山道に雪が積もっていたところもあったのですけど、順調にたどり着くことができました。
昨夏は猛暑を通り越すほどの酷暑で、そのまま暖冬になると思いきや、山道やスキー場は昨年以上に雪が積もっていました。 昨冬に来た時に、人工雪を使ってもカバーしきれなかったコースは………
1月初旬なのに、全面滑走可能となっていました。 そうしたら、思いっきり滑りますよ
………といくところなのですけど、この日はスキーのあとに寄るところがあったので、リフト券は13時までの午前券にしました。
スキーウェアを着込み、スキー靴やスキー板を装着したら、リフトに乗ります ここまできたら、いよいよ今年のスキーシーズンが始まったということを実感します。
そのリフトでコースの上まで行ったら………
私の姿絵を自撮りしますよ ………って、位置がズレていて、私がほとんど写っていないではありませんか
その後も、スキー板を付けた状態のカニ歩きで苦戦したりして………
テイク5ぐらいで、やっと納得&満足できる絵を撮ることができました。
ひらや高原スキー場のコースは、初級者から上級者に向けたものが4つあります。 いずれのものも短めなのですけど、滑る側がコースを変えていけばバラエティーに富んで、飽きることはありません。
さらに、ロングスキーからミニスキーに履き替えれば、違いを楽しむことができますし。 あとは、体力と時間が許す限りお滑りくださいませ
私は勢いと調子に乗って、リフトには23回も乗ったので、元は取れたかと。
そのあとはお昼ご飯を食べてから、来た道を引き返していったのですけど………
せっかくなので、途中の設楽町名倉地区にある設楽町立名倉中学校跡に寄っていきました。 こちらは平成13年(2001年)に閉校した中学校で………
木造平屋建ての校舎が原型を保っているのですけど使われている様子はなく、廃墟感が漂っていました。 とはいっても、このような建物は次に来た時には無くなっていることが多々あるので、写真などの記録に残しておかなければなりません。
今回の廃校レポートは以上で終わりです。
さらなる目的地は、時間的にも場所的にもスキーの帰りに寄れないこともないところで………
まずは、浜松市浜名区引佐町の川名地区にある浜松市立川名小学校跡のグラウンドに車を止めていきました。 ちなみにこちらは、10ヶ月前の昨年の春先に、波と狛を連れて訪れたところでもあります。
実はこの日の夜に………
近くの福満寺薬師堂で、国の重要無形民俗文化財にも指定されている川名ひよんどりがおこなわれるのですよ ちなみにその際には、川名小学校跡は臨時駐車場となります。
また、こちらも波狛ちゃと一緒に来ていて………
その時から、シャッターに描かれているお祭りの内容が気になっていました。 火と裸ですか……… のちに「ひよんどり」は火踊りがなまったということを知りました。
そのお堂の前の広場には………
地元民や報道関係も含めて、たくさんの人が集まっていました。 そんな彼らのために、ドラム缶で焚き火をして、五平餅やうどん、山菜おこわなどの出店もありました。
私は説明書を読まない性分というか、初めて目の当たりにした時の衝撃を味わいたくて、川名ひよんどりについては大ざっぱな内容しか調べてきませんでした。 この日お堂の前には、お祭りのスケジュール表が張り出されていました。
これはわかりやすくていいですね
18時になってから、上半身裸の6人の若者と、お祭りの法被を着た参加者がいわゆるおしくらまんじゅうを始めました。 これはスケジュール表の「若者練り」に当たるものみたいですね。
山間部にある集落の川名地区は日が沈んでからの冷え込みが厳しくて、私は上着の上にスキーウエアーを羽織っていました。
そんな寒さの中で、若者たちはおしくら……… いや、練りをしながら、お堂から400mほど離れたところにある川名川に向かっていきました。
そんな彼らと一緒に、私を含めた見物客も大移動
そこで私たちが見た光景は………
凍てつく寒さの中での水業、スケジュール表でいうところの「水垢離」でした 見ているだけでも鳥肌が立ちそうです。
ここで身を清めた若者6人は、再びおしくら……… いや、練りながらお堂に戻っていき、今度は腰に縄を付けてお堂の入口に並びました。
そこに「タイトボシ」と呼ばれる役が燃え盛るたいまつを持ち込んでいき………
「若者火取り」がおこなわれました 独特の節まわしと動きで、お堂に入ろうとする炎を体を張って防いでいるそうです。
それにしても、川の水で冷え切ったあとに、熱い炎に炙られるなんて
しかし、これには続きがあって………
なんとそのたいまつは、お堂の中に投げ込まれたのです 大事なお堂が燃えてしまう
が、若者たちはそのたいまつを腰の縄で叩きまくり、見事に火を消しました。
その後にはいくつかの舞いが奉納されるのですけど、全部観ていったら22時半ぐらいになるとのこと。 私は晩ご飯を食べに行きたかったので、そこで切り上げることにしました。
川名ひよんどりは無病息災や五穀豊穣を願う行事で、毎年1月4日におこなわれています。 室町時代から続いていて、今年で599回にもなります。
そうしたら、記念すべき来年の600回目も観に行かなければ
実際に目にしたら、期待していた以上に面白くて、惹き込まれてしまいました。
川名地区は学校が廃校となって過疎化が進んでいるのですけど、お正月休みの最後がこのような行事で締められるなんて、素晴しいことです。
なので、川名ひよんどりがこれからもずっと継承されていくことを願っています。
その一方で、そのあと私はどこで晩ご飯を食べたのかというと………
川名地区からは18kmほど離れた浜松市中央区東三方町にある、ステーキのあさくまの三方原店でした。 ちなみにこちらのお店は、昨年の11月に家族で結婚記念日ディナーを食べて以来となります。
ただし今回は肉類は注文しないで、サラダバー(1408円)だけにしました。 おかわり自由の牛すじカレーやコーンスープをたくさん食べたかったので。 あとデザート類も食べ放題なので、消化器官が許す限りお召し上がりくださいませ
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