波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

今年の城初めは東条城、それと黄金堤もっ

2024-02-10 02:03:57 | お城

こんばんは、白黒茶々です。

前回からの続きで、私・の白黒茶々家の1人と2頭は歴史散策モードに切り替え、西尾市に狛を、いや、駒を進めました。 その勢いで向かったところは………

東条城……… の見学者用駐車場でした。 しかし、こちらはGoogle Earthを見ながら探しても見つからなくて、まわりをグルグル回ってしまいました。 それでも、この駐車場に行き着いたらもうこっちのもの その次に私たちが向かうところはもうおわかりですよね?

そうです 東条城跡です。 お城に続く幅の狭い坂道を上っていったら………

模擬復元された冠木門がありました。

その先の二の丸跡には八幡社が鎮座していて………

そのまた一段下の三の丸跡は、広い空間となっていました。 ちなみに後方に見える土類や木柵は、本丸跡のものです。
東条城は13世紀初期に、足利義氏によって築かれました。 以降は東条吉良氏や東条松平氏が居城としたのですけど、天正10年(1582年)に廃城となりました。

私たちはその本丸跡に入っていきました。 こちらには平成4年(1992年)に模擬城門模擬物見櫓が建てられ、より中世の砦を感じられるようになっていました。 しかし、それらは令和3年(2021年)に老朽化のために取り壊されてしまいました。 先程くぐってきた冠木門や目の前にある木柵は、一緒に建てられたものでしょうか?

その本丸跡には、「東條城址」と刻まれた古くて立派な石碑が立っていました。 はい、こちらは正真正銘の東条城があったところです。

そこは、三の丸跡以上に広い場所でした。 かつてはこの空間には御殿屋敷が建てられていたと思われます。 その西側からは………

三の丸跡の全体の様子や、遠くに西尾市の街並みを臨むことができました。 今回の日記のタイトルに出ている通り、私にとってはこの東条城が今年初めて訪れたお城となります。 城郭自体も今回が初めての訪問で、土類や曲輪の跡などがいい感じで残っていて、見応えがありました。 それに加えてお城からの眺望もよくて、また来たくなりました。 そんな東条城をあとにした私たちは、北に1.7km程行ったところにある………

黄金堤というところに行き着きました 現在こちらは、駐車場やトイレを備えた公園となっています。 私は以前にも来たことがあるので、こちらでは先程みたいにGoogle Earthを見ながらまわりをグルグルするようなことはありませんでした。

その公園内には「黄金堤」と刻まれた立派な石碑が立てられていて………

昔の堤防の遺構が残っています。 その片隅に「吉良の里」と示されている通り、この黄金堤がある西尾市の旧吉良町のあたりは、「忠臣蔵」では悪役にされている吉良上野介義央(よしひさ)公の領地でした。

せっかくなので、堤防の上を歩いていきましょう 義央公が治めていた17世紀の末頃、このあたりの村は大水の度に被害に苦しんでいました。 義央公は水害から領地を守るため、領民とともに長さ約180m、高さ約4mの堤防を一夜で築いたと云われています。 その後は水害がなくなり良田となったことから、人々は堤防を「黄金堤」と呼ぶようになりました。 今は冬枯れの状態ですけど、そこには桜の木が植えられていて、春にはお花見に来た人で賑わっています。

その黄金堤の下には、馬に乗った義央公の銅像があります。 これは、江戸から離れた領地を視察に来た様子だと思われます。 彼は地元では黄金堤の築造も含めて、数々の善政を敷いた名君として愛されています。今でも親しみを込めて「吉良さん」と呼ばれているみたいですね。 そんな吉良さんに敬意を込めて………

白犬2頭を従えさせてみました 銅像が小さいのか?波と狛が大きいのか? それはさておき、今度は混むことを覚悟してでも、桜が満開の時季に来たいです。 黄金堤でのミッション(?)を終えた私たちは、今度は西尾市の中心部に向かっていき………

西尾城に到達しました そういえば、こちらのお城は私にとっては今年2つ目となりますね。 ちなみに波と狛の後ろに見える建物は、鍮石門(ちゅうじゃくもん)にございます。 二之丸御殿に至る表門で、平成8年(1996年)に復元されました。

こちらは二之丸丑寅(うしとら)櫓であります。 丑寅は北東の方角のことで、この建物は令和2年(2020年)に復元されました。 私たちがその年の秋に訪れた時にはまだ新築だったのですけど、なんとなく深みが出てきました。

さらに、私たちは二之丸跡 波と狛の視線の先には、平成26年(2014年)に積み直された天守台があります。 予算などの都合で天守本体の復元はまだ実現しないのですけど、公園の案内板に載っているQRコードをスマホで読み取って、出てきたアプリを起動させると………

バーチャルで天守を再現させることができるのですよ!さらに立ち位置を調整すれば、一緒の画面に入り込むこともできます。 しかし、スマホの調子が悪いのか、今回は何回やってもイマジナリー天守との記念写真を保存することはできませんでした。 なので、これは3年ちょっと前に訪れた時のものとなります。 波と狛も、今よりはちょっと若く見えませんか?
西尾城は見どころが多くて、紹介したいところもまだあるのですけど、夜も更けてきたのでこのあたりで一旦筆を置かせていただきます。
※文学的表現というか、今どきブログを毛筆で書く人はいないと思います。というより、どう考えてもムリです!とにかくこの名所旧跡探訪シリーズは次回まで続くので、どうかお付き合いくださいませ。(編集部からの突っ込みとお願い)


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