こんばんは、白黒茶々です。
前回からの続きで、私・波・狛の白黒茶々家の1人と2頭は歴史散策モードに切り替え、西尾市に狛を、いや、駒を進めました。 その勢いで向かったところは………
東条城……… の見学者用駐車場でした。 しかし、こちらはGoogle Earthを見ながら探しても見つからなくて、まわりをグルグル回ってしまいました。
それでも、この駐車場に行き着いたらもうこっちのもの
その次に私たちが向かうところはもうおわかりですよね?
そうです 東条城跡です。
お城に続く幅の狭い坂道を上っていったら………
模擬復元された冠木門がありました。
その先の二の丸跡には八幡社が鎮座していて………
そのまた一段下の三の丸跡は、広い空間となっていました。 ちなみに後方に見える土類や木柵は、本丸跡のものです。
東条城は13世紀初期に、足利義氏によって築かれました。 以降は東条吉良氏や東条松平氏が居城としたのですけど、天正10年(1582年)に廃城となりました。
私たちはその本丸跡に入っていきました。 こちらには平成4年(1992年)に模擬城門や模擬物見櫓が建てられ、より中世の砦を感じられるようになっていました。
しかし、それらは令和3年(2021年)に老朽化のために取り壊されてしまいました。
先程くぐってきた冠木門や目の前にある木柵は、一緒に建てられたものでしょうか?
その本丸跡には、「東條城址」と刻まれた古くて立派な石碑が立っていました。 はい、こちらは正真正銘の東条城があったところです。
そこは、三の丸跡以上に広い場所でした。 かつてはこの空間には御殿や屋敷が建てられていたと思われます。
その西側からは………
三の丸跡の全体の様子や、遠くに西尾市の街並みを臨むことができました。 今回の日記のタイトルに出ている通り、私にとってはこの東条城が今年初めて訪れたお城となります。
城郭自体も今回が初めての訪問で、土類や曲輪の跡などがいい感じで残っていて、見応えがありました。
それに加えてお城からの眺望もよくて、また来たくなりました。
そんな東条城をあとにした私たちは、北に1.7km程行ったところにある………
黄金堤というところに行き着きました 現在こちらは、駐車場やトイレを備えた公園となっています。
私は以前にも来たことがあるので、こちらでは先程みたいにGoogle Earthを見ながらまわりをグルグルするようなことはありませんでした。
その公園内には「黄金堤」と刻まれた立派な石碑が立てられていて………
昔の堤防の遺構が残っています。 その片隅に「吉良の里」と示されている通り、この黄金堤がある西尾市の旧吉良町のあたりは、「忠臣蔵」では悪役にされている吉良上野介義央(よしひさ)公の領地でした。
せっかくなので、堤防の上を歩いていきましょう 義央公が治めていた17世紀の末頃、このあたりの村は大水の度に被害に苦しんでいました。
義央公は水害から領地を守るため、領民とともに長さ約180m、高さ約4mの堤防を一夜で築いたと云われています。
その後は水害がなくなり良田となったことから、人々は堤防を「黄金堤」と呼ぶようになりました。
今は冬枯れの状態ですけど、そこには桜の木が植えられていて、春にはお花見に来た人で賑わっています。
その黄金堤の下には、馬に乗った義央公の銅像があります。 これは、江戸から離れた領地を視察に来た様子だと思われます。
彼は地元では黄金堤の築造も含めて、数々の善政を敷いた名君として愛されています。今でも親しみを込めて「吉良さん」と呼ばれているみたいですね。
そんな吉良さんに敬意を込めて………
白犬2頭を従えさせてみました 銅像が小さいのか?波と狛が大きいのか?
それはさておき、今度は混むことを覚悟してでも、桜が満開の時季に来たいです。
黄金堤でのミッション(?)を終えた私たちは、今度は西尾市の中心部に向かっていき………
西尾城に到達しました そういえば、こちらのお城は私にとっては今年2つ目となりますね。
ちなみに波と狛の後ろに見える建物は、鍮石門(ちゅうじゃくもん)にございます。
二之丸御殿に至る表門で、平成8年(1996年)に復元されました。
こちらは二之丸丑寅(うしとら)櫓であります。 丑寅は北東の方角のことで、この建物は令和2年(2020年)に復元されました。
私たちがその年の秋に訪れた時にはまだ新築だったのですけど、なんとなく深みが出てきました。
さらに、私たちは二之丸跡へ 波と狛の視線の先には、平成26年(2014年)に積み直された天守台があります。
予算などの都合で天守本体の復元はまだ実現しないのですけど、公園の案内板に載っているQRコードをスマホで読み取って、出てきたアプリを起動させると………
バーチャルで天守を再現させることができるのですよ!さらに立ち位置を調整すれば、一緒の画面に入り込むこともできます。 しかし、スマホの調子が悪いのか、今回は何回やってもイマジナリー天守との記念写真を保存することはできませんでした。
なので、これは3年ちょっと前に訪れた時のものとなります。
波と狛も、今よりはちょっと若く見えませんか?
西尾城は見どころが多くて、紹介したいところもまだあるのですけど、夜も更けてきたのでこのあたりで一旦筆を置かせていただきます。
※文学的表現というか、今どきブログを毛筆で書く人はいないと思います。というより、どう考えてもムリです!とにかくこの名所旧跡探訪シリーズは次回まで続くので、どうかお付き合いくださいませ。(編集部からの突っ込みとお願い)
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