波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

西尾城の続きと常福寺の大仏様

2024-02-14 03:13:13 | お城

こんばんは、白黒茶々です。

前回の終盤あたりから、私・の白黒茶々家の1人と2頭は西尾城に来ています。 そのお城には………

かつては3層の立派な天守があったのですけど、明治初期に取り壊され、天守台の石垣も失われてしまいました。 実は前回の日記では、その天守をバーチャルで浮かび上がらせてみたのですよ 近年になって、天守台のみ復元されたのですけど、二之丸の内側から見たら低いので………

見栄えがいい外側に回ってみました。 しかし、近くの橋を架け変える工事をやっている影響で、まわりがごみごみしている上に近付くこともできませんでした。

それでも、その天守台から続いている屏風折れの土塀と、その先に聳える二之丸丑寅櫓の眺めは壮観です 丑寅櫓は消防法や安全上の理由で中には入れないのですけど………

日中は入口が開けられていて、そこから1階の内部を覗くことができます。 ここまできても、波と狛がなかなか出てこないと思われている方がいらっしゃると思いますけど、写真に写ってないだけで彼女らはしっかりと私のすぐ側にいます。 それでもせっかくなので、キャラクターショーなどでヒーローの登場を待ちわびているちびっ子の観客みたいに、皆さんも波と狛を呼んでみてください。 では、私に続いて大きな声でお願いします。

せ~のっ なみちゃ~ん!こまく~ん!

………なんか、仰々しく呼んでいただいたのに地味な登場となってしまって申し訳ないのですけど、今回の日記でようやく姿を現しました。 ちなみに彼女らの後方に見えるのは、本丸のほうの丑寅櫓にございます。 私たちが訪れた1月は15時を過ぎたあたりから日が陰ってきているので、急いで撮影と見学を済ませなければなりません なので、せっかく波と狛に出てきてもらったのですけど、屋内型施設はワンコ禁止なので、駐車場の車の中で待機していてくださいませ。 この丑寅櫓は小ぢんまりとした建物ながらも………

東側からの眺めも良くて、さらに………

日中は無料で開放されているのですよ ちなみにこの建物は平成8年(1996年)に鍮石門と一緒に木造で復元されました。 現代の一般的なものより角度が急な階段を上っていったら………

最上階の3階に到達しました。 さらにその窓からは………

周辺の町並みや、先程見てきた二之丸のあたりを眺めることができるのですよ さらに、波と狛が入っているウチの車が見えるのも、嬉しいですね ここまできたら………

姫丸門跡の近くに建てられている西尾市資料館も、見学していくことにしましょう 城郭建築を思わせるような外観のこの建物も入場無料で………

内部は、最近改装されて綺麗になっていました。 展示されている西尾市や西尾城に関する史料のほうも、以前より見やすくなっていました。 日没が迫っていて、今回の蒲郡・西尾方面の名所旧跡めぐりは西尾城で締めるのかと思いきや………

あともう1ヶ所寄っていってもいいですか? やはりこちら方面に来たら、ここもハズせないので。 ということでやって来たのは、西尾城からは南西に5kmちょっと行ったところにある、常福寺さんであります。

こちらは、今から1000年ほど前の長徳年間に創建された浄土宗西山深草派の寺院で、その境内には………

存在感ありありの大仏が露座しているのですよ そうしたら、西日を浴びて輝いているその大仏様に迫っていきます。

昭和3年(1928年)に建立されたこの大仏様はコンクリート製で、台座を含めた高さは14mもあります。 地元では「刈宿の大仏(おおぼとけ)さん」と呼ばれ、親しまれているそうです。 私たちが訪れた3年ちょっと前は、赤銅色だったのですけど………

金銅色に塗り直されていました。 それでも、ポーズは変わっていませんね。
※誰もが同じ突っ込みをしたがっていると思いますけど、敢えて言わせていただきます。当たり前だ!(編集部注)
前に来たときにもやったのですけど、指を伸ばしたこのポーズを見ていたら………

失礼ながら、角度を変えて「鼻ほじり大仏」をやってみたくなります。

この大仏様は立派な光背も備えているのですけど、さらに台座の裏側には入口が開けられています。 実はそこから入って胎内めぐりができるのですよ 入ってすぐのところには阿弥陀如来像が祀られていて、さらに両脇にある細くて狭い階段を上がっていくと………

内部の2階に出ることができます。 この空間は台座の上部と大仏様のお膝のあたりでしょうか? こちらも祈りの場となっていて、照明はなくても天窓からの明かりを受けて輝いていました。 さらにその天井部分を見上げてみたら………

コンクリートむき出しの空洞となっていました。 材質と構造がわかったというか、おかげで納得することができました。
昭和天皇が即位し、全国がお祭りムードで浮かれていた年に建立された常福寺の大仏様。 海難者の冥福を弔うのと、漁師の安全を祈願して造られたとも云われています。 そのため、大仏様は海の方角を向いています。

常福寺の大仏様はオマケというか延長戦みたいになってしまいましたけど、日が暮れる前になんとかお参りすることができました。 ということで、今回の波&狛との散策シリーズはこれをもってお仕舞いとなります。 皆さまは最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 物好きな私が計画するので、一貫性のないコースとなることが多々ありますけど、これからも懲りずにお付き合いくださいませ。



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