2011年11月16日(水)午後の部
撮影を切り上げ、国道9号線を東に向け浜田方面へ車を走らせます。途中、昼飯の為に立ち寄ったのが、道の駅<ゆうひパーク三隅>。日本海側に来て魚を食べないのは、いけない事の様に感じて、海鮮丼をいただきます。ご飯の上には、予想以上にさまざまな具が乗っており、満足です。大量に乗っかっていたイカの刺身など、さっきまで目の前の日本海を泳いでいたんだと思うと、感動してしまいます(思い込みですが)。食事を終え、日本海を近くで眺める為、屋外の欄干まで近づくと、山陰線が海岸の間際を走っている事が分りました。時刻表で確認すると間もなく<スーパーおき>が来るはずですが、反対方向から代わりに出てきたのは、国鉄色のキハ47でした。ダイヤがおかしくなっている様ですが、特急車両のデザインとしては、はなはだ疑問な187系ではなく国鉄型車両が撮影出来た事は、私のとっては幸いでした。
それにしても、今日の日本海の風景は、まさに<天気晴朗なれど波高し>の状態でした。
浜田市街を通り越し、山の方に車を向けます。すでに長時間のドライブで疲れが溜まっています。こんな時は温泉が一番?です。以前から行きたかった有福温泉に向かいます。
1350年前に発見されたという由緒ある温泉は、3つの共同浴場を中心に山間に点在する旅館が階段で結ばれ独特の景観をつくっています。車を駐車場に停めて、湯めぐり開始です。初めは、やよい湯。悪く言えばしょぼい外観ですが、湯治場の温泉はボロイ方が効果があるような信仰(私だけ)を持っているので、結構ありがたく入浴します。
↑小さな川をほとんど跨ぐ状態で目立たぬ様に建っていた<やよい湯>
2湯目は、温泉街入口付近のさつき湯です。木造の建物自体は新しく、清潔な感じです。目立つ場所にある為、観光客で賑わっています。
さつき湯を出て、上方の旅館が立ち並ぶ一角に、ひときわ異彩を放つレトロな建物があります。この建物こそ有福温泉の象徴ともいえる御前湯!ここに行かずして有福温泉を語ることはできません(多分)。
深い湯船に満々と湛えられた無色無臭のアルカリ性単純温泉に浸かっていると、時間の過ぎるのも忘れてしまいます。2階の休憩室も、時代的な内装で、このまま泊まって行きたくなります・・・・。
とは言え、旅は始まったばかり。明日こそ今朝の撮影のリベンジを果たすべく、次の目的地に出発します。