しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

午後の温泉三昧と蟹地獄

2012-07-19 23:42:32 | 北海道

  2012年7月13日(金)

Img_3153雨の降りだした噴火湾岸のカムイチャシをあとにして、車を内陸に向けます。延々と続く丘をいくつも越えて函館本線(山線)沿いの昆布の市街に入ります。この辺りまで来ると雲も切れて、青空が広がっています。強烈な夏の日差しが照りつけ、噴火湾沿いの天気とは対照的です。ここからヘアピンカーブ連続の山道となりニセコ温泉郷を経て、高度をかなり上がった場所に、目的地<五色温泉>がありました。標高750mとのことで、少し肌寒さを覚えますが、熱い湯に入るにはちょうど良いか・・・・。2つある浴 室のうち、奥の<からまつの湯>に入ります。湯船に湛えられた温泉は緑色がかった白濁色。味は、少し苦くてしょっぱい・・・。Img_3159_2目に湯が入ると、痛い位染みますが、効能はありそうです。含石膏硫化水素温泉(硫黄泉)で、肌にまとわりつく感触が、疲れをとっていきます。旅に出て、初めて緊張感から解放された感じがします。残念なことに、山上付近はガスがかかり、自慢の展望を楽しむことは出来ませんが、その分温泉を楽しむ事に集中します。風呂を出て、畳の休憩室で冷たいサイダーを飲んで、文庫本を読みながら寝ころび、そして飽きてきたらまた風呂に入る事を繰り返します。それが最高のぜいたくに思えます。

Img_3168そんなことをしているうちに日も暮れてきます。今夜の宿泊地、長万部に移動します、

JR長万部駅の裏に位置する長万部温泉は昭和30年にガスの採掘中に一緒に掘り当てた温泉です。浴場は銭湯タイプで地元にも広く開放しています。もちろん100%源泉かけ流しのナトリウム塩化物泉です。無色透明との事ですが、少し緑ががっている様に感じます。部屋に戻って、夕食のテーブルを見て驚愕します。カニ、カニ、カニ・・・・・。その物量に怖気づきます。私が1年間に食べる蟹の量を上回る量Img_3166があります。宿泊+夕食で6000円払って、この予想以上の内容と地獄の責め苦の様なボリュー ムです。これを一人で食べなければなりません。これから長く辛い孤独な闘いが始まります。

F1001416 廊下に貼ってある地元のゆるきゃら<まんべくん>のポスターが何とも言えない微妙な味わいを醸し出します・・・。


海辺のお立ち台

2012-07-19 23:41:54 | 北海道

  2012年7月13日(金)

急行<はまなす>で東室蘭に降り立ったのは4時15分。この季節、あたりは明け切っていますが、人々の生活リズムは早朝です。人影も、開いている店もありません。駅の待合室で仮眠をとりながら、人々の日常が始まるのを待ちます。周囲が騒がしくなったので目を覚まし、出発の準備に掛かります。

東室蘭駅からそう遠くないレンタカー店まで歩いて移動し、8時の開店と同時に手続きを始め早々に出発します。国道37号を進路を西にとり、稀府~北舟岡のお立ち台に向かいます。目標の踏切から少し草をかき分け東に歩くと、遠くに伊達市の火力発電所の高い煙突を望むポイントいたどり着きます。まずは、DF200から。

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やがてお目当ての<北斗星>が・・・・。

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天気が冴えませんので、いまいちなショットに。気分を変えて俯瞰にチャレンジします。

道央自動車道で伊達ICから豊浦ICまで移動し、JR大岸駅から1.2㎞ほど西にあるカムイチャシに向かいます。海と山に行く手を阻まれた断崖の地を鉄道はトンネルで貫けます。その直上のお立ち台を目指します。

カムイチャシはアイヌ語で「神のとりで」の意味。アイヌの城跡です。室蘭本線のトンネル付近から、恐ろしく急で長い一直線の階段を登って展望台?にたどり着きます。噴火湾を一望する物見台として最適な位置に築かれた砦は、直下を走る室蘭本線を見下ろすのにも最適な位置にあります。晴れていれば眼前は紺碧の噴火湾が拡がっている事でしょうが、本日は灰色の空と同化しています。とは言え光線の事を気にせず上下両方から来る列車を撮る事が出来ます。昔のもの見になった気分で通Img_3152過する列車を監視します。函館・札幌を結ぶ幹線とあって行き交う特急、貨物列車の数は多く、楽しめます。とImg_3149Img_3151_2は言え、天気はさらに崩れ、ガスもかかり始め、小雨も交じり始めました。本日の撮影は、この辺で切り上げる事にします。

 

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