しょぼい映画日記 プレステージの巻 6月30日(土)
まれに見る、珍なる映画
先日の山陰旅行にて玉造温泉の長楽園の大露天風呂で入浴中に話題になったのがこのプレステージ!すでに見た2人がこの映画の結末について議論を始め、これから見ようとした私は大迷惑。大まかなネタをばらされ、意気消沈・・・。
でも、実際見て分かりました。これでは議論噴出やわ・・・。
ほなけん評価 ★★★☆
SF的なタネが一点挟まっているので、純粋な手品合戦の映画を期待している人は、怒り狂うんだと思います。それでもいくつかの定番手品のタネがわかったのでちょっと得した気分!当時の小鳥が消える手品は、鳥駕籠ごと、一瞬に潰してしまい、その度ごと殺していたという事に衝撃を受けました。そのため、マジシャンの自宅には養鶏場みたいに、たくさんの鳥たちが飼われている・・・・。芸のために体や、人生そのものを懸け、家族や幸福さえ犠牲にする、主人公たちの真剣さに圧倒されました。でもこの人ら、無茶やわ・・・!何か、「巨人の星」の手品師版です!マジックにのめり込めばのめり込むほど、自分自身を追い込み、周りを不幸にしてしまう。
ステラ博士がエジソンの手下に執拗に妨害される様子を観ていて、20年前に読んだ広瀬隆の「億万長者はハリウッドを殺す」に出てきたエジソンの意地悪い行状を思い出しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます