2013年5月5日(日) こどもの日
機関車展示エリアの後方には、JR貨物の誇る「スーパーレールカーゴ」ことM250系電車の長い編成が留置されています。毎日走行していますが、特別な事情が無い限りは、日中にはお目にかかれませんので、実に貴重な機会です。が、先ほどの機関車エリアに比べればカメラマンも少なく、少し寂しい気が・・・。鉄道ファンは得てして古いものを偏愛し、新しいものには興味を抱かない傾向があるのか・・・? そういう私にしても懐古趣味甚だしいところがあるのですが・・・。
会場ではトップリフターのコンテナ積み替え作業の実演が行われています。大型コンテナを楽々持ち上げていきます。
GWとは言え首都の物流の拠点であり、会場以外のコンテナホームではフォークリフトが様々なコンテナを載せて拾い構内を走りまわっているのが眺められます。
ここでは、コキ110コンテナ車を遂に目にすることが出来ました。15 ft コンテナ積載用として平成13年に5両製造された車両で、車体は識別のため<からし色>となっています。数が少ない上に他形式と混用されてしまっているため、なかなか遭遇出来ませんでした。写真はコキ110-1(トップナンバー)で上に載っている化成品タンクコンテナにも興味津々です。残念なことに本来の積載対象の15ftコンテナ24Aは見当たりませんでした。後で調べてみるとコキ110と同時期に製造された24Aは2012年に除籍されています。JR貨物の新規格は、なかなか定着しませんが、これも鉄道貨物界の黒歴史の1つになってしまうのでしょうか・・・?
構内西側のコキ編成上には様々な変わり種コンテナが載っかっています。初めて見るモノも多く、楽しいことこの上ありません。
動物の檻の様なコンテナはZX19A 試験用コンテナでフォークリフト作業時に荷物を崩れない様に操作する訓練用で、中の状況が分る様にスケルトンになっています。
ZGZ-101 新型機関車の性能試験等の測定に使われる試験測定用コンテナZ-1(銀色で窓が2つ並んだプレハブの勉強部屋の様なコンテナ)に電源を供給するためのコンテナ。鮮やかなコンテナブルーのボディーは色あせ、くたびれている様子。本日はペアを組むZ1の姿は確認できませんでした。今でも現役なのでしょうか?
20A H10に一両だけ製作された天井開きの試作コンテナ。左下に描かれた子犬のシルエットが女性ギャラリーの注目を引いていました。思うに汎用コンテナも隅に動物や花のイラストを描いておれば、識別の役に立つように思うのですが・・・・。
コキに載っている以外にもコンテナ溜まりに埋もれている事業用コンテナがあります。
編成UG15D ISO冷凍コンテナ電源供給用 ジェイアール貨物・インターナショナル所有で海上冷凍コンテナとペアになります。
ZX45A 31ft測定用コンテナでZ!と違い電源ユニット内蔵で1台で運用します。東京メトロ半蔵門線のような紫の帯を巻いた銀の車体は、サイドが左右・前後非対称なメカニックな姿をしている様ですが、残念な事に本日はコンテナの谷間に埋もれていて妻面しか見る事が出来ません。悔しさのあまり、つい心の中で舌打ちしてしまいます。
事業用コンテナの世界は底なしにディープで、未知の世界が拡がっています。
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