第二日目(4月7日)その5
■旭川ラーメンへの道
旭川ラーメンを食べたい!というのが今回の渡道の発端であった。本来なら、時間を掛けてじっくり味わいたいところだが、接続列車の待ち時間である50分以内に店を探して、注文し、食べ終わり、旭川駅まで帰ってこなければならない。まず第一に入る店を決めねばと、駅ビル内の観光案内所に出向く。係の方に「旭川ラーメンの店で、駅から出来るだけ近い店を紹介して欲しい」と我が意を伝えた。係の方は40軒ぐらいあるリストを出してきて、1軒1軒その店の特徴を懇切丁寧に教えてくれる。非常にありがたかったが、その間どんどん持ち時間が減っていく。失礼と思ったが「近いところで良いです!」と悲鳴に近い声で巻きを入れる。それならと、紹介された店の一つが「梅光軒本店」。駅前の歩行者天国に沿って横断歩道を2本渡ったところにその店があった。「ようやく夢にまでみた、旭川ラーメンにあえる!」と思うと、足取りも軽くなる。が、地下にある店の入り口まで来て、声を失った・・・。
行列が出来ている
店に着いた時点で次に乗る列車の残り時間35分を切っていた。店の入り口から店内カウンター席に座れるまで10分。注文したラーメンが出てくるまでもう10分。残りは15分。しかも駅までの移動時間を考えれば7分ほどで平らげねばならない。こうなるとゆっくり味わっている暇は無い。おまけに量が多い!
北海道のラーメンはコーンがこれでもかと言うほど入っていてうれしい!
実際、おいしかった。が、味わっている時間はもはや無かった。電車の時間に間に合わすため無理矢理胃の中に流し込む!もったいないと思いながらも、時計を気にしながら。最終的には残り2割残したところで、完食を諦めた・・・・。少なくともここ十年間は麺類を完食出来なかった事は無かったのに。後ろ髪を引かれる思いで店を出て駅までダッシュする。胃の中のものが逆流しそうになるのを押さえながら、息を切らせて電車に飛び乗った。それから30秒しないうちにドアが閉まる。次にこの地を踏む時はここも高架になってしまっているんだろうなと思いながら列車は高架工事たけなわの旭川駅を後にした。
こんな思いまでして、またミッション1つ達成!
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