7月18日(日)
温泉宿から山道を下り噴火湾の海岸淵まで来ました。天気は、曇り。厚く、低い雲が天空を覆っています。本日は、天気が改善する望みが全くない事を物語っています。室蘭本線長万部-静狩間の 長万部起点4キロ程の第一道路踏切付近(国道37号線のオービスが目印)で<北斗星>を待ちうけます。
はるか遠く、けし粒の様な点であったものがだんだん青い塊りとなって、やがて大きくなって近づいて来ます。ベストアングルに来る少し手前からシャッターを切り始めます。1枚目・2枚目「良いぞ!そのまま・・・」心の中で呟きます。が、3枚目から、シャッター音がしなくなりました。少しシャッターが切れない!!慌ててカメラのモニターを見ると<レンズとの接点が不良です>とのエラーメッセージが表示されています。《このタイミングで、こんなの有りかよ~!》
慌てて、レンズをいったん外しで、再度カメラに装着すると、何事もなかったようにシャッターが下ります。ほっとしましたが、すでに北斗星は視界の彼方に消えようとしています。
脱力感だけが残ります・・・・!<いったい俺は、北海道に何をしに来たのだろうか?>と自問したりします。とにかく朝から敗北感に打ちひしがれてしまいました。
少し、東(静狩駅より)に移動します。前回(2年前)もこの付近で撮影しました。今回は国道がオーバークロスしている場所から俯瞰気味に列車を狙います。
最後に貨物列車を狙います。DF200が来るものとばかり思っていましたが、やってきたのは、室蘭以西では貴重なDD51です。1089号機は、昨日大沼で見た機関車です。悪天候と、カメラのトラブルで凹んでいた心でしたが、思わぬ収穫に、気分が立ち直りかけたようです・・・。