フィギュアスケートTVで、4大陸選手権のハイライト映像と、
試合後の羽生選手に語ってもらったロングインタビューが、公開されました! (←クリック)
(動画6分30秒過ぎから、羽生選手のインタビューです。)
なかなか素晴らしいインタビューでしたね。
もう色々な意味で、「さすが羽生選手だよ」って笑っちゃうような、ものすごい意欲的な言葉ばかりでした。しかも、とても良い表情で。
出来ればもっと早くに公開してもらいたかったですね!(笑) 既に1か月近くが経っていますので…。
これ、本当に試合直後っぽいですね。羽生選手の胸元からチラリと見えている衣装が、フリーの衣装ですよね。エキシビションよりもは前ということかと思います。ネイサン選手と宇野選手のことを、「非常に頼もしいとともに、非常に有り難いなって思っています。」と、輝かしいほどの笑顔で答えている羽生選手。
なんというか… あのー、すごく頼もしくて有り難いのは、羽生選手だと思いましたね、私は。(笑)
以下、インタビュー内容の書き起こしです。
羽生選手 「毎回同じパターンですけれども、ホントに贅沢だなって思うのは、結果もしっかり…まあ、しっかりとは言いませんけれども、まあまず、メダルはとれたっていう点と、あとは自分の中で手ごたえがあったっていう点で、収穫がありつつ、そして悔しさ、練習への意欲、というものをまたもらえたので、本当、いい経験させて頂いたなって思っています。」
(強い恐ろしい男(=ネイサン選手のこと)がまた一人増えたので、どういう手を、世界選手権にむけて打っていくつもりなのか、という質問)
羽生選手 「そうですね… もちろん、ネイサンは素晴らしいなって思っていましたし、まあ、あの宇野選手もループを決めたっていうことで、僕まだ(宇野選手の演技を)見れてないんですけど、まあでも練習で決めているところを見てたりとか、やっぱり非常に頼もしいとともに、非常に…なんだろ、有り難いなっていう風に思っています。(笑)」
(今までは自分の演技が出来れば勝利が見える状態だったと思うけれども、これからは「ワンミス」が命とりみたいな勝負の世界に入ってきているので、どうするのか、という質問)
羽生選手 「自分の演技イコール ”ノーミス”なんで…僕の中では。しかも、ただノーミスじゃなくて、完成された質のノーミスが僕の中では自分の演技だと思っているので、言ってみたらそれをやったら誰も敵わないと自分の中では自負していますし、あの、その自信を過信にならないように、さらに突き詰めて練習していかないとなっていう風に思いました。」
(今日の構成変更は準備はしていたのか?という質問)
羽生選手 「してないです。してないです、初めてやりました。アドリブです。(笑)」
(点差と今の状況の中でとっさに変えたということ?)
羽生選手 「はい。」
(次も、もしかしたらそうなるかも?)
羽生選手 「どうですかね。いやでも、サルコウ跳べれば、そんなことは絶対に起きないですし、あの言ってみれば、(いったん言いかけて表現を変えて言い直し)僕は4回転トウループの質よりも、トリプルアクセルの質の方が絶対にいいと思っているので、そう言った意味では、4回転トウループで冒険するよりも、トリプルアクセルの質をさらに上げて、後半で2本入れるっていうことがまあ一番かなっていう風に思っています。」
(それが今回やってもそうだなと?)
羽生選手 「もちろん、今回4回転トウループを後半に2本やってみての感想としては、『あ、同じジャンプって簡単だな』って思いました。やっぱり疲れている状況の中で、違うジャンプの注意点と感覚を照らし合わせるって難しかったんですけど、同じジャンプを跳ぶことで、疲れてても一本跳べれば、あ、次も跳べるっていう風に自信になるなって思ったので、これからの練習方法も含めて、色々考えていけたらなっていう風に思いました。」
(みんな色んな練習方法を試していますけど、羽生式、というのがあったら)
羽生選手 「とにかく、短時間集中ですね。やはり4回転こうやって沢山跳ばなきゃいけない状況で、やはり後半にやっていたりすると回転足りなくなって怪我をしてしまうリスクとかもあると思います。ただそれは、やはり集中しきれなくなってきたりすると起きるミスだと思うので、体重管理だとか、怪我のリスクの負い方とか、そういったものを考えながら、短時間で効率よく練習するっていうことが、僕は一番合っているなっていう風に思います。」
(世界選手権の目標は?)
羽生選手 「先ほど言った、完璧な、完成されたフリーの演技を目指してやってきます。そのための練習方法も少し、今回つかみかけたものもありますし、えー、今回の試合期間は、フリーが最終日にあったので、言ってみれば、色んな選手の練習方法を見ることが出来たり、跳び方だったり、刺激を色々受けたので、まあそれも含めて、これからの自分のスキルアップっていうものを考えていけたらなと思います。」
(ここでの今日のこともあるし、2年間のこともあるからね)
羽生選手 「はい、もう、4大陸、もう銀メダルばっかりなんで、本当にフジさん的に(←フジテレビのことですね)申し訳ないですけど(笑)、この銀メダルは前にとったメダルよりも、非常に多くのことを得られた銀メダルだったと僕は思っているので、これをまたさらに活かして、その後に、さらに磨いていって、最終的には、また1年後、ここで金メダルとりたいなって思っています。」
小塚さんの、この羽生選手インタビューを見てのコメント
「(羽生選手は)いつも上を向いている感じがしますね。で、今このインタビューって多分試合終わってすぐだったと思うんですけど、やっぱりその時に見て聞いて感じたものに関してをすぐ自分の中に入れて、取り込んで、それをちゃんと自分の中で処理をして、ちゃんと話ができるところにまでする速さが速い。 やっぱり回転の速さというか、そこがオリンピックチャンピョンになった所以なんじゃないかなって言う風に、今見て、感じました。」
NHKの「アスリートの魂」の羽生選手特集で、本田武史さんが言って下さったコメント (動画10:15~)
4回転を3本フリーに入れたことのある本田武史さんによれば、(4回転ジャンプを)「4本跳び続けるためには、練習量に裏打ちされた強い精神力が必要」だという。(ナレーター解説)
本田さん 「疲れているところで4回転を跳ぶって出来るかなって。
けど、そこで心が折れた時点で、跳べないんですよね。跳べる!って思わないと。
どんな状況でも4回転ジャンプを跳べるっていうところまで作っていかないと、本番では決まらないですよね。どんなに疲れている状態でも、4回転を決められますっていう自信がなかったら、プログラムには入らないと思う。うん。」
…本田さんの言って下さったことは、上の羽生選手のインタビューを見る限り、羽生選手は良くわかっているようですね。
羽生選手が、世界選手権でも、その実力を大いに発揮できますよう、納得いく演技が出来ますよう、心からお祈りしております!
さて、そんな本田さんと同世代で、いまだに現役… だったはずの、
羽生選手の憧れでもあり、元祖絶対王者だったプルシェンコ選手ですが、
なんと、スケート学校を開設されて指導に乗り出したと判りました!
こちら、プルシェンコ選手のインスタグラム (2月下旬のものです)
Dear friends, today I finally can share with you a very happy event in my life, I have been waiting for this for a long time, just in 2 months I'm starting my Academy of figure skating in the heart of Moscow, with the best coaches and choreographers, and most importantly, of course, I will not only train, but also will be a mentor for professional athletes! I continue to skate for you, but I'm interested in engaging with those who love figure skating, because the ice is my life, most of my life I spent on the ice and do not intend to violate the traditions, doors of my academy are open to children from all over the world! We will do from the impossible - possible! I am sure we will succeed.)
Phone for inquiries: +7 915 460-58-83 Eugenia
コメントの英語訳
「 親愛なる皆様へ
今日私はついに、人生におけるとても幸せな出来事を、皆様と分かち合うことが出来ます!私は長いこと、この日を待っていました。
ちょうど2か月以内に、モスクワの中心部で、私はフィギュアスケートのアカデミー(学校)を、最高のコーチと振付師と共に、始める予定です。
何よりも重要なことは、もちろん、私は指導するだけではなくて、プロのアスリートたちのための、メンターにもなるつもりだということです!
皆様のために私は滑り続けますが、フィギュアスケートを愛している人たちと共に働くことにも私は関心があります。氷は私の人生であり、自分の人生の大半を氷の上で過ごしてきましたし、スケートの伝統を壊すつもりはないからです。
私のアカデミーは、世界中から来る子供たちのために、門戸が開かれています!
私たちは、「不可能」を「可能」にします! 私たちは成功すると確信しています。
お問い合わせの電話番号は、 +7 915 460-58-83 Eugeniaまで 」
プルシェンコ選手は、少し前の1月には、アイスホッケーにも取り組み始めたと知って、私は驚いていたのですが。こちら、ロシアNOWの記事より
以下、1月の記事より、プルシェンコ選手のコメント抜粋
「アイスホッケーやりたかったんだ。練習中に手を切って、腱、靭帯を切って、手術を受けた。だけどずっと練習していたことを伝えたい。時間があるときは30分ぐらい残して、ゴールにパックを投げていた。今日の結果は悪くないだろ。すごく嬉しい。やっとできた」
「これは自分の5回目の試合。5回目にして、苦労の末、ゴールが出た。すべてのファン、特に今までと同じように来てくれた僕のフィギュアスケートのファンにありがとうと言いたい」
プルシェンコ選手は、来年の五輪は、どうする予定なのでしょうね?
プルシェンコ選手は、今の選手たちの4回転の技術進化と活躍ぶりには、きっと心から満足していることでしょう。
いずれにしても、プルシェンコ選手の行く先・未来に、神様の祝福がありますように…!
また、今月初めに、オーサーコーチのお父様が天に召されたとのことでした。
オーサーコーチを始め、ご遺族の皆様の上に、天来の深い慰めがありますように…!!
さて、最後に、東京西川が、羽生選手の、春の羽毛布団キャンペーンをやっています!
詳細は こちらをどうぞ。東京西川、春のダウンキャンペーンHPへ
3月1日㈬~4月30日㈰の期間で開催だそうです。
羽生選手にも、明るく清々しく美しい春が訪れますように… ♪