母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

初秋の句

2014年09月24日 | 季節
☆ きみはだれ返事はなくも猫と月

☆ 月に風秋海どうは夢の中

☆ 満月に鈴虫交響楽奏で

☆ 暮れる空蚊取りトンボは群れて飛ぶ

☆ 月遠し思いで遠し雲流る

☆ 十五夜の青い月観てまた帰る

☆ 透き通る羽根に秋風赤とんぼ

☆ 乙女の日ススキ刈萱初恋は

☆ 涼風になすび花咲く九月末

☆ 月の向こう星雲の果てその果てを 
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九月の朝

2014年09月16日 | 季節
薄の穂揺れ

高原の風膚にここちよし

薄紫の雲がゆるく流れ

曙の南の空ははゆったりと広がり

生きることの楽しさに

まためぐり合えた感謝溢れる流麗の季節

一枚の上着をとり

山の道をしずかに辿り

明日の日々を迎えようと歩みする

至福の季節九月の清涼





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