迎え火 送り火 盆提灯
ねずみ花火のシュールシュル
手牡丹花火を手に持って
縁側に涼んだ夏の夕
線香花火は手に咲く牡丹
手牡丹花火の花開く
たった一分の物語を
息をのんで見つめてた
かすかに火薬の
匂ういつもの夏の宵
ガラスの風鈴
盆提灯
縁側に揺れる夏の色夏の音
灯に揺れる人影を
金魚の浴衣に下駄履いて父のひざの上
花火遊びで夜が更けて
青い蚊帳に運ばれた
それは遠い遠い思い出の
在りし日の夏
花たちの匂いと水の匂いと
光放って真直ぐに落下し
小さく燃え尽きてしまったオレンジ色の火の玉の
夏の宵
ねずみ花火のシュールシュル
手牡丹花火を手に持って
縁側に涼んだ夏の夕
線香花火は手に咲く牡丹
手牡丹花火の花開く
たった一分の物語を
息をのんで見つめてた
かすかに火薬の
匂ういつもの夏の宵
ガラスの風鈴
盆提灯
縁側に揺れる夏の色夏の音
灯に揺れる人影を
金魚の浴衣に下駄履いて父のひざの上
花火遊びで夜が更けて
青い蚊帳に運ばれた
それは遠い遠い思い出の
在りし日の夏
花たちの匂いと水の匂いと
光放って真直ぐに落下し
小さく燃え尽きてしまったオレンジ色の火の玉の
夏の宵