人間は
小さな火山
其の奥深く
赤くたぎる マグマを持つ
時に砂を噛むほどの寂しさに耐えきれず
つい奥深く入りたくなる
何もかも共有したいと
“友だち”や “恋人”や“夫婦”の名のもと
奥深く分け入るととてつもない火傷を負い
ときに全てを失うほどの痛手をも味わう
人間は柔らに
傷つき易い小さな火山
姿は穏やかに心の奥深く
赤く燃えるマグマを持つがその在り処に誰も触れてはならぬ
如何なるものかを誰も尋ねることはならぬ
そして 自らさえ赤きいのちの総てを知ることはない
人間は
不思議ないのちを
与えられてしまった火の山
直下で揺れながら哀しく聳え心のひそみに
赤い命を燃やす山
小さな火山
其の奥深く
赤くたぎる マグマを持つ
時に砂を噛むほどの寂しさに耐えきれず
つい奥深く入りたくなる
何もかも共有したいと
“友だち”や “恋人”や“夫婦”の名のもと
奥深く分け入るととてつもない火傷を負い
ときに全てを失うほどの痛手をも味わう
人間は柔らに
傷つき易い小さな火山
姿は穏やかに心の奥深く
赤く燃えるマグマを持つがその在り処に誰も触れてはならぬ
如何なるものかを誰も尋ねることはならぬ
そして 自らさえ赤きいのちの総てを知ることはない
人間は
不思議ないのちを
与えられてしまった火の山
直下で揺れながら哀しく聳え心のひそみに
赤い命を燃やす山