大阪府河内長野市にある汐ノ宮駅は、 古市駅と河内長野駅とを結んでいる近畿日本鉄道(近鉄)長野線(12,5km)の駅です。 もともとは河南鉄道の駅として、1911(明治44)年8月15日に開業しました。
かつては相対式ホーム2面2線を有していて列車交換も可能でしたが、1966(昭和41)年6月に片側の1線が撤去されたので、現在は5両分の有効長をもつ単式ホーム1面1線のみの無人駅です。
平屋の駅舎がホームの古市寄りにあります。
2017(平成29)年度の1日の平均乗降人員は2,552人で、長野線内では最も利用客が少ない駅です。
汐ノ宮駅が属する近鉄長野線は、沿線に梅の里住宅や金剛ニュータウンなどの住宅地を控えていて、南大阪線とともに大阪府南東部の通勤・通学路線となっています。 また、沿線には眼病平癒で名高い日本三不動の一つである瀧谷不動明王寺や、花火大会や高校野球で知られるパーフェクト リバティー教団(PL教団)の本部などもあります。
<汐ノ宮駅の年表>
・1911(明治44)年8月15日:河南鉄道の駅として開業
・1919(大正8)年3月8日:社名が大阪鉄道に変更され、同社の駅となる
・1943(昭和18)年2月1日:関西急行鉄道が大阪鉄道を合併したことにより、関西急行鉄道長野線の駅となる
・1944(昭和19)年6月1日:戦時体制下の陸上交通事業調整法に基づき、関西急行鉄道と南海鉄道が合併して近畿日本鉄道となり、同鉄道長野線の駅となる
・1966(昭和41)年6月:行き違い設備を廃止
・2001(平成13)年2月1日:スルッとKANSAI対応カードの取り扱い開始
・2001(平成13)年10月14日:Jスルーカードの利用が可能になる
・2007(平成19)年4月1日:ICカードPiTaPa・ICOCAの利用が可能になる
・2009(平成21)年3月1日:Jスルーカードの自動改札機・のりこし精算機での取扱い終了
・2012(平成24)年12月21日:駅の無人化
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始によりTOICA・manaca・Suica・PASMO・Kitaca・SUGOCA・nimoca・はやかけんが利用可能になる
・2015(平成27)年8月20日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(古市方面を望む)
(汐ノ宮駅駅舎)
(旧ホーム跡)
撮影年月日:2016(平成28)年12月25日