谷根千 桜と気まぐれ!

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作家の歴史 その2

2007年02月15日 22時24分34秒 | 活字から広がる
第2章 科学文明の発達(小学5年~中学3年頃)

SFにはまってました。
NHKで放送していた子供向けSFドラマの影響です。
なぜか筒井康隆原作のドラマをよくやってました。
「時をかける少女」「七瀬ふたたび」「謎の転校生」などなど
そうそう、小学生の時に学研の「科学」を定期購読していた影響も大きいです。
当時学研では「学習」という子供向け雑誌もありましたが「学習」なんていかにも親が喜びそうな名前じゃないすか!読みませんでした。
「科学」は実験付録がついてくるのが楽しみでね、昆虫採集セットとか星座表とかね!
話がそれました。

この頃僕は、気持ちの赴くままその日暮らしの今と違って、知性詰まった思索的な少年でした。生命ってなんだろう、死ってなんだろう、自転車で上に投げたボールがなぜきちんと元の手に戻ってくるのだろう、なぜ?なぜ?なぜ?って考えてばかりでした。
SFって嘘なんだけど、科学知識をベースに夢を広げてゆくジャンルだから当時の僕に非常にフィットしてたんだと思うな。
時間パラドックス、宇宙の構造、生命の輪廻、地下鉄の電車はどこから入れたかなど次から次へ生まれる疑問を考えるヒントをたくさんくれました。
(地下鉄問題だけはSFでヒント与えてくれませんでした)

星新一、光瀬龍、小松左京、ハインライン、クラーク、アシモフ、、、、
印象に残る作家と作品が多すぎて!
ひとつだけ挙げるとしたら、アシモフ「銀河帝国の興亡」かな。
理由は何年かごとに読み返しているから。少なくとも5回は読んでるかな。
(何で何回も読んでいるかも理由があって、作家が続編を何年かに一度出したんです、あまりに期間が開いて出版するので前のストーリーを忘れちゃって...)

SFって単純に楽しめる面もあるんだけど、現実の社会問題や近い将来起こるかも知れない問題とオーバーラップする事もあるんです。
SFだからこそ自由に描ける事もあったと思うんです。
「鉄腕アトム」って実は異文化異民族が同じ社会に暮らす問題や正義と悪を完全に分けることが出来ないんだという事を作品を通して子供に伝えていたと思います。
当時はこんな事考えてなくて、後知恵ですけど。

この頃、もうひとつの大きな出来事は歴史に興味を持ったこと。
と言っても歴史の流れを追うのではなくヒーローヒロインに焦点をあてた物語を読み始めたんだけどね。特にフランス革命からロシア革命へ至る変化の時代が好きでした。これはもう間違いなくベルバラの影響です。
オスカル~、アンドレ~

読書量から言えば比率はきわめて低いのですが、これから僕の興味対象が大きく広がってゆくのです。
 西洋絵画→日本画→工芸→芸術全般
 フランス革命史→世界史→日本史→民族地政全般
マイ歴史からは外せない出来事です。

中学校の時、面白い本は学校の図書館にはなくて、主に市民図書館で借りていました。ここで出会ったのが新撰組です。
当時新撰組と言えば沖田総司が大人気だったのですが、僕が偶然手にしたのは山南敬介を描いたものでした。
なので、僕が好きなのは山南敬介。後に土方も好きになるのですがこの時はまだ出会っていませんでした。
土方との出会いは鴨川つばめの「マカロニほうれん荘」までお預けです。
間違えました。司馬遼太郎「燃えよ剣」でした!

先日本屋で僕が驚いた事がありました。
「ペリーローダン」がまだ続いている!
「パタリロ」もまだ続いている!
さらに驚いた事がありました。
「ドラえもん」が続いている!作者は誰なんだ!

(つづく)

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