語学学習日記です.そこらのおっちゃんが書いてます.怪しいよ!眉唾物です.

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

3319番:「湖畔」(7)(シュトルム作)

2024-01-29 22:58:29 | 日記


湖畔(7)
IMMENSEE(7)

——————————【7】—————————————————

Bei  dem  Schall  der  Türglocke  wurde  drinnen  in
der  Stube  von  einem  Guckfenster,  welches  nach
der  Diele  hinausging,   der  grüne  Vorhang  weg-
geschoben  und  des  Gesicht  einer  alten  Frau  da-
hinter  sichtbar.   

 

.——————————(訳)—————————————————
 
その戸口のベルの音により、部屋の中にいて玄関の外が
見られるのぞき窓から緑のカーテンが押しのけられ、ひ
とりの老婦人の顔がその背後から見えた.

 

.——————————《語句》—————————————————
         
Schall:(m)[(e)s/_e,  マタハ ¨e] 音、音響、響き     
Türglocke:辞書不掲載→ Tür + glocke
Tür:(f) [_/_en] ドア、扉        
Glocke:(f)[_/_n] 鐘、大きな鈴、ベル  
再度 Türglocke:「戸口のベル」のことだと思います.   
drinnen:[~の]中に = darin =drin (口語)
Stube:(f) [_/_n] (南ドイツ)居間、[古語]部屋       
Guckfenster:辞書不掲載→ Guck + fenster      
gucken:(自) 見る、のぞく
    aus dem Fenster gucken / 窓から[外を]見る
    in den Spiegel gucken / 鏡をのぞく 
再度Guckfenster:(n)[_s/_] 「のぞき窓」のことでしょう    
welches:関係代名詞で中性1格、4格、ここでは
    「のぞき窓」を受けて、nach と共に
Diele:(f)[_/_n] ❶床板、❷玄関の間、控えの間
hinaus :(副)❶(内から向こうの)外へ、❷越えて
hinaus/gehen:❶外に出る、❷(道などが)上へ通じている、
      ❸面している
Guckfenster, welches nach der diele hinausging:
    そののぞき窓はそこから玄関の外へ 
grün:(形) ❶緑色の、❷生の、未熟な  
Vorhang:(m)[_(e)s/_¨e] (厚地の)カーテン   
weggeschoben:(過去分詞) 
   <weg/schieben (他)[...⁴を] 押しのける   
Gesicht:(n) 顔、顔つき    
dahinter:(副) その後ろに、その裏に  
sichtbar:(形) 見える、可視的な 


.—————————≪訂正≫ —————————————————

間違い箇所がありましたので、訂正いたします.
すみませんでした.

【誤】welches:関係代名詞で中性1格、4格、ここでは
    「のぞき窓」を受けて、nach と共に
* nach は次の hinausgingとセットで「~に面した」
ここではnach der diele hinausging で「玄関に面した」
これが welches  der grüne Vorhang weggeschoben という
文中に挿入句として、はめられているので、welches 
つまり「のぞき窓」にある緑のカーテンが押しのけら
れたということでした.

混乱させてすみませんでした.

 


.—————————≪不明点≫ —————————————————

今回の学習で不明点が残りました.des Gesicht です.
なぜ2格に置かれているのかが不明のままになりました.
des Gesicht はsichtbar とセットになっていて、「顔が見え
る」となるはずですが、sein などの繋辞が見当たりませ
ん.まあ、これは文をはぎれよい語調にするため省いて
いると考えれば、それでいいのですが、ではなぜ2格?
という疑問は依然残ったままです.
 テキストは註釈付きの対訳双書なのですが、あいにく
この箇所についての解説はありません.
 名詞2格に特別な用法があるのか、調べましたが文法
書には副詞の2格とザクセン2格の説明しまありません
でした.
   まあ力尽きた時は、人のせいにしておきましょう.
きっと印刷ミスなんだよ.das Gesicht だったことにして
おきましょうかね.


.——————————≪長文≫ —————————————————

いきなり5行にまたがる長文です.文の屋台骨となる
主語、述語は受け身形式で、der grüne Vorhang wurde
~ weggeschoben. / 緑のカーテンが押し開けられた.
これをピザ生地とすると、この上にいろいろトッピング
されています.
    まずdrinnen in der Stube / 部屋の中で、 
次にvon einem Guckfenster, welches nach der Diele  
hinausging / そこを通して玄関の外が見える覗き窓から

これをトッピングするとピザはこうなります.
「部屋の中で玄関の外が見える覗き窓から緑のカーテン
が押し開けられた.」

  そして最後にくだんの不明箇所をくっつけて、

「部屋の中で玄関の外が見える覗き窓から緑のカーテン
が押し開けられ、ひとりの老婦人の顔がその背後から見
えた.」

ということで、おいしいピザのできあがり.

何?不明の具材入りのピザを食べておなか痛くなったら
どうするって?

学習災害保険ってないかしらん.

 

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3318番:ロンドリ姉妹(23)

2024-01-29 22:54:50 | 日記

 
ロンドリ姉妹(23)

   
——————————【23】———————————————
                      
  C' est  en  allant  loin  qu' on  comprend  bien  comme
tout  est  proche  et  court  et  vide; 


 
.——————————(訳)—————————————————
 
遠くの地に行くことによって、人はすべてのところが、
よく似た近しいものであり、欠けているところがあり、
そしてむなしいものだと、たやすく理解できるのだ. 

                       


...—————————⦅語句⦆—————————————————
      
en allant loin:遠くへ行くことによって
    【様態、原因、手段を表わすジェロンディフ】
proche:(形) 近い、
   proche de ~:~に近い    
court:(形) 短い、足りない、    
vide:(形) 虚ろな、からっぽの、
 

 

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3317番:「おとうと」(20)(フィリップ短篇集より)

2024-01-29 22:50:40 | 日記


「おとうと」(20)(フィリップ短篇集より)

    LE  PETIT  FRERE

   
——————————【20】—————————————————

 Chez  les  Lartigaud,  aucun  lit  ne  possédait  pareil  
objet. Julie  était  bien  ennuyée. Elle savait  que,
la  nuit,  Augustine  ne  voulait  pas  qu' on  la  touchât
et  donnait  de  grands  coups  de  pied,  mais  elle  avait
bien  envie  de  savoir  comment  on  est  sous  un  édre-
don .  
  
 
   
——————————— (訳)——————————————————
   
 ラルティゴ-家では、どのベッドにもそういう羽毛
布団はなかった.ジュリーは、はたと困ってしまった.
オギュスティーヌは人に触られるのがいやだった.そ
して足で蹴るのが常でした.しかしジュリーは羽毛布団
がどんなものなのか、入ってみて体験したい気も大いに
ありました.

  

———————————《語句》——————————————————
        
pareil objet:それに類するもの;
   pareil は形容詞で「こんな」、「そのような」 
ennuyée:(形、p.passé/f) 困っている、気をもんだ;
   <ennuyer (他) 困らせる、迷惑になる  

 

 

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3316番:女の一生(88)

2024-01-29 22:46:43 | 日記


Une vie  /   Guy de Maupassant
  
女の一生(88)
Une vie (88)


——————————【88】——————————————
               
 Quand elle  l'eut  bien  admiré,  Jeanne,  élevant  sa
lumière,  examina  les  tapisseries  pour  en  comprendre  
le  sujet.


  
———————————(訳)——————————————————
  
 ベッドの素晴らしさを賞賛しきって、ジャンヌは灯り
を持ち上げて、タピスリーを吟味して、主題を理解しよ
うとしました.


 
.——————————⦅語句⦆—————————————————
     
élevant:(p.pr) < élever [エルヴェ](他) 上げる、
    持ち上げる、(高く)掲げる、立てる
                                 

 

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3315番:ペルル嬢(88)

2024-01-29 22:44:08 | 日記


ペルル嬢(88)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant


———————————【88】—————————————————
   
  La  neige  s'était  remise  à  tomber  depuis  une 
heure; et  les  arbres  en  étaient  chargés. les
sapins  pliaient  sous  ce  lourd  vêtement livide,
pareils  à  des  pyramides  blanches,  à  d'énormes
pains  de  sucre; et  on  apercevait  à  peine,  à
travers  le  rideau  gris  des  flocons  menus  et
pressés,  les  arbustes  plus  légers,  tout  pâles  dans
l'ombre.  

  
————————————(訳)—————————————————

1時間前からまた雪が降り始めました.そうして木々は
雪を積もらせていたのでした.もみの木はこの重たい
鉛色の雪の衣服をまとい、その下でたわんでいました.
それはまるで白いピラミッドでした.あるいは巨大な砂
糖の塊のようでした.そして細かく圧搾された雪の小片
で出来た灰色の煙幕の向こうには、樅の木よりも軽く雪
を受けた灌木が日陰で青白くたたずむのがかろうじて見
えていた.

  
 
————————————《語句》————————————————

sapins:(m) モミ(樅)  
pliaient:(3複半過去) < plier (他) 祈る
  曲げる、たわめる 
  < plier (自) 曲がる、たわむ 
lourd(e):(形) 重たい
vêtement:(m) 上着、
      単数=上着、複数=衣服       
livide:(形) 鉛色の、青ざめた、蒼白な
     (空などが)どんより暗い
pareil、pareille:(形) (à に)よく似た、同様の、同じ
pain:(m) ❶パン; ❷(パンのような)塊
   ❶の意味で訳すとおかしくなります.本文は❷の
   塊という意味になります.つまり「巨大な砂糖の
   かたまり」のようだ、と言っています.「巨大な
   砂糖のパン」のようだ、ではわけがわからない.  
flocon:(m) ❶(羊毛・絹・木綿の)ふわふわした塊;
   ❷(わた雪の)雪片、小片、       
à peine:❶ほとんど~ない、せいぜい~だ;
      ❷かろうじて~、やっと~したばかり     
rideau (複rideaux):(m) カーテン、窓掛け、幕
menu(e):(形) (物が)細かい、小さい、(声が)か細い
   (人が)やせて小さい、(出費が)こまごました     
pressé:(形) ❶急いでいる、急を要する; ❷圧搾した、
   搾った、  
arbuste:[アルビュスト](m) 《植》小低木、小灌木   
léger, légère:(形) ❶軽い;❷ふんわりした、薄い    
pâle:(形) ❶青白い、青ざめた、❷(色の)うすい  
ombre:(f) ❶陰、日陰、物陰;❷影  
     Il fait vingt-cinq degrés à l'ombre.
     日陰で25度ある. 

 

 

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