ロックの娘(6)
La petite Roque
——————————【6】—————————————————
Médéric allait toujours, sans rien voir, et ne
songerant qu'à ceci: « Ma première lettre est
pour la maisdon Poivron, puisque j'en ai une
pour M. Renardet; faut donc que je traverse
la futaie.»
.——————————(訳)—————————————————
メデリックはいつも、わき目も振らず、「えーと、こ
れはルナルデ様宛てだから、最初の配達先はポワブロン
家だ.だったら大樹林を抜けて行かなくては.」という
ことしか頭になかった.
.——————————《語句》——————————————
puisque:(接) なので、なのだから
futaie:[ヒュテ](f) 大木、大木の樹林、大樹から成る森
..——————————≪文法≫ ————————————————
faut donc que je traverse la futaie.
*donc :つまり、従って
樹林を抜けなければならない.
Il faut que + 接続法:~しなければならない.
基本パターンはil faut que ~ ですが、実際の文はなかな
かピッタリ当てはまることはないようです.この場合は
il が落ちています.donc がついています.「だったら」と
いう感じです.
(ポワヴロン家だべ、せば樹林さ抜げねばなんね)
* せば=donc