さっぷいさっぷい外語学院(生徒:ゴタ、張るカイロさん)

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

5771番:さすらいの青春(630)

2025-01-27 04:19:23 | 語学

 
さすらいの青春(630)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼


——————【630】——————————

  Meaulnes  se  tourna  lentement  vers  moi :
  « Tu entends ?  dit-il.  Il  vient  de  se  bat-
tre  et  de  se  faire  blesser  pour  nous,  tan-
dis  que  nous  lui  tendions  un  piège ! »
  Puis  cessant  d'employer  ce  « vous »  in-
solite  chez  des  écoliers  de  Sainte-Agathe :
  « Tu  es  un  vrai  camarade »,  dit-il,  et  
il  lui  tendit  la  main.  
                 
       
————————(訳)————————————

 モーヌはゆっくりと私のほうを向き言った:
 「君、聞いたかい? この男は闘ってきたんだ.
しかもぼくたちが襲う策略を用意していたというの
に、ぼくたちのために流血も惜しまずに闘ってきた
ところだとさ.」
 そうして、この他人行儀に相手を呼ぶ「お宅」
という言葉の使用はやめた.このサント=アガット
学院の生徒の間で、お宅という言葉使いは普通では
なかった.
 「これで本当に君はぼくたちの仲間だ.」、モーヌ
はそう言って、この男に手を差しのべた.
 
 
———————⦅語句⦆———————————
    
tendions:(直半過/1複) < tendre (他) 張る、
   掛ける、仕掛ける、
piège:[ピエージュ](m) ❶罠、❷策略 
     tendre un piège / 罠を仕掛ける.
insolite:[アンソリット](形) 異様な、突飛な、型破りな.  
tu es un vrai camarade:これで君も間違いなく仲間さ.  
il lui tendit la main:(直単過/3単) モーヌは包帯男に
   手を差しのべた..  
Sainte-Agathe:この小説の初め部分で「サント=
   アガット」と訳したので、そのままにするが
   訳しようによっては「聖アガサ学院」などに
   もなるかもしれないので訳本チェックをした:

❶講談社:サント・アガト(校名ではなく地域名として)

❷みすず:サント=アガート

❸パロル:サント=アガート

❹旺文社:サント・アガト

❺岩波 :サント=アガト

❻角川 :サント=アガット

   以上、わたくしの気の回しすぎでした. 

 

コメント
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