私がバレエのポワントレッスンを受け始めたのは
50代の後半からだった。
脊椎版手術前後の半年以上休んでいたことをカウントすれば、
ポワントレッスンは1年も経っていない。
ポワントで立つことは
自分の軸の中心を完全にコントロールすることである。
立つためのテクニックも無ければ、技も無い。
ポワントで立つことは単にシンプルに
『軸を保つ』ことである。
技や筋力で立つことはできても、瞬間にしか効かない。
ポワントレッスンを受け始めてから
バレエは誤魔化しが絶対に効かないことを知った。
少しでも安易に、楽に体を動かすと動きが汚くなる。
使う筋肉を間違うと動きが切れる。
動かす筋肉を正しく使わないと
バレエではなくただの踊りになってしまう。
今の私の体の軸の安定性は
10割中7~8割しか確保できていない。
その意味は軸安定性に関わっている運動神経の連携が
70%ほど繋がっていることである。
意思と運動神経を素早くリンクさせて
イメージと動きを間違いなく調和させるのは5割しかできていない。
今年まで8割以上の軸安定性を目標にしているのだが...
一度であったが、ポワント立ちで完全なる軸を保てた瞬間があった。
その瞬間は時間が停止しているような感じが持てた。
坐禅に没入できた瞬間と酷似したので、体と心が震えた。
ブログ友のみなさん!
今回は和文だけ先に投稿しておいて
今週か来週に英文訳をアップします。
①と書いたのは軸に関する記事は奥が深くて
シリーズにして分野分けしないと
軸の意味さえ伝わらないからです。
バレエに全く関心の無い方も
体の中心軸について一度は意識を向けても
いいのでは?と思っています...
昔、巨人の王選手が1本足打法で片足だけでバットを構えた時に、
外から押しても引いても動かなかったそうです。