Zen禅

心理学に基づく坐禅の研究-心の風景を眺め、流れていく気持ちの音を静かに聴く(英訳)

体を作用させるMake my body working

2023-09-29 | 生き方

 

 

 

ディスク手術後、約4ヶ月が経っだ。

It has been about 4 months

since the herniated disc surgery.

体はほぼ完治した感じだが、

また怪我するかもしれないとの心配は未だに克服できない。

My body seems to have almost healed,

but my mind still can’t get over the fear

that I might get injured again.

 

たまに、ふっと苦痛が無いことに

びっくりすることがある。

Sometimes in a moment,

I’m amazed that I don’t have the pain anymore.

何年間、常に苦痛があって

行動範囲まで制限されていたことが

まるで嘘のように思えてくる。

The constant pain I had for many years

limited my range of movements

but now it seemed like a lie.

 

体の苦痛は割りと簡単に克服できるが、

苦痛に対する恐怖は案外乗り越えられない。

Physical pain is relatively easy to overcome,

but the fear of getting hurt again is

harder to get over unexpectedly.

その怪我への恐怖を克服するのが課題になってきた。

Overcoming the fear of reinjury has become my challenge.

 

 

先月から週4回のソフトシューズのバレエレッスンに

2回のポワントシューズのレッスンを受けている。

Since last month, I have been taking ballet lessons

4 times in soft shoes and 2 times in pointe shoes.

家でストレッチングができるようになったのは約2週間前からだ。

It’s been about 2 weeks since I became

able to do stretching at home.

 

ストレッチングを再開して気づいたことは、

正しくやることは力任せでやることより

何十倍もしんどいことだ。

Restarted stretching made me realize that

doing stretching correctly is

tens of times harder than doing it by brute force.

また、再怪我するのが怖くなって、

気をつけてゆっくりするようになった。

Also, I started moving slowly with carefully

because I was afraid of getting injured again.

 

ストレッチングの時に動作一つ一つに

時間をかけてゆっくりやるようになって、

以前私がやっていたことは

形だけの自己満足的なことであったことが分かった。

While I do stretch, I began to take more time

and move more slowly in every sequence and learn that

what I had been doing before

was just out-frame and done for self-satisfaction.

力任せで反動を利用した

反作用にすぎないことがわかったのだ。

I found that all I did before were

just reactions using brute force.

 

反作用的な運動をすると

やった満足感は得られても

奥の深い内筋肉まで訓練できない。

Reactionary exercise may make you

feel self-satisfied for doing something,

but it will not be able to train your deep inner muscles.

外側の筋肉は瞬時には鍛えられるが、

また瞬時に衰える。

The outer muscles can be strengthened instantly

but weaken as quickly as they are made.

 

骨周りの内筋肉を鍛えるには、

より長い時間と労働をかける必要がある。

Train internal muscles that stick to the bones,

it requires longer time and labor.

だが、一旦内筋を鍛えると、

外筋を鍛えるのも楽になり、筋力もより強力になる。

However once the internal muscle training is done,

outer muscle training will be easier,

and muscle competence will get stronger.

 

内筋を鍛えると内臓についた脂肪も燃えやすくなる。

Train internal muscles makes it easy to burn fat

which is stored inside the body among the organs.

中から筋力を作り上げると

外側の筋力の強化も結果的についてくる。

Building up muscle competencies from the inside,

The outer muscles get stronger as follows result.

 

むやみに筋肉を千回伸ばすより、

集中して正しく1度やることが

より効果的であることが分かったのは

怪我のおかげでもあるのは皮肉なことだ。

Ironically, I became thankful for the disc injury I had,

because it made me learn that doing once correctly with attention

is more effective than doing it thousands of times just moderately.

 

ある動きに1秒早くなるには

その動きを何時間もやらないと

根本的に早くなれないことも分かった。

I also learned that in order to become 1 second faster

for a certain movement, one must do the movement for hours

otherwise, it never makes a faster move fundamentally.

 

なんていう皮肉か。

How ironic it is.

早くなるには遅いことを支配しないと

早くなれないように体はできているのだから…

The body is designed in a way that

to become faster at a move,

one must dominate the slow moves...

 

 

 


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12 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (risukurumi48は)
2023-09-29 09:43:32
リコです
おはようございます
貴女も多くの失敗を重ねた人だけがたどり着く、高みに向かっていますね
おめでとう、そして、おめでとう、

私も10ヶ月も努力した作業が実を結び10月中頃には嬉しい報告ができます

お楽しみにね
返信する
こんにちは! (hidebach)
2023-09-29 12:19:10
>ある動きに1秒早くなるには
その動きを何時間もやらないと
根本的に早くなれない

ここに気が付いたら、あとは簡単なように思えます。
お大事になさってください。
無理は禁物ですよ。

話変わりますが、私は「先生」ではありません。
先生になろうとしたら「教育哲学」の成績が、
「D」でしたので、諦めました。

教育哲学の先生はドイツ人のカトリックの神父様でした。
それで生涯をかけて、正しい人生の在り方を探すようになりました。
返信する
Unknown (閑斉)
2023-09-29 14:05:43
NHKの「明鏡止水」という番組で、耳、肩甲骨、骨盤の線を維持すると座っていてもびくともしなくなっていました。
体の形を整えれば余分な力は不要のようです。

素晴らしい境地へのチャレンジですね。
返信する
Unknown (ZIP)
2023-09-29 23:25:02
身体を作用させる というより、むしろ身体がバレエという行為を介在することで心を生じさせる と解釈した方が妥当だと思います。
返信する
Unknown (クリン)
2023-09-30 18:19:13
早くなるにはおそいことを支配しなければ・・🐻
すごく実かんがこもったお言葉です!!
それにしてもたんれん(鍛錬)の質が高くて、ちまたでインナーマッスルトレーニングをしている方たちがユルく思えます💡
(お痛みが出ないといいですね・・がんばってくださいね🍀🍀✨✨)
返信する
Unknown (リコさんへ)
2023-10-04 07:48:47
そうですね、失敗しかしていない感じですが、
高みにはまだまだです。
10月のリコさんニュース楽しみに待っています。
返信する
Unknown (Hidebachさんへ)
2023-10-04 07:54:16
先生と書いた背景には
以前読んだヒデさんの記事の中に
学生時代家庭教師していたことが
面白く書いていたから
そのことでした。

私も心理教育を専攻していた時に
教員過程を聴講したことがありましたが、
教職には向いて無いと思えましたね。
似たような状況でしたね。
返信する
Unknown (閑斉さんへ)
2023-10-04 07:57:28
『耳、肩甲骨、骨盤の線を維持する』
本当に肝要なことですよね。
やったひとしかわからない難しさ、ですよね。

そのチャレンジはやってはいますがね。
どうなるのやら。
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Unknown (クリンさんへ)
2023-10-04 08:02:16
インナーマッスルトレーニングを鍛錬してはいますが、
記事で言及したように
精神的な恐怖がまだ強くて
体の限界までいけずです。

まあー『No pain no gain』というのがありますよね。
鍛錬に苦痛はつきものなので
まー付き合っていく感じですけどね。
返信する
Unknown (ZIPさんへ)
2023-10-04 08:06:20
>身体がバレエという行為を介在することで心を生じさせる 
似たような文を書いたのでしたが、
削除しましたね。
バレエはできるだけ介入させたくないのですが、
どうも心が(?)それに走ってしまうので、
仕方なく、けど
私が削除したことをコメントされると
なんだか怖い?かな。
読まれているようで。
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