おでかけ大好き

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いたむ

2012-03-12 13:58:11 | 日々喃々
あっという間に1年経ってしまいました。

あれほどの衝撃を受けたのにも関わらず、

何事も無かったかのように生活して久しく。


特別にできることがないなら、せめていつも通り元気に生きよう。

それは、辛いことは早く忘れようとは、違うよね。

1年ということで特別報道番組が多かったけど、

「今もまだ辛い人がたくさんいることを忘れないように」

ってこと???

「忘れたフリをして元気に、でもこの痛みを忘れないで」なの?


追悼、死者を悼む。

この悼むという意味がわからない。

思えば、日本語には「いたみ」が溢れてる。

痛み分けとか、痛ましい、痛々しい、痛めつける。

胸が痛む、懐が痛む。

軽い失敗も「痛いっ」とか「いたた」

時代劇では、ありがとう的に、

「お心遣い、痛み入ります」なんてのも使うね。

だいたい肉体的なものより、心の痛みの意味のような気がする。

日本人が心の痛みに敏感なのかな。

心のダメージに対して、外国語ではどんな風に使うんだろう。


悼むの意味はわからない。

でももし、痛みと同じ意味ならば、

「私も痛いです。そしてどうすることもできません。」を

分かち合うってことだろうか。

それは、現状報告だけで、まったく先にすすんではいないけど。

痛みを抱えて、でも生きてるよって、決意表明だよね。

そんなことを思う3月11日でした。