ハクモクレン

昨日の夕方より今朝、今朝より今日の夕方、

明らかにつぼみが開いているハクモクレン並木。

枯れ枝にチューリップかティッシュの花が咲いてるよう。

よみがえる記憶。

こどものころ、隣の庭の枯れ木に花を咲かせようと、

2階の窓から、しこたまティッシュを放って、

めっちゃめちゃ怒られ、隣に謝罪と掃除に行かされた。

大人たちは「なんでこんなこと？」とあきれてた。

ハクモクレンを咲かせたんだ。

こどもの発想にはシバリがないから、期間限定な詩人。


大人になっても詩人として生きているのは稀少だ。

以前に書いたかも。

職業に人がつくのって、詩人とか歌人とか俳人ぐらいだよね。

近いのは、作家、画家、武道家、落語家、政治家・・・・。

独自の道を生きる職人って雰囲気かな。

整備士とか、運転士、看護士、・・・これは免許のいる仕事。

人に尊敬される仕事は、医師、教師、占い師？


詩人は、もう体中まるごと、人生どっぷり、生き様が詩みたいな。

なろうとしてなれるんじゃない。

なっちゃったんだ。

なんて、ぼんやり思う。

いつもぼんやりしてるけど、

「今、ハル」だからさらに仕方ない。

ACE ROCKER

半年前、自分からライブハウスに行くことになるとは

想像もしなかったね。

いくつになっても、自分がどう動くかなんて予測できないね。


仕事から帰って着替えして、軽く腹ごしらえしてでかけたけど、

電車の時間が微妙、久しぶりの浜松地下で迷って（←バカすぎ）、

開演ぎりっぎり。

当初の予定どおり、後ろにそっと潜り込む。

カッパくんくらいの男子親子、抱っこの未就学児も・・・。

わ～、本当にいるんだ親子クロマニアン。


ハコの熱気すごっ。

始まる前から汗。（あ、それは遅刻しそうになって焦ったってのもあるか）

自分が箱詰めチョコレートになってとろけるイメージ。

「浜松窓枠」は後ろが高くなってるので、それはそれで見やすいかも。

後方ジェントルラインなためか、静岡県民のお国柄なのか、

恐ろしいことはなかった。

それでも最前線はすごいんだろうな～（見えないけど）


待つ時間もなく、すぐ前説。

はじまるとぎゃ～～～～。

なんとなく見やすい位置を求めて前に前に。

気づけば、でっかい男の人の肩越し背後霊になってました。

そっか、こういうときはヒールのある靴のほうがいいんだな。


後ろなのに意外に近く、リカちゃん人形くらいの大きさに見えました（笑）

クロマニヨンズの制服、上半身裸になってからは、

光る汗でつるつるコーティングされて、

ライトで筋肉の陰影が浮かびあがり、すごく大きくみえる。

リアルよりリアリティ。

「ああ、生きてる・・・生なんだな～」


MCは嬉しそうに「ウンチ」連呼の49歳、甲本ヒロト。

カッパくんよりずっとこどもみたい。

職業、音を楽しんでる人。


爆音は、もっと耳に痛いと覚悟してたんだよ。

でもね、音が鳴ると自分の胸の中が震えるんだよ。

感動じゃないよ。

音は空気の振動でしょ。

肺には空気があるから、そこが一緒に共鳴するんだよ。

預けそこねたダウンが、私の手の中で振動してたもん。

体が楽器になったような感じ。

意図してないのに、体が中から動かされて、ノっちゃうんだね。

それっていい気持ち。

そっか～これがロッケンローなのか～。

だからCDよりもレコードのほうがいい音なのか。

残念ながら私の下半身は脂肪ぎゅうぎゅう詰めで、

共鳴しなかったけども。


ヒロトさんがあんなにガリ細なのは（体質だろうけど）、

体のすべてに音を共鳴させるためなのかも。

生きる楽器。


位置的にはマーシーさんが真正面で結構見えたんだけど、

適度にいい筋肉の肩から胸のライン、

白くてもっちもちなきれいなお肌で、おいしそう。

おいしそうな50歳って・・・。

すっごく負けてる。


あ、もう時間ないっ。

あとで追加で書くかも。