昨日、食材の買い出しのために、スーパーを梯子しました。
まず行ったのは、全国展開している大手スーパーです。
「魚が食べたいなぁ」
ということで、鮮魚コーナーをのぞくと、
世間を騒がせている、あの熊本産アサリがありました。
への次郎 「早く売っちゃおうというのかな、値下げしている」
奥さん 「いや、消費期限が迫っているんだよ」
この熊本産偽装アサリ、何年も前から、TBSの報道特集で取り上げていました。安く買ってきた中国産アサリを浜にまき、短期間に採って熊本産アサリとして販売しているというものです。一昨日、国もついに熊本産アサリの97%に外国産が混じっていると認めました。
つづいて、この地域発祥の中堅スーパーです。
鮮魚コーナーをのぞくと、これまであった熊本産アサリがありませでした。消費者心理を意識してか、撤収していました。
最後は、地元の安売りスーパーです。ここはフットワークがよく、ごくたまに愛知産アサリを売っています。
愛知県アサリは生産日本一で、全生産量の半分を占めます。しかし、地元スーパーでも、愛知産はほとんど置いていません。それは、生産量がわずか4パーセントの熊本産が、大量の中国産を混入させて市場を席巻しているからです。
で、鮮魚コーナーをのぞくと、
でした。
悪貨は、良貨を駆逐する(グレシャム)
熊本産偽装アサリは、愛知産アサリを駆逐する(への次郎)
西日本新聞の報道によると、漁協組合長は「何十年もやってきた。漁業者も漁港も食っていくためだった」と証言しました。確信犯です。
我が家は、TBSの報道特集を観て以降、熊本産アサリは買っていません。いわゆる不買運動です。これから熊本産は、市場や消費者から手ひどいしっぺ返しを受けるでしょう。また、こんなニセモノをいい値で堂々と販売しているスーパーも、厳しい目で見られるでしょう。