一休みしている間に、持ってきた資料を読みました。それによると、
この愛岐トンネル群は、碓氷峠トンネル群、北陸線トンネル群とともに、日本3大廃線トンネル群に数えられるそうです。近代日本の発展を支えた産業遺産なんですね。
読み終えたところで、散策の再開です。
この先も、廃線跡にモミジのトンネルが続いていました。
歩き始めてすぐ、カモシカの赤ちゃん発見!
ところどころに、手作りのこんなものが置いてありました。
先の方には…
廃線跡に生えている植物の紹介です。
その隣りはマルシェ広場。多くの人が食べ物を買ったり、食べたりしていました。
土日は出店がさらに充実するそうです。
広場の先には、5号トンネル(99m)がありました。
「赤レンガ、微妙に色が違うなぁ」
トンネルに入るとやがて、向こうにモミジが見えてきました。
トンネルを出たところにあったのは、大きな車輪。説明では蒸気機関車C57の動輪です。
車輪の横で女性が自転車をこぐと、動輪がゆっくりと動き始めました。
ここはレンガ広場。廃レンガが敷かれていたり、赤レンガの展示がされていました。
広場の先に行くと、右に石段。ここをのぼって行くと、モミジの群落に行きます。トンネルをくぐる前に、モミジ山に行くことにしました。
向こうに見える大木はエノキの巨木、通称“山おやじ”です。
“山おやじ”の足元を通ってに行って、
山の急斜面をモミジを見ながら約50mほど登り、
途中から逆に急坂を下りて行って、
レンガ広場に戻って来ました。
広場には、日向ぼっこをしたり、食事をしたりする人々。への次郎は休まず、トンネルへ。
ここが最後の6号トンネル(333m)です。この人たちについて入ると、
行けども行けども真っ暗。くの字に曲がっていて、出口のあかりが届かないのです。
トンネル内部の壁に取り付けられた電飾だけが頼り。
「懐中電灯を持ってくりゃ良かった!」
やっと見えてきました、出口です。
出口の先には、
「赤い橋!」
橋の向こうは岐阜県多治見市。県境に架かっている橋なんですね。
ここでしばらく休んだ後、引き返すことに。懐中電灯を持っている人を探していたら…
「あの人たち持ってる!」
急いで後を追いかけました。
こうして、2時間半に及んだ廃線トンネル散策は無事、終了しました。ありがとうございました有志のみなさん。