巨大なコンテナ船の後ろに隠れていたのは、海自最大の護衛艦「かが」でした。
「デカい!!」
ヘリ搭載艦をF35B戦闘機搭載艦に改修中ですが、船首甲板はすでに改修済みでした。
その先には、すでに廃艦となった護衛艦。
赤字にならないように、払い下げられるそうです。
つづいて、訓練支援艦「てんりゅう」。
その先には、護衛艦「いなづま」。ソマリア沖の海賊対策などに海外派遣されました。
艦尾の開口部は、艦載ヘリの格納庫です。
これは掃海母艦「ぶんご」。
掃海艦や掃海艇と協力し、機雷の除去にあたります。
その先に停泊していたのは、護衛艦「とね」。
船尾左舷で縦に取り付けられた白い筒は、高性能20mm機関砲です。
一番奥に停泊していたのは、中国が最も恐れているといわれる潜水艦です。
呉は海自最大の潜水艦基地で、潜水艦12隻と訓練潜水艦2隻が配置されています。
海自にとって重要な基地ですが、向かいから丸見え。常時偵察されているだろうし、有事の際に破壊工作に遭わないか、心配になってきました。
潜水艦の近くに停泊していたのは、双胴の音響測定艦「はりま」です。
ソナーを使って、遠くから他国の潜水艦の音響情報を収集します。
前進はここまで。ここから大きく舵を切って、引き返して行きました。
護衛艦「とね」。
船尾に斜めに取り付けられた筒は、対艦ミサイル発射機です。
掃海母艦「ぶんご」。
艦首の砲は、62口径76mm単装速射砲です。
護衛艦「かが」。
世界最大のコンテナ運搬船。
護衛艦「かが」を大きく上回る大きさです。
その先には、戦艦「大和」を建造したドッグがありました。
前方に桟橋が見えてきましたよ。
35分間のクルーズを無事に終えて着岸です。
下船時に船尾を見たら、ボードに水兵さんが描かれていました。
「敬礼!」
ボードの水兵さんにあいさつし、下船。
海自OBのガイドさんにお礼を伝えたら、「今日は金曜日ですよ」との返答。
「おっ! なるほど」
この一言で、ランチのメニューが決まりました。
桟橋に降りると、目の前にてつのくじら館と大和ミュージアムが見えました。
写真の撮影に夢中の同乗者を置いてきぼりにし、さっさとランチにGo。
やって来たのは、近くにあった呉ハイカラ食堂です。
「のぼり旗、存在感あるなぁ」
先客のじゃまにならないように、後方から立て看メニューをチラ見し、決定!
注文したのはこれ、潜水艦カレー!
注文時に「辛いですよ」と言われたけど、そんなことはなく、なんとも深みのある美味しいカレーでした。
「ごちそうさまでした」
艦船めぐりに海自カレー、短時間でしたが旧海軍の街・呉を楽しみました。
時計を見たら、1時近くに。このあと病院に移動し、無事、叔母との面会を果たしました。