「名古屋で一番早く咲く桜が満開を迎えました」
地元放送局が夕方のニュースで、競って寒桜の満開を伝えていました。
「こりゃ、見に行かんといかんな」
ということで、やって来ました名古屋市東区。
山吹小学校近くの駐車場に車を止め、桜並木の市道に出てみると、
「おっ! 桜のトンネル、満開だ!」
ソメイヨシノとも違う淡紅色のこの桜、オオカンザクラといいます。
このあたり、地下鉄の高岳(たかおか)駅から名鉄瀬戸線の尼ケ坂駅まで、南北1.4㎞にわたって市道に桜が植えてあります(赤線)。
先に進むと、桜並木はずっと続いていました。このまま桜を見ながら、高岳駅まで南下することにしました。
見上げると、
「一重咲きの、小さな、かわいい花」
高岳駅まで来ました。道を反対側に渡ると、濃い紅紫色の桜がありました。
プレートには、カンヒザクラの文字。
望遠でのぞくと、
釣り鐘状の小さな花です。
ここから北上して行きました。
面白い桜を見つけました。
「幹から咲いている!」
このあたりで、鳥の鳴き声が。
目を凝らしましたが、花が密で、鳥は確認できませんでした。
「文化のみち二葉館」にやって来ました。
これは川上貞奴が大正時代に住んでいた和洋折衷の建物を移築復元したものです。庭には濃いピンクの桜。近づいてよく見ると、
オオカンザクラとも、カンヒザクラとも違います。
望遠でのぞくと、
まるで、芝桜ようでした。
さらに北上し、地元のお嬢様学校・金城学院高校にやって来ました。
白壁の校舎に淡紅色の桜、上品な雰囲気を醸し出していました。
こうしてこの日、への次郎の花見シーズンが始まりました。
「これから、忙しくなるぞ!」